自然と音楽の森

洋楽の楽しさ、素晴らしさを綴ってゆきます。


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20170714CDR


 2017年7月13日、昨日、"Woman"と美瑛・富良野地区撮影のドライブに行きました。

 今回また洋楽CD-Rを作りましたが、今日ここで曲を紹介します。



◎1曲目


 Gonna Fly Now (Theme from "ROCKY")
 Bill Conti
 (1976)

 1曲目は単独で記事を上げた(こちら)これにしました。
 やっぱり、1曲目だから元気にゆきたいし。



◎2曲目


 Swing Low Sweet Chariot
 Eric Clapton
 (1975)

 元気が出たところで今回は変化球、いきなりとろくなります(笑)。
 エリック・クラプトンの「レイドバック」時代の曲を聴きたくなり、中でも最も緩いレゲェのこれを選んだというわけ。
 でもこれが意外といいかも、と我ながら思った。
 元気は出すけど力まないで行こう! みたいで。
 そう、これは緩いけれど元気は出る曲だと気づきました。
 まあ、本来の意味を考えるとそれは皮肉なのですが・・・
 この曲はJamie Oldakerのドラムスのおかずの入れ方がとってもいい、面白いと今回気づきました。



◎3曲目


 Speak For Me
 John Mayer
 (2012)

 "Woman"がラジオで聴いたジョン・メイヤーの新曲を気に入り、新譜をネットでDLして聴き始めたという話を聞いたのを受け、ジョン・メイヤーで最初に頭に浮かんだ曲がこれでした。
 まあつまりジョン・メイヤーで僕がいちばん好きな曲。
 で、エリック・クラプトンの「レイドバック時代を聴きたくなったのは、若いのに「レイドバック」した雰囲気のギタリスト兼歌手であるジョン・メイヤーを聴いての連想だったのでした。



◎4曲目


 Killing Me Softly (With His Song)
 Roberta Flack
 (1973)

 この曲はふとしたことで思い出して口ずさみ始めるともう止まらなくなりますね。
 過去にもCD-Rに入れたかと思うけどそんなこと関係ない、今聴きたいのだから今入れました。
 事実、昨日も富良野の温泉露天風呂でこの曲をずっと歌っていました(ひとりしかいませんでした、その時、念のため)。



◎5曲目


 Don't Ask Me Why
 Billy Joel
 (1979)

 「やさしく歌って」とこの曲は小学生の頃から知っていた、僕の中では「洋楽」を象徴する曲、だからつなげました。
 どちらもCMで使われていましたね。
 しかしこれを入れたのにはもうひとつわけがありまして。
 車に2枚組CD「ビリー・ザ・ベスト」が積んでありますが、日本盤のそれにはこの曲が入っていません。
 確か代わりにHonestyを入れた(差し替えた)はずで、だからアメリカ盤には逆にHonestyが入っていないのだと。
 先日久しぶりにそのベスト盤を聴いたところ、この曲がないのが不満で、だから車に音源を置いておきたいと思ってのことでした。



◎6曲目


 Virtual Insanity
 Jamiroquai
 (1996)

 以前、「カップヌードルのCM曲」として記事にしました。
 その後「笑う洋楽展」でもジャミロクワイのこのPVが紹介され、みうらさんも安斎さんもほめていたのが妙に印象的でした。
 そしてつい先日、ジャミロクワイが何年ぶりかで新譜を出したとラジオで情報を聞き、またこの曲を聴きたくなったのでした。
 この曲だってもう20年、立派な名曲といえるのではないかと。



◎7曲目


 Little Lies
 Fleetwood Mac
 (1987)

 フリートウッド・マックのこれも最近記事(こちら)にしました。
 やっぱり僕はこの曲が大好き、それからも毎日のように思い出しては口ずさんでいたので、ここにも入れました。



◎8曲目


 You And I Part II
 Fleetwood Mac
 (1987)

 フリートウッド・マック同じアルバムからもう1曲。
 やっぱりこの曲好きだな、歌メロがいい。
 そしてサビの"You""you""you""you""you""and I"のところ、女性2人の声が妙になまめかしい。
 簡単そうで、やっぱりこの曲は「経験」豊富な彼ら彼女たちだからこそできた「芸」の域に達している曲だと思います。
 しかしそれにしてもこの曲のイントロのキーボード、やっぱり「キューピー3分クッキング」のテーマ曲に似てる!?



◎9曲目


 I've Done Everything For You
 Rick Springfield
 (1981)



◎10曲目


 I've Done Everything For You
 Sammy Hagar
 (1978)

 以前記事にした(こちら)、サミー・ヘイガーの曲でびっくり。
 リック・スプリングフィールドとオリジナルで並べてみました。
 こうして聴いてみると、リック・スプリングフィールドのは
 カヴァーというよりコピーに近くて、サミーの歌い方、シャウトもそっくりそのままという部分がありますね。
 つまりリックはそれほどまでに自分に合うと感じたのでしょう。
 (裏方さんのご意見かもしれないですが)。
 それにしてもなんだろう、皮肉っているのにこの妙な爽快感は。



◎11曲目


 When I See You Smile
 Bad English
 (1989)

 これは先日何の脈略もなくただ思い浮かんで口ずさんだもの。
 でも、この曲をじっくり聴いたことはなかったなあと思って。
 これがヒットした頃僕はCDで70年代に遡っていましたからね。
 今聴くといい意味で「ただいいだけの歌、曲」、聴きやすいですね。
 ジョン・ウェイトの声がまたいい。

 そしてここ3曲が今回最もロックっぽい流れ。



◎12曲目


 Fragile
 Sting
 (1987)

 スティングのこれが入ったアルバム...NOTHING LIKE THE SUN、先月久し振りに聴いて、やはりこの曲は素晴らしい、と入れることにしました。
 前の曲とのつながりでどうかという部分もあるけれど、自分で聴いてみて作る前に予想したほど流れがひどいわけではなくすんなりと移れたのが意外ではありました。
 こういう発見があるのが、自分で選曲して編集する醍醐味でもあり、やめられないところですね。


 ここでレコードでいえばA面の終わり。



◎13曲目


 The Reflex (Remix)
 Duran Duran
 (1984)

 そしてB面の始まり。

 デュラン・デュラン初のビルボードNo.1ヒット。
 これはBS-TBSの洋楽名曲紹介番組で取り上げられ、久し振りに聴いて「はまって」、ここに入れることに。
 実はですね、これ、高2の時のヒット曲ですが、当時はデュラン・デュラン大嫌いだったんですよね・・・
 大学時代に突然好きになった、そんな曲でもあります。
 ええ、音楽に対して素直になったんですね、二十歳を過ぎて(笑)。
 これはやっぱり♪ わぁ~あ~あ~あ~あぃ というフレーズを思いついた時点でほとんど勝ちでしょうね。



◎14曲目


 Sweet Dreams (Are Made Of This)
 Eurythmics
 (1981)

 ユーリズミックス初そして唯一のビルボードNo.1ヒット曲。
 少し前にMTVで観たのが今回入れたきっかけですが、昔から大好きで今でも割とよく口ずさむ曲だけど、そういえば自分で編集したカセットテープやCD-Rには入れたことがなかったかもしれない、そういう点で新鮮。
 それにしてもこの曲はすごい。
 間奏のチェロを真似たキーボード、音色が恐いですが、そういう点も含めていかにも80年代という音であり、音だけならいかにも古くさい、と今は感じるかもしれない。
 だけどやっぱり歌の素晴らしさで時代を超越した名曲といえるのではないかと。



◎15曲目


 You Belong To Me
 Ringo Starr
 (1981)

 オリジナルは1952年スー・トンプソン。
 ということを今ウィキで知りました。
 いわゆるアメリカンスタンダードだとは知っていたけど。
 これは後に出てくるベット・ミドラーの話題でこの曲に言及し、その流れでリンゴのこれが聴きたくなったのでした。
 これは中3かな、当時リンゴの新譜だった「バラの香りを」からの曲としてFMでエアチェックしたリンゴの最初の曲、だから思い入れが少し強い曲ではありますね。
 今回聴いて、リンゴはいつも通りクールに歌っているようで、リンゴなりに熱く歌っているのを、コーダの部分で特に感じました。
 いいですね。



◎16曲目


 You Can Do Magic
 America
 (1982)

 家庭内行方不明になっていたアメリカのベスト盤が出てきました。
 以前車にいつも積んでいたCDで、車の荷物を整理した際にどこに置いたか忘れてしまっていたものです。
 アメリカといえば「名前のない馬」、もちろん大好きですが、中学時代に洋楽をエアチェックで熱心に聴いていた頃に出会ったこの曲の方が、僕には印象度が高いのです。
 やっぱりいい歌だわぁ。
 しかしこれが、レインボーのSince You Been Gone等で知られるラス・バラードが書いた曲であることは、つい最近知りました。

 ちなみに、ユーリズミックスからリンゴそしてアメリカというここ3曲の流れが今回僕は特に気に入りました。



◎17曲目


 'O Sole Mio
 Luciano Pavarotti

 ルチアーノ・パヴァロッティ、前回『シング』のサントラCD-Rでは「誰も寝てはならぬ」を入れましたが、そのことが頭にあって、今回もパヴァロッティを1曲入れてみようと思いました。
 曲はクラシックではなくポップスですからね、今回は、といって1898年に書かれた曲なので十分クラシックかな。
 プッチーニの「トゥーランドット」は1926年の作品だから。
 まあいい、これを入れてオペラ唱法を真似て歌うのも楽しい。
 さて、次回CD-Rのパヴァロッティは何にするかな。



◎18曲目


 Take Me To The Pilot
 Elton John
 (1970)

 エルトン・ジョンも前回I'm Still Standingに続いての登場。
 エルトンの僕のリアルタイムではない最も好きな曲がこれ。
 この曲は"Pilot"という単語を歌うのがとにかく気分がいい。
 こんなにも音と英語の単語の響きが合っている例も珍しいくらいに。
 ところが僕はこの曲の歌詞を覚えていないことが分かったので、歌詞を手書きして覚えることにしました。



◎19曲目


 From A Distance
 Bette Midler
 (1990)

 ベット・ミドラーのこれは記事(こちら)で上げたので、それからずっと口ずさんでいるのは当然の流れでしょう。
 ところで、その記事で触れた「ディスタント・ドラムス」という薔薇、値段がなかなか下がらなくてまだ買っていません・・・
 高い薔薇だからなかなか値引きしないようです。
 さて、どうしよう・・・
 ベット・ミドラーのこの曲、記事で書き忘れたことを1点。
 単語の響きを大切に歌っていますね。
 だからすっと心に入ってくる、素晴らしい。



◎20曲目


 You Are
 Lionel Richie
 (1982)

 ライオネル・リッチーのこれも中学時代にFMエアチェックしていたく気に入った曲。
 今回はエアチェックの想い出がある曲が幾つかありましたが、特にその時代が懐かしいというわけではありません。
 でも、やっぱり、10代の頃に聴いた音楽は永遠なんですね。
 この曲はこれからもずっと大好きでいられると思いました。



◎21曲目


The Midnight Special
Creedence Clearwater Revival
(1969)

 ラストはクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル。
 CD-R編集の基本として、最後は少なくとも音の響きが軽い曲、というのがあって今回はこれになりました。
 (内容は深刻ですが・・・クラプトンの...Chariot同様に・・・)
 この曲を選んだのにはもうひとつ。
 このところクリーデンスのベスト盤を車でよく聴いていて、そこから続けて2曲を記事にしていましたが、そのベスト盤にはこれが入っていないのでここに入れたのです。

 そしてやっぱりこの曲を聴くと、映画『トワイライト・ゾーン』のラストシーンのダン・エイクロイドの台詞を思い出します。
 "I love Creedence"と言ったのに字幕は「この曲いいねぇ」だった・・・
 まあ、最後の曲にはふさわしかったなと自画自賛しております(笑)。




 いかがでしたか!



 冒頭写真は中富良野のラベンダーで有名な場所で撮影したものです。




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20170628BetteMidler


 ◎From A Distance
 ☆Bette Midler
 ▼フロム・ア・ディスタンス
 ★ベット・ミドラー
 released in 1990
 2017/6/29


 本日はこの曲、From A Distance ベット・ミドラーのお話。

 基本的にこの記事は、テレビなどで話題になった曲か、何かのきっかけで僕がその時よく口ずさんでいる曲を取り上げることにしていますが、今回は後者。

 
 庭に新たに植える薔薇を今年も買うことにしました。
 "Woman"といろいろ見ていると、近くのホーマックに「ディスタント・ドラムス」という品種の苗がありました。

 その名前を見た瞬間、頭の中に流れてきたのが、ベット・ミドラーのFrom A Distance。
 もうほんとにそれから毎日ずっと流れています。
 残念ながらというか、マーヴィン・ゲイのDistant Loverではなかったのですが、ベット・ミドラーのその歌の歌詞に、「(遠いところから見ている)マーチを奏でる楽器」というくだりがあって、マーチ=ドラムとつながり、この曲になったのです。

 もしかしてこの薔薇を作出した人は、この曲が頭にあったのかなと思って調べると、違いました。
 ゲイリー・クーパー主演1951年の映画Distant Drums 「遠い太鼓」からとったものということで納得。
 アメリカで作出された薔薇であることも分かりましたが、いかにもアメリカらしいとこれも納得しました。

 薔薇とは違ったのですが、でももう僕の頭の中では、ベット・ミドラーの歌が流れ続けることになりました。
 ええ、まさに彼女にはThe Roseという名曲があって薔薇とつながっていますからね(笑)。





 ベット・ミドラーについて短くウィキペディアなどより。

 ベット・ミドラーはハワイ州ホノルル出身(知らなかった今まで)。
 1945年生まれ、20代の頃からミュージカルなどで活躍。
 1973年のセルフタイトルアルバムでグラミー新人賞受賞。
 1979年映画「ローズ」に主演し注目され表題曲The Roseはグラミー賞を受賞、誰もが知る名曲中の超名曲ですからね。

 しかしそれから音楽的には若干の低迷期に入る。
 1984年に結婚したことも影響しているかもしれないですが、1983年のアルバムNO FRILLSではローリング・ストーンズのBeast Of Burdenをエロっぽくカヴァーした上に、ビデオクリップでミック・ジャガーと絡む、なんてこともしました。
 (ただしこのカヴァーはとってもいいのですが)。

 1985年にはあのWe Are The Worldにも参加しましたが、ひとりだけで歌うパートは設けられず、最後のコーラスで全体が写ったところでようやく右端の方に見えたというくらい。
 僕も実はしばらくは気づいていませんでした。

 一方で映画は注目を浴び、1986年の「ビバリー・ヒルズ・バム」では、主人公のニック・ノルティが居候する家の主婦役として出演し、アクのある個性を活かし癖があるけど洒落た女性を怪演。
 その映画ではYou Belong To Meを鼻歌でさらりと歌うシーンが僕は印象的でした、とこれは余談。

 続く同年の「殺したい女」では悪女役で主演、コメディエンヌとしての評価が上がりました。
 でも、僕はこれ、劇場で観ましたが、正直、あまり、でした。
 当時は新作2本立てでしたが、もう1本の方がめあてで、せっかく同じ金額でもう1本観られるのだからと観ただけでしたし、2本立てだったから余計に疲れる内容でした。
 ただ、サントラはビリー・ジョエルの新曲Modern Womanがあるなど注目されてヒットし、僕もLPを買いました。
 (だから余計に映画がかっかりだったかもしれない)。

 ここまでは「この人こんなこともできるんだ」で終わっていました。
 しかし、1988年の映画「フォーエヴァー・フレンズ」に主演し、テーマ曲Wind Beneath My WIngsを歌って見事にビルボード誌No.1を獲得し、グラミー年間最優秀レコード賞を受賞してからは、周りの見方が変わりました(と僕は感じました)。
 スケールの大きい感傷的なバラードを完璧に歌い切り、ほんとうに歌が上手い歌手としての評価が固まったのです。

 その大ヒットを受けて5年振りに制作した自らのアルバムSOME PEOPLE'S LIVESは、ほんとうに歌が上手い人という評価を不動のものにした名作。
 僕も初めて聴いたとき、ああやっぱりあの歌を歌う人だからこれが、そしてこの曲ができるんだなと素直に思いました。

 この曲も2位になる大ヒットを記録しましたが、チャート以上に歌として注目されたと僕は思っています。
 アルバムもジャズっぽい雰囲気も漂う大人の作品。
 いつかアルバムを記事にしたいと前々から思っていますが、いつになることやら・・・(笑)





 From A Distanceはアメリカのシンガーソングライタージュリー・ゴールド Julie Goldが1987年に書いた曲。
 多くの人にカヴァーされたようですが(僕は1曲を除いて聴いたことないですが)、最も有名なのがこのベット・ミドラーによるもの。

 内容は明白な反戦メッセージソングで、フォークの系譜でしょうか。

 この曲は、まずヴァースの部分で、天上の"God"から今の地球はこう見えるということを、話者=歌手=ベット・ミドラーが代弁し、サビでは"God is watching us"と勇気づけています。

 要約です。

***

   1番
 遠いところから見ているこの地球は
 青と緑に囲まれ山の頂には白い雪が
 川は流れて海となり鷲が飛んでいる
 大地にハーモニーがこだまする
 普通の人々による希望と平和の声が

  2番
 遠いところから見ているとこの地球は満ち足りている
 銃も爆弾も病気もないし飢えた人もいない
 わたしたちはマーチを奏でる楽器となって
 希望と平和の歌をみんなで演奏する

  3番
 遠いところから見ているとあなたちは友だちのようだ
 たとえ戦争のときであっても
 だけど何のために戦っているのか理解できない
 人々のハーモニーがこだまする
 希望を持つこと、愛することの大切さ
 それはみんなが感じていること

  コーラス
 神様は遠いところからわたしたちをみつめている


***

 遠いところから見ていると書いたけど、これは現実世界を精神世界から顧みているということかもしれない。
 或いは煩いの多い世界を冷静に眺め考えている、とか。

 ほんとうにこの曲は感動的。
 力唱してはいない、むしろ抑えて歌っていますが、そのことでメッセージがより平易に受け止められます。
 Wind...は個人の思いだから熱く歌っても構わない、だけどこれはメッセージソングだから優しく歌う。

 そしてなんといってもこの曲には多くの人を優しく包み込む母性のようなものを感じます。
 アメリカでも「アメリカのお母さん」みたいなイメージに受け止められたのではないかと想像します。
 
 アルバムタイトルが「誰かの人生」というものですが、この曲のメッセージの普遍性はまさにどこにでもありふれたものとして解釈できます。

 悪女や変な女性を演じてきたベット・ミドラーですが、それらはすべてこのための下地だったとすら思えます。

 だから僕は、ベット・ミドラーを代表する1曲はと聞かれると、Wind Beneath My Wingsもいいけれど、こちらFrom A Distanceの方がより彼女らしいと思います。


 ということでここで曲です。




 From A Distance
 Bette Midler
 (1990)

 このビデオクリップのベット・ミドラーが亡くなった祖母に似てるんですよね。
 顔をよく見ると日本人だから当然まったく違うんだけど、この時の髪型と全体のイメージが。
 でも、ネットで今の写真を見るとやっぱり、髪型が違っても顔の作りが似てるなあと思いました。

 まあそれは置いておいて、ビデオクリップもほろりとさせられる。
 ベット・ミドラーの仕草が柔らかくて気持ちが伝わってきます。

 前掲の歌詞"Marching in the common band"の部分では実際に子どもが太鼓を叩いて歩いていますね。
 このビデオクリップは多分数回しか観たことがなくてこのシーンは覚えていなかったのですが、でも刷り込みでこの映像が頭に残っていたのかもしれないですね。

 音はまあいかにも1980年代後半(90年ですが)といったものですが、時代としても音がだんだんとあの80年代サウンドを脱して落ち着いてきた頃であることがあらためて分かります。

 歌としての英語の歌詞で僕が個人的に好きなのは、3番の以下のくだり。

 "I just cannot comprehend"

 "comprehend"という大学受験では必ず覚えるけれど歌詞にはあまり出てこない単語が出てきたのがなんだか妙に嬉しかった。
 この単語が歌詞に出てきたのは僕の中では2回目で、1回目はプリンスのI Would Die 4 Uでした。

 この曲は、ジュエルが1999年のクリスマスアルバムJOY : A HOLIDAY COLLECTIONでカヴァーしています(僕が唯一聴いたことがある他のカヴァー)。
 メドレーの中の1曲でオリジナルに比べると軽いのですが、元々フォークシンガーだったジュエルとしては、自らのアルバムにどうしてもこのメッセージを加えたかったのでしょうね。
 この曲はクリスマスの雰囲気にも合い、ジュエルなかないいセンスだと思いますね。




 
 そしてもうひとつ、薔薇つながりの偶然を。

 この曲は恵庭のえこりん村に2人で花の苗を見に行った時に流れていました。
 オリジナルではなくよくあるスーパーのBGM風の歌メロを楽器が奏でるインストゥルメンタルものですが、多くの薔薇をはじめ花に囲まれたえこりん村にはとってもよく似合っていました。

 
 ベット・ミドラーはやっぱりイメージが薔薇なんですね。

 というわけで今回は、先週撮影した大通公園の薔薇の写真を織り込もうと思いました。
 大通公園には、歌詞に出てきて重要な言葉である"Harmony"「ハーモニー」という品種の薔薇があるのです。

 ところが、撮影したものを見ても名札を撮り忘れたのでどれか分からず。
 明日、撮って来て追加補足したいと思います。


"God is watching us"


 そうそう、薔薇の「ディスタント・ドラムス」は、まだ購入していません。
 ちょっと他より高いんですよね、安くはならないかなあと・・・




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20170625CCR


 ◎Proud Mary
 ☆Creedence Clearwater Revival
 ▼プラウド・メアリー
 ★クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル
 released in 1969 
 2017/6/25


 今日は洋楽の1曲の話。

 このところ車でクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル、C.C.R.のベストをずっと聴いていますが、少し前に記事にしたBad Moon Rising(記事こちら)のひとつ前に入っているのがこの曲。
 Bad...を繰り返しかけているうちにこちらも聴きたくなり、いつしか2曲続けて繰り返すようになりました。
 元々大好きな曲ですからね、でもまた「はまった」、という感じ。

 さて、まずはProud Maryの楽曲の概要ついて。
 さすがにこれくらい有名な曲だと日本語のウィキペディアにもページがあるので、そこから摘要を。


 Proud MaryはC.C.R.通算3枚目のシングルで、2枚目のアルバムBAYOU COUNTRYからの最初のシングル曲。
 ビルボード誌最高2位を記録。
 この後4曲の最高2位の曲を出し、合計5曲も2位の曲がありながらついに1位にはなれなかったC.C.R.の悲運の始まりのようなことはウィキにも書かれています。
 次のBad Moon Risingが2位の2曲目であることは書きました。

 この曲は「メアリー・エリザベス」"Mary Elizabeth"という蒸気船をイメージしてジョン・フォガティが書いたものだという。
 船はよく女性に喩えられますね。
 しかし彼は曲を書くまで実際にその蒸気船を見たことがなく、曲がヒットしてから見に行ったとの逸話も紹介されています。

 Proud Maryは『ローリング・ストーン』誌が選ぶ最も偉大な500曲(the 500 greatest songs of all time)の第155位にランクインしています。
 まあ、155位がどれくらい高いか高くないかはお任せしますが。


 曲を。




 Proud Mary
 Creedence Clearwater Revival
 (1969)

 さてここからは僕がこの曲の歌詞について思っていたこと。

 僕はですね、最初これを「プロ」の人の曲かと思いました。
 「プロ」つまり"prostitute"、意味は各自お調べいただくとして、そういう仕事をしつつも誇りは忘れない女性のことかと。
 僕が初めて聴いたのはまだ10代、そういう考えが「ロック的」なものであると信じていた頃のことでした。

 でも、歌詞をよく読むと、そうではないらしい。

 最初のヴァースでは、街での仕事を辞め、どこか小さな町で昼夜を問わず働く女性が主人公であることが分かります。
 ここの「街」はニューヨークかな、とにかく大都会。
 今働いているのはそれほど都会ではないところ(=片田舎)。
 蒸気船のイメージでいうなら、ミシシッピー川流域など南部ということになるでしょう。
 実際歌詞にはMemphisやNew Orleansが出てきます。

 余談で、スティーヴィー・ワンダーのLiving For The Cityは逆にミシシッピーの田舎からニューヨークに出てきた話ですね。

 メアリーさんは何のために働いているのか?

 気になるくだりがあります。
 "working for "the" man every night and day"
 "the"がついているので特定の男性ということになりますが、その男性が歌詞の中に出てきたのはここが初めてなのに、最初っから"the"がついているというのは、誰か有名な人のことを指していると考えられます。
 そうではなく歌詞に普遍性を持たせたいのであればここは"working for "a" man"となるはず。

 じゃあ誰?

 可能性のひとつは、当時世の中で話題になっていた誰か。
 大統領でもいい、俳優でも歌手でもいい、「あの人」"the man"といえばたいていの人が思い浮かべる誰か。
 しかしこれは、当時の社会情勢が分からない上に(今はネットで調べれば察しくらいはつくかもだけど)、歌詞の中にも特定の男性は出てこないので分からない。

 次に考えられる可能性は、ジョン・フォガティ自身。
 そうであるなら、もう分かっている誰かということになり、"the"が最初からついていることに違和感はない。

 ジョン・フォガティの話としてこの歌詞を考えるとどうなる?

 プラウド・メアリーさんは、プロになるためにバンド活動をする夫なり恋人を支えて一生懸命働く女性ということかもしれない。
 そうであるなら、いつかはスターになるであろう男性を支えていることに誇らしさがある="proud"であるのも分かる。

 でも、これはジョン・フォガティの自伝的な内容ではなく、ミュージシャンの一般的なイメージを表現しただけかもしれない。
 クリーデンスでは後のTraveling Bandも、ツアーで回る一般的なロックバンドのイメージを、クリーデンス自身の体験と重ね合わせて読み取れるような歌詞になっていますから。

 或いはもっと広げて、音楽活動をしている人に限らず、放浪癖があって定職につかない恋人か旦那かもしれない。
 どさ周りするミュージシャンもある意味放浪の人ですが。

 しかしこの男性はなんとも楽天的。
 1番のヴァースの後半には(それまでは)このままではどうなってしまうのだろうと心配して寝付けなかったなんてことなんてなかった、というくだりが。

 さらに2番では、川の女王でもあるクイーン・メアリーの働きっぷりを実際に見るまで、それがいかにつらくて、街の生活の方がよいこともあったことに気づかなかったとも。
 放浪癖がある男性というイメージはここのくだりの、"till I hitch a ride"という言葉ていることから感じます。
 なお、クリーデンスにはSweet Hitch-Hiker(記事こちら)という曲もあって、ヒッチハイクのイメージは強いですね。

 とにかくメアリーさんは男のために働いている。

 さびの前のパッセージに出てくる"Big wheel"というのは、僕は最初、人生が大きく巡ることの比喩かと思っていましたが、何かのきっかけでこれが蒸気船のイメージの歌だと知り、ああそうか絵などでよく見る蒸気船のあの大きな輪っかで、単にそれが回っている視覚的表現かと気づきました。
 カルチャー・クラブの「カーマは気まぐれ」のPVに蒸気船が出てきますが、歌詞の意味が分かってそれを最初に思い浮かべたのは僕の年代だからでしょうね(笑)。

 さて、この男性は楽天的と書きましたが、間奏の後の3番の歌詞は植木等を思い浮かべます。
 川を下ったところにたくさんの人がいる、お金がなくても心配しなくていい、人々が喜んでくれるから、というのが3番の内容ですが、
 「金がない奴ぁ俺んとこ来い、俺もないけどなんとかなるさ」という精神構造と似ていませんか?
 南部の人々の持つ開放的な雰囲気ということでしょうけれど、でもほんとうに喜んでお金をくれるのかな?

 そうではなく、都会のようにお金のためにあくせく働くことはない、お金なんてあまり意味がない、心が満たされるのがいちばんいい、南部ではそれができる、といいたいのかもしれない。

 で、ここのくだり、
 "You don't have to worry, thought you have no money"で'You"と呼びかけているのは、ある特定の男性だけではなく、あなたたちみんながそうなるかもしれないんだよというメッセージに昇華されていると感じられます。
 
 要するに楽天的なことを肯定している曲、簡単にいえば人生に前向きなメッセージを発する曲といえるでしょう。
 実際歌詞に関係なく曲だけ聴いてもそう感じますよね。
 そこが魅力なのでしょう。





 音楽面についてもひとつだけ。

 イントロがとにかく印象的。

 C-A C-A C-A-G-F F-F6- F-D D

 コード進行だけで聴かせるものですが、CからAにシンコペーションで移るのがとにかくいい。
 歌のバックで楽天的に鳴り続けるDコードがまたいい。
 コード進行だけで聴かせる曲の筆頭格と僕は思います。
 この曲は自分で弾いていてもしびれますね。

 間奏のギターソロもソロとして主張するのではなく、「ビートルズ的」に歌の続きとして鳴っているもので曲に親しみを覚えやすいですね。

 このコード進行について、英語のWikipediaに興味深いことが書かれていたので摘要を書きます。

 ジョン・フォガティはベートーヴェン交響曲第5番が大好きで、日本では「運命」として知られるその曲のあまりにも有名な冒頭のフレーズと同じ音を出してみたくてProud Maryのあのイントロになったのだという。

 そうなんだ。

 試しに「運命」の「ジャジャジャジャーン」とProud MaryのC-Aを重ねてみると・・・
 どうだろう?
 似てるといえば似てるし、違うといえば違う。
 でも、完全には似ていないのが優れたソングライターのセンスなのかもしれないですね。



 さてここからあと2曲、まずはC.C.R.自身による1969年のライヴ。




 Proud Mary
 Creedence Clearwater Revival

 

 続いてジョン・フォガティによるFarm Aid 1997のライヴ。




 Proud Mary
 John Fogerty

 ジョン・フォガティは、完全復活した1990年代以降、「ザ・ブラック・ビューティ」黒のギブソン・レスポール・カスタムを使っているんですよね、これがまたいい。



 そしてこの曲といえばこの人たちを忘るべからず。




 Proud Mary
 Ike & Tina Turner

 アイク&ザ・ティナ・ターナーの名カヴァー。
 前半はゴスペルを彷彿とさせるおとなしいバラード調、しかし途中からアップテンポの快活すぎる曲に。
 大胆なアレンジで好き嫌いが別れるかもしれないですが、自分たちのものにしていますね。

 ティナ・ターナーのキャラクターがこの曲の内容に合っているというのもあるかと思います。


 最近はクリーデンスの記事が多いですが、うん、やっぱりいい、最高にいい、としか言えないですね。
 かろうじて10代、若くて頭が柔らかい頃から聴いているクリーデンスは、僕の体にしみ込んでいるのでしょうね。


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20170617Rocky

 ◎Gonna Fly Now (Theme from "ROCKY")
 ☆Bill Conti
 ▼「ロッキーのテーマ」(ゴナ・フライ・ナウ)
 ★ビル・コンティ
 released in 1976
 2017/6/17


 映画『ロッキー』、『ベスト・キッド』の監督ジョン・G・アビルドセンが亡くなりました。

1977年開催第49回アカデミー賞において『ロッキー』は最優秀作品賞、アビルドセン監督は最優秀監督賞をそれぞれ受賞しています。

 昼頃にそのニュースをネットで見てから、今日は頭の中で「ロッキーのテーマ」が鳴りっ放し。


 映画のテーマ曲で僕がいちばん好きなのは、A Hard Day's Nightでもないし、Footlooseでもない、「第三の男」でも「ゴッドファーザー愛のテーマ」でもない、「ロッキーのテーマ」 Gonna Fly Nowなのです。
 (次点はヴァンゲリス「炎のランナー」)。

 いかにも1970年代フュージョンの時代という音作り、特にギターソロの部分がそうですが、これが郷愁を誘う。

 何より最初のトランペットが奏でる旋律は、「勇気」という言葉をこれ以上上手く音で表した曲はない、というくらいで、こんな僕でも勇気が湧いてきますね。

 
 曲が頭の中に流れてくると、映画のシーンも思い出す。

 『ロッキー』はほんとうにいい映画ですね。
 全体の話もそうですが、シーンのひとつひとつに真実味があり、説得力がありますね。

 そんなシーンを思い出してみます(順不同というか覚えていない)。


 ・王者アポロが次の試合の相手を選ぶ時に渡されたロッキーの資料には「イタリアの種馬」と書かれていたこと。


 ・エイドリアンが勤めるペットショップをロッキーが訪れ亀と戯れること。


・ポーリーが飼っていた犬へのロッキーのあいさつ(吹き替え)「よぉバッカス元気かぁ」(眠たげに話す)。


・ロッキーがトレーニングで精肉工場の肉をサンドバッグ代わりに使うこと。


・早朝トレーニングの前に冷蔵庫から卵を出してコップに割って飲む、それが確か12個も!


・フィラデルフィア市役所の階段を駆け上ってジャンプしガッツポーズをとる、これは映画史上に残る名シーン。


 などなど。

 近いうちにまた観たくなってきました。

 というわけで曲を。




 Gonna Fly Now (Theme from "Rocky")
 Bill Conti

 アビルドセン監督、ありがとうございます。

 R.I.P.



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20170613Osibisa


 ◎Sunshine Day
 ☆Osibisa
 ▼サンシャイン・デイ
 ★オシビサ
 released in 1975
 2017/6/13

 久し振り「笑う洋楽展」ネタ、6月11日の回、テーマは「降る降る」。

 紙吹雪などがステージに降ってくるスタジオライヴものを集めたものですが、中でもオシビサのこれが面白かった。
 これでよく演奏できるなというくらいに降り注ぎ、頭や楽器に降り積もっていました。


 オシビサについて、僕もよくは(ほぼまったく)知らないので、ピーター・バラカン著「魂(ソウル)のゆくえ」より引用します。
 引用者は適宜改行や表記変更などを行っています。


***

 70年代初頭に”アフロ・ロック”と呼ばれて人気を博したオシビサは、ガーナとカリブ海出身のメンバーを中心にロンドンを拠点にして活動していました。
 ガーナの音楽ハイライフにロック、ファンク、ジャズの要素を絶妙に加えて、まだアフリカ音楽が注目されていなかった当時のミュージック・シーンで大きな成功を収めました。

***


 ではここで曲を聴いてください。
 なお、「笑う洋楽展」のものと同じ映像をYou-Tubeで探しましたがなかったのが残念。





 Sunshine Day
 Osibisa
 (1975)

 あ、知ってる!

 ラジオなどで聴いて、誰の何という曲か知らなかったけれど、確かに聴き覚えがあるという例はどなたも多々あるかと思います。

 僕はこれがそうでした。

 と思ったのですが、僕は2008年にソウルにはまり、バラカンさんの前述の本を読んですぐに
オシビサのCDを買って聴いていたので、知っているのは当然、CD出して久し振りに聴こうかと。

 しかし、僕が持っているオシビサ1作目と2作目のCDには、この曲は入っていませんでした。
 入っていないのに冒頭写真で使っているのは申し訳ないですが・・・

 でも、確かに知っている。

 Sunshine Dayは、僕が小学生の頃、ラジオなどで流れていたのを耳にして記憶の片隅に引っかかっていたのでしょう。
 或いはもう少し後の洋楽を聴くようになってからかもしれない。
 いずれにせよ、この曲で久し振りに「あ、知ってる!」となりました。

 バラカンさんの本を読んだ時に、オシビサという名前もなぜかかすかに覚えていて、懐かしい、と思っていたことも思い出しました。

 1970年代、日本における「洋楽」の時代ですね。

 オシビサ、この曲は入っていないけれど、1作目2作目は結構気に入ったので、もう5年くらい聴いていないけれど、久し振りに出してきてまた聴くつもりです。

 意外かもですが、僕はアフリカ的な響きが結構好きなんです。
 そういう方向に少し進もうかと3年くらい前真剣に思いましたが、今は立ち止まっている状態(洋楽全般に対してですが)。
 でも、これをきっかけにまた目が心が向くかもしれない。

 Sunshine Dayについても少し。
 アース・ウィンド&ファイアの曲っぽいなあ、と。
 それもまた「洋楽」の時代らしさなのでしょうけれど。

 ただ、この曲については、リズム感が意外と真っ直ぐで粘つきが少ないロック的なものがあるなあと感じました。

 しかしこの曲、CDが家にない。
 すぐには買わないつもりなので、ここに貼り付けておけば聴きたい時にいつでも聴けるよというのが魂胆です、はい(笑)。


 ところで。

 「オシビサを聴くのはおしびさ振り」とか駄洒落を言ったことありませんか?

 ないですよね、はい。

 僕はあります(笑)。




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20170610CCRBMR


 ◎Bad Moon Rising 
 ☆Creedence Clearwater Rivival
 ▼バッド・ムーン・ライジング
 ★クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル
 released in 1969

最近よく口ずさみ、時にギターで弾いて歌い遊んでいる曲。

車に積んであるクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルのベスト盤CDを久しぶりに聴いてはまった。
クリーンデンスはずっと好きだったけど、今回はまさに「はまった」。

3コードの単純なロックンロールですが、歌メロが素晴らしい上に歌詞が示唆に富んでいる。


先ずは曲から。




 Bad Moon Rising
 Creedence Clearwater Revival
 (1969)

このYou-Tube映像は歌詞が出ているので選びました。

この曲を初めて聴いたのは19歳の頃。
大学入学が決まり、記念ではないけれど買って聴いたクリーデンスのベスト盤に入っていた1曲。

歌詞の内容は、タイトルから想像したほぼその通りでした。
悪い月は不吉な予兆であると。

 1番のヴァース(8小節が2回ある)では、

 悪い月を見た
 問題が起りそう
 地震や雷が
 悪い時が来る

と羅列していますが、悪い月を見た「から」そうなるという予兆であるとの解釈です。

ヴァースを先に話を進めると、2番では、

 ハリケーン来襲
 終末は近い
 洪水が来る
 怒りと破滅の声がする

とここまでは自然災害への恐れを描いていると捉えられます。
(ウディ・ガスリー等の災害もののフォークソングの影響か)。

ところが3番では

 荷物をまとめておけ 
 そして死の覚悟を
 われわれは悪天候の中にいるようだ
 しっかりと見ていよう

 災害に備えているようで、よくよく考えると、男女の仲が怪しくなっていることの比喩ともとれます。

 サビ(8小節)は3番まで同じ、最後にもう1回入りますが、こう

 (僕の周りを)回らないでくれよ
 君の命を奪うことになるかもしれない
 だって悪い月が昇っているのだから

 これですが、僕は若い頃、悪い月に対して呼びかけていて「どうかそんな悪いことは起こさないでくれ」と訴えかけているのかと思っていました。

 しかしそうであるなら、「君」の命を奪うことになるというのは不自然だし、月を「君」と呼んで月を消したいというには大袈裟すぎる。

 ここは素直に「君」に話しかけていると捉えるとどうか。
 君に対して
 「僕の周りにいないでくれ、君を殺してしまうかもしれない、だって悪い月が昇っているのだから」
 となればすんなり腑に落ちます。

 まあいずれにせよ、なんだか物騒な歌ではある。

 そこを突き詰めて考えていくと、この曲もやはりというか、ジョン・フォガティの戦争体験から来ていると考えると、これもまたなるほどと思える部分がありますね。
 死にまつわる記述が3回(サビは1回と考える)あるというのも、死の臭いが近かったことが想像されます。

 ジョン・フォガティの歌詞はいろいろな解釈ができるのが魅力だ、と、Have You Ever Seen The Rainの時に、スチュ・クックが話していたことを紹介しました。

 音楽面の話をすると、先にも触れたように
 キィがDの単純な3コードのロックンロール。
 でも、ヴァースでD-G-Aと進むのではなく、D-A-Gとなるのがひと捻りあるところ。

 全体にカントリー風味で特に間奏で強くなりますね。

 歌メロはほんとうに素晴らしくて、シンプルで素晴らしいからついつい繰り返し口ずさむ。

 クリーデンスの曲はそれが魅力だとあらためて思いました。
 いい意味で軽く聴ける。

 一時洋楽から気持ちが離れかけていた僕ですが、やっぱクリーデンスのようにいい意味で軽く聴けて口ずさめる歌はありがたいですね。

 今はもううるさいほど繰り返し繰り返し口ずさんでいます(笑)。

 ヒットチャートの話をすると、これは最高2位。
 Proud Maryに続いて2曲目のNo.2ヒットソングですが、ついに一度も1位になれなかったC.C.R.の歴史が続いてゆくことになった、そんな曲でもありますね。


 さて、この記事はほんとうは、昨日、「ストロベリー・ムーン」を撮影した上で上げるつもりでいましたが、それではまるで「ストロベリー・ムーン」がまるで「悪い月」であるかのようにとられてしまうので、1日遅らせました。

 では以前撮った他の月の写真をとも思いましたが、僕は蟹座で、蟹座の守護星は月だから、なんだか月を悪者にするのは気が引ける。

 というのは半分言い訳、昨夜はクラシックのコンサートに行って帰宅が遅かった上に「ストロベリー・ムーン」は見えたり隠れたりで、撮影し記事を編集する時間がなかったのでした。


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20170605A

 ◎I've Done Everything For You
 ☆Rick Springfield リック・スプリングフィールド (1981)
 ☆Sammy Hagar サミー・ヘイガー (1978)
 2017/06/05


 本日は1曲の話です。

 I've Done Everything For You リック・スプリングフィールド

 懐かしいですね、まずは曲から。



 
 I've Done Everything For You
 Rick Springfield
 (1981)

 この曲はヒットした当時、ラジオか何かで耳にし、誰の何という曲かは知らずになんとなく聴き知っていたようで、これが入ったリック・スプリングフィールドのアルバムWORKING CLASS DOGをCDで初めて聴いた10年以上前、ああこれか知ってる知ってる、となりました。

 リック・スプリングフィールドはテレビドラマで人気となり、レコードを出しても大ヒットと当時大活躍していました。
 僕は洋楽聴き始めの頃で、そういう人もいるんだなくらいに思いつつレコードを買うことはありませんでした。

 この曲はシングルカットされビルボード最高8位の大ヒット。
 まあだから僕の前後の世代では聴き知っているという人も結構いらっしゃるのではないかと。

 
 話は一気に現代に飛び、数日前のこと。

 サミー・ヘイガー1978年のライヴ盤ALL NIGHT LONG、弟がCDを買ってかけていたところ、サミーが歌うこの曲が流れてきました。

 あれっ、これってリック・スプリングフィールドの曲じゃあ!?

 そうでしたその通り。

 えっ、もしかしてこれってサミー・ヘイガーの曲なの!?

 はいその通り(Carterとの共作)。

 知らなかった!!!

 サミー・ヘイガーは人として大好きなロッカーのひとりですが、すべてのアルバムを聴いてきたわけではなく、これが彼のオリジナルだったことはまったく知らなかった。
 僕が知るまで初めて聴いてから35年を要したわけですね(笑)。

 この曲に目をつけたリック・スプリングフィールド(陣営)、なかなかやるじゃん、と、今更ながらにして思いました。

 ではそのサミー・ヘイガーのヴァージョンを。




 I've Done Everything For You
 Sammy Hagar
 (1978)

 まあ言われてみれば歌メロの進み方や持ち前の陽気さ、そこに隠された皮肉がいかにもサミー・ヘイガーっぽい、なんて後からなら何でも言えますが、妙に納得しました。

 
 この曲について調べたところ、まだ分かったことがありました。

 オリジナルはライヴヴァージョンであり、その前から彼のコンサートではおなじみだったということでそこで初めてレコードとして世に出た。

 このヴァージョンはシングルカットされたもののアメリカでは不発、しかし英国では36位とスマッシュヒット。

 その後1979年、サミーは、オーティス・レディングのカヴァー(Sittin' On) The Dock Of The Bayをシングルとしてリリース。
 I've Done Everything For YouはそのB面として新たにスタジオヴァージョンが録音されました。
 つまり、先に世に出たライヴがオリジナルということになりますが、ライヴ盤で評判がよかったのでしょうね。


 スタジオヴァージョンもここでお聴きください。




 I've Done Everything For You
 Sammy Hagar
 (1979)

 あらためて聴くとこれはとってもいい。
 次に作るドライブCD-Rには必ず入れよう。

 
 さて、ここまで書いて、あれっもしかしてあの曲は無視? と思われるかもしれません(思わないか・・・)

 そう、(Sittin' On) The Dock Of The Bayのこと。
 僕が好きなソウルの楽曲5曲に入るこの曲、無視するはずがありません。

 サミーがそれを歌ってシングルを出していたのも知らなかった。

 しかも、Wikipediaで調べたところ、サミーのそれにはなんと、共作者でもありギタリストとしても名高いスティーヴ・クロッパーが参加しているではないですか。

 これはぜひ聴きたい、聴かなければと探したところ、家に既に弟が買ってあったサミー1979年のアルバムSTREET MACHINEのリイシュー盤CDボーナストラックとして収録されていると分かり、早速引っ張り出してきて聴きました。
 なお、このCD、買った以上一度は聴いているはずですが、覚えていなかったというのはまあ大目に見ていただくとして・・・


 とここでYou-Tube映像を貼り付けるべきでしょうけれど、それが見つからなかった。
 CDでもボーナストラックで漸く日の目を見たくらいだから、もしかしてもしかして、いろいろと問題ありなのかな。
 I've Done...の方は自分の曲だからいいとして。

 なので申し訳ない、僕が聴いた感想を書かせていただくと、ううん、もはやソウルじゃない、ちょっと洒落たR&B風ロック。
 オリジナルのイメージで接すると肩すかしを食らいますが、僕はサミーが大好きだからこれはこれでいいと。

 カモメの鳴き声のようなギターの音が入っていて茶目っ気ある。
 歌詞を変えたり3番で転調したりと、まあ、遊び過ぎ、と言われればそうかもしれない。

 スティーヴ・クロッパーのギターはいつものテレキャスターかな、オリジナルに似たアルペジオ風のフレーズがそうかな。

 ビルボード最高65位とスマッシュにも至らない小ヒットでしたが、そうですね、遊び過ぎの部分が受け入れられなかったのかも。

 
 本題に戻って、ヒットチャートの話の補足。
 
 サミー・ヘイガーはヴァン・ヘイレン以外ではシングルTop10ヒット曲が1曲もないので、リック・スプリングフィールドによるI've Done Everything For Youのカバーは、彼にとってヴァン・ヘイレン以外の最大のヒット曲ということになりそうです。
 これまた意外で興味深い話。
 ちなみにソロでの最高は1982年のYour Love Is Driving Me Crazyの13位でした。


 とまあ、今回は面白い具合に曲と曲がつながって嬉しくなってしまい、こんな記事を書いてみました。
 

 ほんと、サミー・ヘイガーは大好きなんですよね。
 音楽ももちろんだけど、お話ししてみたい。
 お隣さんだったらいいなあと。
 音楽ではなくガーデニングの話をすると楽しそう、と勝手にイメージを作り上げています。




20170605B



 【2017年6月14日 追加補足】

 記事を上げた後、はるちゃんさんからの書き込みで、バックチェリーが2015年のアルバムROCK 'N ROLLの日本盤ボーナストラックでカヴァーしているというお話を教えていただきました。
 ありがとうございます。

 そのアルバム、弟が買って持っていましたが、僕も、そしてなんと買った弟本人もそのカヴァーのことは知りませんでした。
 最後まで聴かずに寝てしまったのかな・・・(笑)。

 H○Vのサイトを見ると、この曲は「Rick Springfieldのカヴァー」と書かれていて、やっぱりそう思うのか、そうだよなあ、と。
 本人達がリックのを聴いてカヴァーしたということであればそれも分かりますが、でも、もしサミー・ヘイガーのを好んで聴いていたのであれば、と、思わなくもないですね(笑)。

 まあでもそれで、リックのこの歌はインパクトが大きかったんだなあとあらためて思いました。



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 20170602IronMaiden

 ◎From Here To Eternity
 ☆Iron Maiden
 ▼フロム・ヒア・トゥ・エターニティ
 ★アイアン・メイデン
 released in 1992
 2017/6/2


 月曜日のこと。
 僕には珍しく、見るでもなくなんとはなしにテレビをつけていると、こんな言葉が耳に入ってきました。

 「サトウタクマ インディ500 ユウショウ」

 僕は最初「はあ、そうだったんだ」と冷静(冷淡)でしたが、その言葉の意味が分かるにつれ、「ほんとか! すごい!!」となってきました。

 優勝の記事をCNNより引用します。
 引用者は適宜表記変更などを施しています。

***

佐藤琢磨、米インディ500で日本人初優勝

 米国伝統の自動車レース、インディアナポリス500マイル(インディ500)は28日、米インディアナポリスのインディアナポリス・モータースピードウエーで決勝が行われ、アンドレッティ・オートスポート所属の佐藤琢磨が優勝した。
 日本人として初めてインディ500を制する快挙を成し遂げた。

  200周を争うレースの終盤でトップに立った佐藤は、過去3度の優勝を誇るブラジル人ドライバーのエリオ・カストロネベスとの接戦を制し、1位でフィニッシュした。

 レース後、佐藤は「信じられない気持ちだ。チームには感謝してもしきれない。観客もレースを楽しんでくれていたらうれしい」と喜びを語った。

 また「残り3周になっても勝てるかどうかわからない状況だったが、とにかくやるしかないと覚悟を決めていた」と振り返った。

  2位のカストロネベスはスポーツ専門局のESPNに対し「今日は自分にとって少し厳しいレースだった。琢磨にはおめでとうと言いたい」と優勝した佐藤を祝福。
 自身の走りについては「本当に厳しく攻めた。アクセルペダルが曲がったと思う。そのくらい激しく追い込んだ」と話した。

  一方、F1のマクラーレン・ホンダでドライバーを務め、今回アンドレッティからインディ500に参戦したフェルナンド・アロンソは、残り21周でマシントラブルに見舞われリタイアした。

 アロンソはレース後、ESPNの取材に応じ、不運な結果に終わったもののインディ500を走れたことは「自分のキャリアの中で最高の経験のひとつ」だったと語った。
 この日はサーキットに約30万人の観客が詰めかけた。


***


 とにかくすごい!
 優勝するだけでもとんでもなくすごいことですが、日本人として言えばもちろん日本人初というのがまさに快挙。

 でも、日本では、ネットの一部以外では正直、あまり盛り上がっていないように感じられます。
 僕は観ていなかったのですが、「めざましテレビ」では話題にしてたそうで、NHKでも話してたかな、でもそれくらい。

 僕が思うに、これがどれくらいすごいことかを喩えると、イチロー選手が大リーグで首位打者になったことと同等くらいの意味や価値がある快挙だと。
 その上でいえば、安打数の大リーグ新記録を打ち立てたイチロー選手はやっぱり尋常なくすごい人とは思いますが。

 または、もしテニスの錦織選手が4大大会で優勝すれば、これと同じくらいの意味や価値がある、と。
 錦織選手は全米オープン準優勝でも盛り上がりましたからね。

 しかし、日本ではカーレース、モータースポーツはあまり重きを置かれていない、広まっていないのかなと思えばそれもそうかな、という部分はありますが、(モータースポーツはお金がかかるし)、とにかくとんでもなくすごいことです。

 まあ、僕だってモータースポーツに強い興味があるかというとそうでもなく、一時F1に凝っていたくらいで、それも過去のこと。
 でも、佐藤琢磨選手がインディ500に勝ったのは嬉しいです。

 僕は「スーパーカーブーム」世代の人間であり、ブームの頃に派生でカーレースにも多少の興味を持ちました。
 小学生だった当時、TBSテレビで月に1度F1の番組を放送していて、それを観たのがきっかけでした。
 ニキ・ラウダ、ジェイムス・ハント、マリオ・アンドレッティが強かった(速かった)頃のことですが、今回の佐藤琢磨選手がアンドレッティのチームから出て勝ったのは、懐かしいという思いも少しありました。
 もっとも、アンドレッティのチームはアメリカでずっと強いらしく、僕が今のレース事情を追っていないだけのことですが。

 その後はたまに地上波テレビ(しかなかったけど)でカーレースが放送されると観ていました。

 インディ500は、中学だったか高校か、やはりTBS、北海道では系列のHBCで深夜に生中継した時に、テレビの前で半分寝ながら観ていた記憶があります。
 でも、インディ500はオーヴァルコースつまり楕円形のサーキットをそれこそぐるぐる回るだだから、何が面白いんだろうと最初は思ったけれど、やっぱり観ていると面白かった(でも眠かった)。

 インディ500は「世界3大レース」のひとつと言われていますが、あと2つは、F1のモナコGPとフランスのルマン24時間レース。
 ルマンも高校時代にテレビで観た記憶があります。

 さて、今日の佐藤琢磨選手関係のニュースをもうひとつ引用します。


***

佐藤琢磨、道頓堀のグリコ看板に インディ500優勝で

世界3大自動車レースの一つ
「インディアナポリス500マイル」で優勝した佐藤琢磨選手が1日、
大阪・道頓堀の、江崎グリコの電子看板に登場した。

グリコ主催の子ども向けカート教室に
佐藤選手が参加した縁があるという。
トロフィーを持つ画像などが、日没30分後から繰り返し流れる。
7日まで。

800キロを走破する過酷なレース。
「1粒300メートル」が売り文句のグリコなら2666粒にあたる。
「たくさん食べて、強い体になってね」
と担当者。

***

なんかほのぼのとしますね。
こういうことで広く知られて称えられればいいなと思います。
それにしても、グリコ2666粒食べたら胸焼けがひどくて
車の運転どころではなくなりそう(笑)。





 後半は音楽、この話題を知ってから僕の頭の中でヘヴィローテーションになっている曲を。




 From Here To Eternity
 Iron Maiden
 (1992)

 アイアン・メイデンの僕がいちばん好きなアルバム、1992年のFEAR OF THE DARKからのシングル曲。
 メイデンにしては異様に明るくてポップ。
 時々こういうのありますね、メイデンは、Wildest Dreamsとか。
 ヴァースの部分がほとんどラップなのも時代を感じます。
 まあ、サビが歌いやすくて好きな曲ではあります。

 曲はブルース・ディッキンソン曰く「ヘルズ・エンジェルズ」をモチーフにしたとのことで、ビデオクリップも車ではなくバイクで、メイデンにしては珍しく女性がたくさん出てくるなど、そんな映像になっています。
 
「ヘルズ・エンジェルズ」 Hell's Angelsはウィキペディアによれば「バイクに乗ったマフィア」とのこと。
 ローリング・ストーンズがサーキットで行ったコンサートの警備をしていて事件を起こした「オルタモントの悲劇」によりロックファンの間には知られています。
 ヒッピー時代の話ですが、メイデンではそういうのも珍しい。
 まあ、メイデンでは異色な曲の筆頭格でしょうね。

 はい、さて、なぜインディ500かというと、間奏のギターソロの前でブルース・ディッキンソンが喋っていますが、2'06"の部分で"Gentlemen, start your engines"と言い、バイクのエンジン音が入ります。
 この言葉は、インディ500が始まる時の言葉なのです。
 今は時代柄"Ladies and Gentlemen, start your engines"ですが、メイデンはそうした引用による小ネタがまた楽しいですね。

 アイアン・メイデンは映画や小説からの引用も多くありますが、この曲From Here To Eternityもそれで、同名小説を原作とした邦題「地上(ここ)より永遠に」という映画。
 1953年度アカデミー最優秀作品賞受賞作で、バート・ランカスター、モンゴメリー・クリフト、デボラ・カー、フランク・シナトラ、アーネスト・ボーグナインなどが出演する第2次世界大戦を舞台にとった映画。
 メイデンは特に戦争映画からよく取りますね、Where Eagles Dare『荒鷲の要塞』とか。

 でもこの歌の内容は先述のごとくで映画とは関係がない。
 "Hell ain't a bad place"というイメージがこの映画とつながったのかもしれないですね。
 作曲者はスティーヴ・ハリスひとりです。

 まあそんなこんなで、今は「ヘッル!」とか言いながら(笑)、気がつくとこの曲を口ずさんでいます。





 とここで終わろうと思いましたが、もう1曲あります。




 Mary Jane's Last Dance
 Tom Petty & The Heartbreakers
 
 トム・ペティのこの曲、歌詞の最初の方に”Indiana"と出てくる。
 まあそれだけで、この曲もインディ500とは関係ありません。


 そしてインディアナ州といえばコルツ、もちろんですが、ジャクソン5の出身地でもありますね。


 あらためて、佐藤琢磨選手おめでとう!




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今日から6月。

50年前の今日、1967年6月1日、ザ・ビートルズの名盤
SGT.PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND
がリリースされました。

50周年記念盤が5月26日にリリースされました。

先週土曜日、5月27日のNHK朝のニュースでも
このアルバムの話題が取り上げられていましたね。

余談、ほんとうは6月1日にリリースしたかったでしょうけれど、
「新譜リリース金曜日ルール」はビートルズとて例外ではないようで、
かといって1日後の明日6月2日では1日に聴くことができない。

50年、半世紀。
僕はこのアルバムをずっと聴き続けており、
ビートルズの中でもよく聴く方だから余計に
古臭いとは感じないんだけど、冷静に考えると
50年前ってとても古い昔のことですよね。

僕がSGT.を初めて聴いたのは1982年1月だったから、
リリースされて15年目ということになりますね。
当時中2だった僕は、15年前でも古いと感じていました。
ましてや当時は音楽なんて流行りで一時のものという考えが
一般的だったから、たといビートルズでも15年も前のこと、と。
もっとも僕は、15年の重みを感じながら聴いてはいました。
音楽は流行りものかもしれないけれど、ビートルズは違う、
という思いも抱いていました。
10年ほどが経って世の中はそういう方に傾いたのですが。
もちろんビートルズのみならずロック音楽のアート性が認められ、
多くの人がその思いを共有するようになった。

だけど、今の若い人、二十歳前の人はどう感じるのだろう。
やっぱり50年前の音楽は古いと感じるのかな。

僕自身のことを考えてみると、中2の時の50年前って、
1932年ですよ。
戦前だし、SPレコードの時代、まだ今僕たちが見ている
レコードすらなかった時代。

その時のヒット曲って?
思い浮ばない。
ルイ・アームストロング、グレン・ミラー、
ベニー・グッドマンそれにジャンゴ・ラインハルトは
もう活躍していた時代だったはず、くらいしか分からない。
(今はネットで調べると分かるでしょうけれど)。
中2の僕がその頃の音楽を聴くなんて、
まったく想像すらできなかった。

時代が変わったのはLPレコードが出来てからでしょうね。
調べるとそれは1948年のことでした。
ビルボード誌がヒットチャートを初めて発表したのが
1940年ということで、1932年というとまだ、現在の概念でいう
ヒット曲というものが世の中になかったのかも。

 

そしてもちろんというか、1950年代にロックミュージックが
「発明」され普及してからは、人々が聴く音楽つまり
ポピュラー音楽の中身も大きく変わった。
音楽自体は、1967年と2017年の50年の方が、
1967年と1947年の20年よりも隔たりが小さいことは、
CDなどで音楽を聴けば分かると思います。

レコードが売れ、音が残され、さらにCDと引き継がれて
音楽を聴く人が増えたことにより、古い音楽が聴き継がれる。
いつもいいますが、CDが広まった1990年前後の頃は、
30年前の音楽もCDを通した「新しい音楽」として
人々に受け入れられていた頃でしたから。

今の若い人は、僕の若い頃よりも、
多くの音楽に囲まれて育ってきたことでしょう。
もしかすると、時代の古い新しいが、僕の若い頃よりは
あまり大きな意味を持っていないかもしれない。

だから、僕の50年前と今の若い人の50年前は違う。
世の中の方が変わり、人々の感じ方も変わった。

SGT. PEPPER'S LONELY HEART CLUB BAND
僕がビートルズでいちばん気軽に聴けるアルバムであり、
だから聴いてきた回数も多いですね。

でも、今でも色あせないというのはどうだろう。
ずっと聴いてきている人間の言ってみればエゴみたいなもので、
若い人にはやっぱり古さが感じられるのではないかな。
僕だって15年後から聴き始めたので偉そうなこと言えないけれど。

そんなことを今日はうだうだと考えていました。

50周年記念盤は一応買いましたが、
他のものと一緒にネット注文したので、
今日時点でまだ家に届いていません。

以前なら絶対に発売日に欲しいと思ったものですけどね。

ということで今日はひっそりと終わります。
 

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20170522FleetwoodMac

 ◎Little Lies
 ☆Fleetwood Mac
 ▼リトル・ライズ
 ★フリートウッド・マック
 released in 1987

本日は1曲の話。

フリートウッド・マック Little Lies





 Little Lies
 Fleetwood Mac
 (1987)


 フリートウッド・マックが1987年に華麗に復活したアルバムTANGO IN THE NIGHTのリイシュー盤が出ました。
 そのアルバムは、好きかどうかでいえば僕がいちばん好きなフリートウッド・マックのアルバムですが、リイシュー盤で久し振りに聴いてから10日、もう少しかな、アルバムの曲をとっかえひっかえ思い出して口ずさんでいます。

 中でもいちばん好きで最もよく思い出すのがこの曲。

 マイナー調の物憂げな切ない曲。
 まだ二十歳だった僕も、最初に聴いてこれは失恋、浮気を歌った曲だと分かりました。

 彼氏が他の人と一緒にいるのを見てしまった女性。
 明示されていないけれど、不倫ではなくお互いフリーな関係。
 だけどやっぱり、うん、そうですね。


 歌詞はこうです。

***

 もしページを元に戻しせたなら
 1日か2日でもやり直せたら
 わたしは目を閉じるでしょう

 だけどわたしには道が見つからない
 だから1日だけあなたを信じてみることにした
 どうかわたしに嘘を言って

 嘘を、甘い嘘を言って、
 嘘をついてください
 だめ、あなたはごまかすことができない
 あなたにはごまかせない


 わたしは何も考えていないけれど
 あなたにはそれがなぜだか分かってほしい
 あなたも目を閉じてみて

 もう心が痛むのはこりごり
 わたしたちはもう別れたほうがいいわ
 そうしましょう
 だから嘘を、嘘をついて

 嘘を、甘い嘘を言って、
 嘘をついてください
 だめ、あなたはごまかすことができない
 あなたにはごまかせない

***


 クリスティン・マクヴィーの切ない歌声があまりにもぴったり。

 実際、フリートウッド・マックはバンド内でいろいろあったらしい。
 クリスティンはベースのジョン・マクヴィーとパートナーだった。
 一方、スティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガムも。
 そこが複雑に絡んでいた。
 そんな中でかの名盤RUMOURSが作られた。

 この曲の歌詞がリアリティを持って響いてくるのも頷けます。

 「小さな甘い嘘」
 他の人といたのが嘘だ、その気持ちが嘘なんだ。
 すべてが嘘であってほしい。
 「小さな」嘘と言って欲しいというところに、彼女の気持ちを感じます。

 しかもこの「嘘」、「わたしたちはもう別れたほうがいいわ」という部分だけ「嘘」の意味が変わっているように感じられる。
 それまでとその後は、他の女性と会ったことを「嘘」と言って欲しい、でもそこだけは、会っていないと「嘘」を言えば別れられる、と。





 この曲は面白いというか不思議。

 キイはF#m、F#m→E→D→Aをずっと繰り返すだけで、ヴァースもコーラスも同じコード進行。
 コーラスの最後と間奏で装飾程度にAの後D→Eと変わるけれど、大筋の流れは変わらない。

 こんな曲、素人が作ったら箸にも棒にも掛からないだろうし、ポール・マッカートニーならメドレーの1曲にしてしまうかも。

 足りない=短いのをコーラスで補って一級のポップソングに仕立て上げ、しかもTop10ヒットに送り込む。
 これはもう長年一緒にやってきた人にして成し得る芸だと思います。

 単純だからこそ印象に残るという曲でもある。
 すごくいい曲かというとそうでもないかもしれないけれど、同じコード進行であることによって印象が強くなる。
 歌の最後もコーラスが入らずブツ切れになるのも、頭の中でループになりやすいのかも。

 それはすべて歌メロが素晴らしいからできることでもあるのでしょう。

 音楽的な面でいえばもうひとつ、ミック・フリートウッドのドラムス。
 特に、イントロから歌に入るところと、2'33"と2'45"の部分、3番(1番のリピート)のヴァースで、鼓舞するようにリズムから外れて叩く音がいい。

 今回あらためてこの曲が大好きになりました。





 ところで。
 この曲にはちょっとした、まあどうでもいい思い出が。

 大学1年秋、友だちになったばかりのS君と(ひとつ年上だけど)、授業が休講で早く終わった日、京王線聖蹟桜ヶ丘駅で途中下車し、多摩川沿いを案内されて1時間ほど歩きました。

 最初は右岸側を歩いたので川崎市ということになるのかなホルスタインがいる牧場があったのです。
 こんなところに牧場があるなんて、驚きました。

 その牧場の風景が、この曲Little Liesのビデオクリップの牧場のように、僕には見えたのです。
 当時このアルバムに凝っていて、ビデオクリップが出たばかりの頃で(この曲は3枚目のシングルカットでした)、強く印象に残っていたのです。

 僕はS君に「フリートウッド・マックのLittle Liesのビデオクリップみたいだね」と馬鹿正直に言ったのですが、S君はこの曲を知らず。
 後日うちでCDを聴かせたところ、「なんかつまんねぇ歌だな」と。
 S君はそういう物言いをする人でした。

 その時は結局多摩川を左岸つまり東京都側に渡り、分倍河原駅からまた電車に乗って帰ったと記憶しています。
 当時は定期券を持っていて、京王線で帰るために。

 今回もこの記事のためにビデオクリップを観て、その時のことを思い出しました。

 それにしてもS君は今どうしているのだろう・・・





 最近よく思うことが。

 昔から好きな曲はやっぱり好きなんだ。

 そういうことなのでしょう。

 そして時には、その曲が僕にとってどういう意味があるのかを考えます。

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