「さかご」の状態は
助産院などの正常出産しか扱えない施設では
他の病院へ変わらなければならなかったり、
多くの病院でも経腟分娩でリスクが増えるため
帝王切開になってしまいます。
逆児と言われた妊婦さんで
「逆子体操」を頑張ってやられた方も
みえるのでないですか？
逆児体操はもう、何年も前から
効果がないと言われています。
むしろ、無理な姿勢を取り続けることで
お腹がはりやすくなったりして、
切迫早産のリスクも言われているので
病院で頑張ってやりなさいと指導されても
（たいてい、医学的根拠を無視した
古い考えの産科医ですね）
知らんぷりしててください。
この逆子体操の姿勢って
相当、身体が柔らかい人でないと
効果が出るような結果にはなりません。
骨盤周りの股関節の柔らかさ、
腰背部の骨盤を前後に動かす柔らかさ、
肩甲骨周囲、肩・首の柔軟性…。
今まで肩こりや腰痛に困ったことがなくて
妊娠してからも毎晩ぐっすり眠れて
冷え性もないようなママさんなら
逆に「この姿勢って気持ちいい～」って
言ってくれるかもしれませんが、
たいてい逆子になるママは
身体が硬かったり、
からだのどこかが痛い、と言う人が
多いので、
辛いのを頑張って耐えても無駄だと思います。
体操する時間があるなら
ゆっくりお風呂に入って
早く寝るようにした方が
ずっと治りやすくなります。
そして、逆子治療に限りませんが、
安産でもただの肩こりだろうと、
「良いイメージを膨らませる」ことを
徹底してほしいのです。
逆児と言われて、
「帝王切開になったらどうしよう」
「この助産院で産みたかったのに…」
「お腹を切るなんて絶対にイヤ」
とすごく動揺されるのは当然なのですが、
そこにはすでに
「帝王切開を受けてお腹に傷ができて
理想のお産ができずに
満足できなかった自分」を
思い描いてはいませんか？
人って
「白い犬を想像しないでください」と言われて
白い犬を思い描かないことができないように
避けたい未来をついつい想像してしまうのですね。
そして、描いたイメージを無意識にかなえようと
してしまう。
まずは「逆子が治らなくて困っている」自分を
忘れてください。
自分が理想のお産を成し遂げたとき
あなたのそばには誰がいますか？
あなたはお産を終えてすぐなのに
「また何度でも産みたくなるくらい、
幸せな体験ができました」と
周りの方に報告しています。
そんなあなたに周りの方は
なんと声をかけていますか？
あなたは無地にお産を終えて
赤ちゃんになんと声をかけていますか？
お産のときだけでなくて
いいのです。
もっと大きくなって
あなたが満足できるお産をしたことで
他のママ友は憧れています。
ひょっとしたら、
娘さんであれば
「私もママのように素敵なお産がしたい」と
言ってくれるかもしれません。
お子さんとこんな遊びがしたい、
家族で行ってみたい場所を思い描くのもいいですね？
「こういうお産をしなければ良い子に育たない」でなくて
「自分にとって心がドキドキ・ワクワクするお産」を
想像しましょう。
そして、お産が来るのが楽しくなってきたら
赤ちゃんに「逆子を治して
ママと一緒にお産を楽しもうね」と
声をかけてお願いしてください。
一日一回だけでなくて
気づいたらどんどんやってください。
何度もやるうちに
どんどん新しいワクワクするイメージが湧いてくるでしょう。
赤ちゃんにはママが楽しく感じたり
ウキウキする気持ちになると
神経から分泌される物質が
胎盤を通して伝わっています。
きっと赤ちゃんも
ママのウキウキを叶えてあげたくなって
くれるでしょう。