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さて、コックピット（座席）に座る。
そして
ゆっくりとあたりを見渡してみる。
この者たちが、連邦の支援者（お客さん）たちか。
少年兵もいる。
老提督もいる。
男を待つ女たちがいる。
みんな、これから始まる物語に思いをはせている。
ふと入口で渡された、ＩＤカード（はがき）を見てみる。
かっこいいではないか。
いや、そうではない。
これは憎むべき白い悪魔だ。
恐ろしい、連邦のマインドコントロールに引っ掛かるところであった。
ふうっと息をついて
入口に置いてあった式次第（ぺら）を見てみる。
他の記録映画も、おもしろそうではないか。
みたーい！
またみにこよーっと！
・・・。
いかん。
いかん。
マインドコントロールは恐ろしい。
強化人間（ガンヲタ）を作り出す連邦だからな。
ニュータイプのできそこないでは、歯が立たないのかもしれない。
そう葛藤をしていると、上映が始まった。
劇場内が一つになる。
そう、これが戦場（映画館）なのだ。
シャア！は、ぐっと息をのみこんだ。
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