Eagles Fly サミー・ヘイガー (ヴァン・ヘイレン) | 自然と音楽の森

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洋楽の楽しさ、素晴らしさを綴ってゆきます。

20140912SammyHagar


 ◎Eagles Fly
 ▼イーグルス・フライ
 ☆Sammy Hagar (Van Halen)
 ★サミー・ヘイガー (ヴァン・ヘイレン)
 releasd in 1987 from the album SAMMY HAGAR
 2014/9/12

 今回はサミー・ヘイガーの1曲。

 NFL開幕の記事から1週間が経ちました。
 この記事はほんとはもっと早く上げたかったのですが、その間何をしていたのだろう・・・

 それはともかく、NFL、わがフィラデルフィア・イーグルス、開幕週は勝利しました。
 ジャクソンヴィル・ジャガーズを相手に34-17。
 結果だけ見るとダブルスコアで圧勝でしたが、前半つまり第2クォーターが終わったところで0-17とリードされていました。
 後半、第3クォーターから追い上げ開始、第4クォーターは一挙24点を上げて逆転勝ち。
 勝ったのはよかったけど、危ないことは危なかった、ほっ。
 ただ、ジャックスを後半無得点に抑えたのは、守備もよくなっているのかもしれない。

 昨年まさに彗星のごとく現れリーグ1位の成績を収めたクォーターバック、ニック・フォールズ。
 パス成功率は目安の6割を切ったものの、322ヤード獲得、2タッチダウンパスを上げ、まずまずの出だし。
 ただ、昨年10試合ほどで1つしかなかったインターセプトを早速ひとつ喫し、今年はもうあと1つしかできないぞ(笑)。
 実質2年目の今年は相手チームの守備のマークがきつくなることは覚悟していたけれど、2年目のジンクスはなさそうでほっとしました。

 ニューオーリンズ・セインツから新加入したランニングバックのダレン・スプロールズが71ヤードを走り、タッチダウンもひとつ上げ、期待通り、心強い新戦力です。
 昨年リーディングラッシャーだったエースのルショーン・マッコイとともに、リーグ最強のRBコンビを形成する可能性もありますね。

 などと、1つ勝っただけでスーパーボウルに期待が膨らむのは悲しいファン心理でしょうか(笑)。

 ただ、日本では試合の中継が録画放送でもなかったのが残念でなりません。


 
 そこで思いつきました。

 今年は、フィラデルフィア・イーグルスが勝つ度に、"eagle"にちなんだ曲を上げてゆこうと。

 出だしでいきなり躓いてもう5日が経ってしまいましたが、「鷲の曲」でイーグルスを応援してゆきます。
 曲名はもちろん、歌詞に出てくるもの、アルバムジャケットに鷲がいるものはそこから1曲、などと進めてゆきます。
 Hotel Californiaで知られたバンドのイーグルスばかり上げるわけではありません、念のため。

 1勝目は、サミー・ヘイガーのEagles Fly

 1987年のアルバムからの1曲。

 先に余談。
 このアルバムは僕はリリース当時に買いましたが、その時はSAMMY HAGARというタイトルでした。
 しかし今は、I NEVER SAID GOODBYEというタイトルがついています。
 SAMMY HAGARというアルバムは1977年にも出しているので、混同しないようにとのことでしょうか。
 現行のものは、ジャケットの表に名前とアルバムタイトル名が書き足されています。
 でも、僕は、そう呼んだことはありません。

 このアルバムは、「サミー・ヘイガー」であることに意味があるからです。
 これは、サミーがヴァン・ヘイレンに加入した後で出した初めてのアルバムであり、「ヴァン・ヘイレンのサミー・ヘイガー」ではなくあくまでもサミー・ヘイガーはサミー・ヘイガーだと宣言した、というのがこのタイトルに込められた思いではないかと。

 もちろんそれは仲が悪いからという意味ではない、まったく逆で、ヴァン・ヘイレンのメンバーとしてうまくやってゆける自信がついたから、敢えてそういうタイトルにしたのでしょう。
 エドワード・ヴァン・ヘイレンが参加しているのはその証拠であり、さらにエディはギターを弾かずベースに専念しているのは、サミーへの敬意を表したものとして僕は当時受け止めました。

 ただ、10年くらいで破局を迎えてしまったのではありますが、サミー時代のヴァン・ヘイレンは大好きでした。

 なお、今回久しぶりにアルバムを通して聴きましたが、やはりいいですね。
 いつかアルバム記事も上げたいです。
 ただ、その際には、ここで書いたことを自分で引用すると思います。



 そんなサミーのこの曲、僕にとってはいちばん思い出深いサミーの曲です。

 1989年のヴァン・ヘイレンの東京ドームコンサートでこの曲は演奏されました。
 サミーがひとりでステージに残り、アコースティックギター1本、弾き語りで聴かせてくれた。
 感動しました。
 鳥好きということもあって元々アルバムの中でも好きな曲でしたが、それを弾き語りしてくれるなんて。

 あの大きな会場、ひとりでギターを持って歌うサミーの姿は、まるで大空を帆翔する鷲のように気高い、孤高の存在、まさにサミーは鷲でした。
 鷲鼻だからではありません、断じて。
 曲のイメージとその人がこれほどうまくつながるなんて、と。 
 僕が観たすべてのコンサートの中でも、特に思い出深い1曲です。

 You-Tube映像は、ヴァン・ヘイレンのコンサートでのこの曲のものが見つかりました。
 だから(Van Halen)と表記しています。
 
 あの時確かシングルカッタウェイのアコースティックギター(エレアコかな)を持っていたと記憶していて、この映像でもそのタイプのギターで弾き語りをしています。
 ただ、東京ドームの時は黒いギターだったような気もするのですが、そこは忘れてしまいました。

 いいですね。
 Bメロで音が下降するフレーズを弾くところでわざとゆっくり弾くように聴こえるところも、そうだそうだその時もそうだったと、思い出して感慨に浸りました。

 この曲がもうひとつ思い出深いのは、その時のヴァン・ヘイレンが、僕が東京ドームで見た初めてのコンサートだったからです。
 当時高3だった弟が学校を「風邪で」休んで東京に出てきて一緒に観ました。
 弟は、ヴァン・ヘイレンの5150が世の中でいちばん好きなロックアルバム、という人間です。
 
 東京ドームは音響が悪いと言われていましたが、そうですね、感覚的にいえば、自分から離れた遠くのほうで違う方向からの残響が干渉しあっているような、すっきりとしない響きだったのは覚えています。
 しかしそれ以上に、演奏ではない、喋りの声がその干渉のせいで聞き取りにくかった。
 この曲の前にサミーが何か話したのですが、それがほとんど分からなかったのが残念でした。
   
 でも、歌はいい響きだった、と、僕の思い出の中には刻まれています。
 それはやはり、姿と相まっての効果だったのでしょう。
 ライヴのいいところですね。
 そして思い出は永遠に残る。

 思い出深い曲だから、Eagles Flyを1回目とさせていただきました。
 タイトルもそのまま応援になりますからね。



 フィラデルフィア・イーグルスが勝つ度に、なるべく早く、"eagle"の曲を上げてゆきます。

 次は日本時間9月16日火曜日、インディアナポリス・コルツが相手、アウェイの試合です。
 向こうでは月曜の夜の試合。
 マンデーナイト・ゲームは、他のチームが日曜に試合を行うのを、1試合だけ(2試合のこともある)月曜の夜に行うことで、テレビ視聴者が増える、それだけ注目されている試合ということです。
 昨年のイーグルスは、マンデーナイト、あったかな、なかったんじゃないかな、一昨年が成績がよくなかったので。
 つまりそれだけ注目されているわけです。
 
 相手のコルツも地力がありますが、コルツは、相手から見ると、勝負強くてくらいついてくる恐いチーム。
 なんとか勝てるといいのですが。

 日テレで、今年から地上波でも放送されることになった、オードリーが司会のNFLの番組があります。
 番組内には、オードリーの春日が応援したチームはことごとく負けるというジンクスがあり、これを「春日の呪い」と称しています。
 昨夜のCSでの放送では、春日が今年応援するチームを決めるということでしたが、そこで「フィラデルフィア・イーグルス」と言ったので僕はドキッとしました。
 しかし実際はバッファロー・ビルズを応援するということで、イーグルスも気になって間違えたと話していてひと安心。 
 でも、気になっていると公言しただけでも呪いがかかってしまわないか、心配になってきました・・・
 
 鷲の曲、リストはもう作り始めていて、今のところ11曲あります。
 つまり、12勝以上して、プレイオフを勝ち進むとなると、曲が足りません。
 11月までにまだ探してリストに入れておかないと(笑)。