Gonna Fly Now 『ロッキー』のテーマ | 自然と音楽の森

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洋楽の楽しさ、素晴らしさを綴ってゆきます。

20170617Rocky

 ◎Gonna Fly Now (Theme from "ROCKY")
 ☆Bill Conti
 ▼「ロッキーのテーマ」(ゴナ・フライ・ナウ)
 ★ビル・コンティ
 released in 1976
 2017/6/17


 映画『ロッキー』、『ベスト・キッド』の監督ジョン・G・アビルドセンが亡くなりました。

1977年開催第49回アカデミー賞において『ロッキー』は最優秀作品賞、アビルドセン監督は最優秀監督賞をそれぞれ受賞しています。

 昼頃にそのニュースをネットで見てから、今日は頭の中で「ロッキーのテーマ」が鳴りっ放し。


 映画のテーマ曲で僕がいちばん好きなのは、A Hard Day's Nightでもないし、Footlooseでもない、「第三の男」でも「ゴッドファーザー愛のテーマ」でもない、「ロッキーのテーマ」 Gonna Fly Nowなのです。
 (次点はヴァンゲリス「炎のランナー」)。

 いかにも1970年代フュージョンの時代という音作り、特にギターソロの部分がそうですが、これが郷愁を誘う。

 何より最初のトランペットが奏でる旋律は、「勇気」という言葉をこれ以上上手く音で表した曲はない、というくらいで、こんな僕でも勇気が湧いてきますね。

 
 曲が頭の中に流れてくると、映画のシーンも思い出す。

 『ロッキー』はほんとうにいい映画ですね。
 全体の話もそうですが、シーンのひとつひとつに真実味があり、説得力がありますね。

 そんなシーンを思い出してみます(順不同というか覚えていない)。


 ・王者アポロが次の試合の相手を選ぶ時に渡されたロッキーの資料には「イタリアの種馬」と書かれていたこと。


 ・エイドリアンが勤めるペットショップをロッキーが訪れ亀と戯れること。


・ポーリーが飼っていた犬へのロッキーのあいさつ(吹き替え)「よぉバッカス元気かぁ」(眠たげに話す)。


・ロッキーがトレーニングで精肉工場の肉をサンドバッグ代わりに使うこと。


・早朝トレーニングの前に冷蔵庫から卵を出してコップに割って飲む、それが確か12個も!


・フィラデルフィア市役所の階段を駆け上ってジャンプしガッツポーズをとる、これは映画史上に残る名シーン。


 などなど。

 近いうちにまた観たくなってきました。

 というわけで曲を。




 Gonna Fly Now (Theme from "Rocky")
 Bill Conti

 アビルドセン監督、ありがとうございます。

 R.I.P.