台北一人旅〜おでかけ三昧海外編 vol.68〜
夜の廣州街。
第二章:やっぱダークでディープでした。
華西街夜市のアーケードを抜け、「さて、ファミマもあるしビールでも買って帰っかな、いや、宿付近で買った方がいいかな。」なんつってブラブラしてると、お、何かこの時間まで灯りが灯ってる通りがあるなと、ちょいと行ってみっかっつうぐらいに・・・
わぁっ!!!!
ガシィッッ!!!
突然の衝撃、もう齢50オーバー確定のおばちゃんがいきなり背後から腕を組んできた!!
おばちゃん「◯♪△★※マッサージ◎♡♠?」
うーわ、
確実に
『マッサージ』の部分だけ
聞き取れた。
俺「い、いやおばちゃん、力強過ぎでしょ。カブトムシだってそんなにしがみつかないよ・・・。」
おばちゃん「◯♪△★※マッサージ◎♡♠?!うっふーん♡」
俺「いやいや、うっふーんじゃなくてさ。俺台湾の言葉分かんないから。英語出来る?」
おばちゃん「オーケー!!オーケー!!イングリッシュオーケー!!!」
俺「うん、全然オーケーじゃない事が分かったよ。ちょっとさ、メシかビール飲むトコ探してただけだからね。」
おばちゃん「ビーア!!レッツゴーー!!トゥゲザー!!」
俺「トゥゲザーじゃねぇよっww アンタと行くっつってんじゃないんだよっww」
おばちゃん「カモンカモンカモンカモン!!!」
俺「怖ぇええよっ!www 行かないって・・・ワァッッ!!!」
ガシィッッッッッ!!!!!
ぬああっ!!反対側にも
おばちゃん現れた!!
ヤバい!!もう完全に羽交い締めだ!!
おばちゃん「れっつごーー♡」
続おばちゃん「◯▲×♪※β♡!!」
わかんねえけどヤダよっ!!
こりゃダークとかピンクじゃねぇわっ!!ディープパープルだよ!!!
いや俺もっとこうさ、なんつの、『ドヤ街的なダーク感』とかさ、『場末のピンク感』みたいなさ、そんなん期待してたわけさ。
それこそプレステで昔出てたゲームのクーロンズゲートとか、
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とかさ、映画で言ったら鈴木清順監督のピストルオペラみたいな、
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あのおどろおどろしくも妖しく寂しい色気のある雰囲気が好きで、そんな感じを期待してたんですよね。
それがなんだい!!
おおっぴらな肉弾戦
じゃないか!!!
秘めやかな感じが全然無ぇじゃねぇか!ボディコンのおばちゃんに右からチキンウィングアームロック極められてだ、茶髪に真っ赤なルージュのおばちゃんに左から飛びつきV1アームロック極められてだ、身体まっぷたつになるほど左右に引っ張られてる正面から強面のおっさんが笑顔でどんどん近づいて来るじゃないかっ!!
おっさん「コレカラ、ドコニ行キマスカ?♪」
俺「ココ以外サ!!!」
なんとか3人をなだめて(メシ食ったら戻って来るから!って強引に引き離した)その場を後にする。
数時間前までアジアいち可愛いとされるベトナムで、これまたとんでもなく可愛い娘っ子達に囲まれてたのに・・・。
『別の意味で危険な客引きに遭う』梧州街。
街並はなぁ、だんだんクーロンズゲートっぽくなって来たんだけどなぁ。アッパーでアグレッシブ過ぎたわ・・・。