‘独立系助産師’になることは、決して楽な生き方ができることではない。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

「助産院を開業までは
まだ考えていないけど

このままずっと
病院に雇われるだけでなくて
地域で活動したり

自分の強みを生かして
ママたちに寄り添える
ような存在になるために

助産師以外の
勉強したり

活動の範囲を
ひろげていきたい」と
思っている助産師を

‘独立系助産師’と
 名づけました。

‘独立系助産師’は
時代の先駆者。

前例がないので
まわりにしてみれば
逆に不安定に
みえます。



親、親族、
昔からの友人は
もちろん
助産師学校の同級生や
職場の仲間には

「どうして助産師とったのに
さらにそんな勉強(資格)まで
身に着けて
いったい何になりたいの?」

と、
冷ややかな目で
みられたりして
相談できる相手も
あまりいませんでした。

私は今から
約15年前に
3年間病院の助産師として
勤めたあと
針灸マッサージの
専門学校に通いました。

学校に通いながら
小さなクリニックで
助産師のアルバイトを
していたのですが

常勤でなくて
ボーナスもなく
ブラックに近いような
環境でこの先もずっと
‘お時給’生活が続くのか
不安でした。

卒業したら
絶対にスタッフのいっぱいいる
大きな病院の
常勤に戻りたい、と
思っていました。

学校に行っていたから
仕方ないですが
とにかく自分のための
休みがないこともあり
友達がいなかった…。

そう、‘独立系助産師’は
体力も使うし
緊張感も半端ないし
孤独なんです。

卒業と同時に結婚して
3年間、専業主婦を
しました。

本当は下の子どもが
3歳くらいまで
もっとゆっくりする
つもりでした。

ですけど、いざ
働き始めたら
主婦だけしているときより
体調がいい…(^^;

自分にとって
仕事が必要なのだと
あらためて気づきました。

このときも
子どもとの時間を
大切にしたかったし
整体の勉強を
優先したかったから

よっぽど常勤に
なったほうが
収入も安定していたけど

それでも、損するほうを
優先してよかったと
思っています。

今は針灸院の仕事を
していますが
治療に経営、
集客、宣伝など
すべてを自分の責任で
やらなければいけないことは
とても大変なことですし、

子育てで
思うように仕事が
できないことも多くて

毎月決まった
時間に働いて
決まった金額のお給料を
もらえる仕事に戻ったほうが
楽になれるんじゃないかと
思ったりします。

家のローンもあるし
子どもが大学とかいって
仕送りとか考えると
このままでは
まずいのだろうなとも
思いますが

15年たって
ようやく不安定でいることに
慣れてきたというか

15年のうちに
社会状況も変わってきて

あんなにお産のたくさんあった
評判の病院が
ある日突然
院長が体調を崩して
閉院せざるを
得なくなったり

赤字で運営が
できなくなったり

助産師に限らず
世の中全体が
定年まで勤めあげても
年金なんて
あてにならない雰囲気だし

若くて癌でぽっくり
亡くなる人もめづらしくないし

社会全体の価値観の
変化が速すぎて
10年先のことなんて
誰も予想がつかなく
なってきました。

起きてもない
先のことを
心配したり
不安になったりして

「今、やりたい」
を大切に生きられない
ほうがもったいないと
気付きました。

ほとんど素人みたいな人が
「妊婦専門」といって
身体にまつわる
サービスをする業種が出てきたり、

民間の子育て支援的な
サービスも増えて

助産師が何を
する人かすら
知らない人が増えてきた
世の中で

独立系助産師が
地域で自分の存在感を
アピールしていくには

マーケティング
(自分の価値を
知ってもらう方法)や

ブランディング
(他とは違うと思ってもらう
価値を高める働きかけ)の
視点が必要です。

ですが
残念ながら
‘独立系助産師’にとって
自分のやりたいと
思っていることを
実現させる正しいマニュアルなんて
世界中、どこにいっても
ないと思ったほうがいいです。

大成功をしている人ほど
他の人では
乗り越えられないような
ものすごい挫折や
逆境を経験しています。

辛く、厳しい状況ほど
自分は本当は
どうしたいのか
考えさせられて

自分を磨いて
その人らしさを
発揮して
大きく成長させてくれます。

絶対に失敗しない方法を
手に入れるよりも

世の中に自分の
存在を知ってもらって
分かってもらう
大変さを味わったり

‘自分のど真ん中’の
お客さんに出会える
奇跡の有難さに
涙が出るほど
感動したり

何回も失敗しながら

自分なりのやり方を
模索しながら
「自分の強み」に
たどりつくのかな、と
感じています。

2月25日の助産師セミナーは
満席ですが
キャンセル待ちも受け付けます。

問い合わせは
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