Eagle ABBA イーグルス4勝目 | 自然と音楽の森

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20141008ABBA

 ◎Eagle
 ▼イーグル
 ☆ABBA
 ★ABBA
 released in 1977 from the album ABBA : THE ALBUM
 2014/10/8


 今日の1曲は、ABBA。

 ところでいきなり余談ですが、ABBAって僕は「アバ」と書くのに抵抗があります。
 実際は「アッバ」じゃないのか、ということではなく、「アバ」と書くと、そのバンドのことを指しているようには思えなくなるのです。
 TOTOも同じく。
 なのでここでもABBAと書かせていただきます、幸い横書きなので。



 この曲を選んだのは、もう言うまでもないですね。

 フィラデルフィア・イーグルスが4勝目を挙げました。

 今節はホームにセントルイス・ラムズを迎え撃ちました。

 試合結果

 セントルイス・ラムズ 28-34 フィラデルフィア・イーグルス

 この試合は前半から順調に得点を重ね、第3クォーターに最大27点差をつけていました。
 
 しかしそこからラムズの反撃に遭い、最終的に6点、1TDとポイント・アフター・タッチダウンで逆転されるまでに追い上げられながらも、なんとか逃げ切りました。

 ディフェンスがよくないですね、イーグルス、今年は。
 現時点で正直にいえば、今年はスーパーボウルに出るまでは厳しいかな、と。
 ただ、例えば昨年のKCのように、前半は鉄壁の守備だったのが後半崩れるということもあり、短いようで長い4か月の間に立て直すことは不可能ではないはず。

 おまけに今年はエースRBのルシーン・マッコイが不調。
 昨年はラン1回あたり平均5ヤード以上を走っていたのが、今年は2.9ヤード。
 これはしかし、マッコイが不調というより、どうやらオフェンスラインの不調に起因するもののようです。
 
 イーグルスは昨年、オフェンシヴラインメンの5人、センター、ガード左右、タックス左右がひとりのけが人も出さずに16試合を戦いました。
 ところが今年はもう3人が怪我で離脱し、今季絶望の選手も出てきました。
 
 アメリカンフットボールを見ない方は、クォーターバックの前にいるあの5人はただ壁になっていると思う方もいらっしゃるかもしれません。
 しかし彼らは、ランニングバックが走るルートに先に出て相手のディフェンスの選手を防御するという、もうひとつの重要な役割もあるのです。
 だから、実は、ただ体が大きいだけではオフェンスラインメンは務まりません。
 ある程度足が速い必要があります。

 体が大きくて足が速い人。
 なかなかいませんよね。
 だからどのチームもオフェンシヴラインメン探しと育成に苦労するのです。
 しかも、体と体をぶつける仕事だから、怪我人は多くなる。
 昨年のイーグルス、5人全員皆勤というのは、いかにすごいことか、分かっていただけるでしょう。 
 結果論的になりますが、イーグルスは昨年完璧だっただけに、控えがあまり育っていなかったのかな。
 こうなったらもう、若手を試合に出しながら育てるしかないですね。
 なんとか、後半には力が上がっていることを望みます。

 QBフォールズは今週もインターセプトをひとつ喫しました。
 これも、相手に研究されたこととともに、オフェンシヴラインメンの不調に要因があると考えられます。
 それでもうまく行けばやはり高いパフォーマンスを見せてくれる、ファンが長い間待ちに待ったエースQBには違いありません。

 さて、今週は相手のセントルイス・ラムズにも触れます。
 僕が応援している4番目のチームのひとつですから。

 ラムズは、エースQBブラッドフォードが今年も昨年と同じ足を傷めて今季絶望。
 控えだった中堅のショーン・ヒルも怪我。
 今は、4年目で先発経験がなかったオースティン・デイヴィスが正QBを務めています。
 経験がない人がいきなりエースというのは厳しいことはご想像に難くないと思います。

 しかしこのデイヴィスが、意外とといっては失礼ですが、だいぶ良くなってきました。
 この試合では375ヤードを投げ、3TDパスを通し、後半の追い上げを見せてくれました。
 300ヤード投げるのはQBにとって大台でありひとつの目標ですが、それを見せてくれたのは期待が持てます。
 来週からはラムズも本気で応援します。
 と思ったけど、実は今年はまだラムズより応援しているチームと当たるんだっけ・・・

 フィラデルフィア・イーグルス、来週はホームに同地区のライヴァルであるニューヨーク・ジャイアンツを迎えての試合です。
 ジャイアンツは調子が上がってきているので、ここは叩いておきたいところ。

 Fly, Eagles, Fly!



 さて、ABBAのEagleは、5枚目のアルバムの1曲目に収録されています。
 またこの曲は彼らのベスト盤MORE ABBA GOLDにも収録されていますが、今回の写真ではそちらを取っています(この「取って」は誤変換ではありません念のため)。

 曲は、マイナー調でスケールの大きな曲。
 英雄然としたものを感じさせる勇壮な響き。
 鷲になって山や森や海を飛べたらどんなに素晴らしいでしょうね、と歌っています。
 
 日常から抜け出したい、自らの殻を脱して大きな存在になりたい、といった時によく鷲に喩えた表現が使われますが、これはまさにそう、その通り。

 そう、なんですが、それ以上深読みをしようがない。
 まさかその時の気持ちよさを鷲には喩えないでしょう。

 だから正直、何を話していいか迷いました。

 でもなんとか書くことを絞り出すと、先ず、ABBAは都会的な響きというイメージがあると思うのですが、それでもやっぱり鷲をテーマにとった曲を歌っている。
 人間、自然とは切り離せない存在である、ということが分かります。

 そうですよね。
 僕は毎年元日に、地元の旭山記念公園で初日の出を見ています。
 市内では初日の出が気軽に見られる場所として知られていて、毎年200人くらいが見に来ます。
 やって来る人を見ていると若者が圧倒的に多く、話に耳をそばだてると、普段は自然とはまるで関係ないような生活をしているだろうな、という人が多いように感じます。
 それでもやっぱり、人間というものは、自然には素直に感動するのです。
 人間でよかったな、と、大げさかもですが、毎年元日に僕はそう思います。

 ABBAはスウェーデン=北欧ということで、この曲はなんとなく神話的な響きも感じます。
 が、僕は神話には詳しくないので、あくまでもなんとなく、なのですが・・・

 などとYou-Tube映像を観て聴きながら書いて、ふと思ったことを今から書きます。
 よかった、書くことが浮かんで(笑)。

 ABBAのサウンドプロダクションって、レインボーに似てないか?
 ABBAの音にリッチー・ブラックモアのギターが入ったのがレインボー。
 レインボーとABBAはほぼ同時代ですが、それ以上に似た部分がある。

 ABBAのGOLDに入っているLay All Your Love On Meをハロウィンがカヴァーしていましたが、そこからの連想なのかな。

 もうひとつ。
 かつて「FMファン」で読んだニルヴァーナのカート・コベインのインタビュー記事に、カートはレインボーに続けてABBAを聴くような人だ、と書いてあったのがとっても印象的で、今でもそのことをすぐに頭に思い浮かべます。
 ニルヴァーナを初めて聴いた時、僕は、なぜこんなに音が歪んでいるのにキャッチーでポップなんだろうと不思議でしたが、その記事を読んで納得しました。

 ということは常々思ってはいるのですが、今回、あらためてそう思い、これは文字として記しておこうと。

 レインボーが、特にジョー・リン・ターナーのヴォーカルでABBAの曲をカヴァーするといいのではないか、と僕は勝手に妄想しています。

 曲について、ダイナミックな歌メロで朗々と歌うサビの部分は、さすが、いいですね。
 僕はこういうタイプの曲を歌うのが好きです。

 映像は、スタジオで歌うフリーダとアグネッタ、時々男性陣が写り、合間に鷲が滑翔する映像が挟み込まれるイメージ映像的なクリップ。

 左のフリーダがオオオカミ、右のアグネッタがウサギが描かれたドレスシャツを着ていますが、ううん、正直、どこか可笑しい・・・
 なぜだろう。
 これがショービズだからなのかな。
 
 そして、ここで飛んでいる鷲の種類はなんだろう?

 イヌワシにしては白っぽいし、オジロワシではなさそうだし、オオワシは欧州にはいないはずだし。

 残念ながら、世界の鷲の図鑑は持っていないんですよね。
 以前、文一総合出版から1万5千円以上する世界のワシタカの本が出ていたかと思うのですが、今は品切れ(絶版)で、再版の話もあったのですが、もう数年出ていません。
 その本を出してください!
 と、今回はまるで話が外れたままでした、申し訳ない・・・



 最後にNFLについて。
 今年は、先週まで無敗だったシンシナティ・ベンガルズとアリゾナ・カーディナルスが共に今週敗れ、ついに無敗のチームがなくなりました。

 1敗はその2チーム、サンディエゴ・チャージャーズ、デンヴァー・ブロンコス、シアトル・シーホークス、ダラス・カウボーイズ、そしてわがイーグルス。

 一方で、まだ勝ちがないチームがオークランド・レイダースとジャクソンヴィル・ジャガーズの2チーム「しか」ありません。
 
 現行の32チーム制になって以降、第4週までに少なくとも1勝以上しているチームが30あるのは初めてのことだそうで、いつもはもっと勝っていないチームがあるということ。

 つまり、今年のNFLは例年にない混戦模様と言えるでしょう。
 5試合目で2勝3敗ならまだ立て直す余地が十分以上にあります。
 僕が2番目に応援するカンザスシティ・チーフスがそうなのですが。
 
 NFLはやっぱり面白い!