コロンビア政府とこの国の第2のゲリラグループ、民族解放軍(ELN)の代表は、10月10日カラカスにおいて、和平のための正式交渉を、10月27日からキトにおいて開始すると発表した。

 

「ELNとの前進によって、平和は完璧なものになる」、この少しのち、コロンビアのフアン・マヌエル・サントス大統領は語った。かれはコロンビア革命軍(FARC)との停戦の約束を繰り返すとともに、極右のアルバロ・ウリベ前大統領に率いられた和平協定反対派にたいし、「不可能な提案はおこなわないように」要望した。

 

ELNとコロンビア政府は、正式交渉で対象となるテーマについて合意しており、これには「和平の環境づくり」として、そのほかの人道問題のなかでも、誘拐者の解放の開始が含まれていた。

 

文書は政府代表のマウリシオ・ロドリゲス、ELN代表のパブロ・ベルトランが署名し、保証国の代表が立ち会った:エクアドル、チリ、ブラジル、ノルウェー、ベネズエラである。

 

10月27日にキトにおいて正式な和平交渉のテーブルが設置されることが合意された。このなかでは和平建設のために社会への参加、人道上の活動を力強くおこなっていくことが含まれる。

 

短い声明は、最後に会議を前進させるために場所を提供したベネズエラ、そのほかの保証国への感謝で終えられた。

 

双方は非公式な接触を2014年1月に持った。この3月になって、正式な交渉をエクアドルにおいて始めることが明らかにされた。問題となっていたことが、最近3人が解放されたことによっ現在はて乗り越えられたと見られる。

 

10月2日の国民投票において、主要なゲリラ組織であるFARCと政府のあいだで調印された協定が拒否されたことによって、交渉は新しい方向が目指されるものと思われる。

 

ELNの声明のあと、サントスは大統領宮殿カサ・デ・ナリニョから全国放送に登場した。「ELNゲリラとのあいだで、われわれは3年近く、かれらとも武力紛争を終わらせるための交渉を追求してきた・・・現在ELNとのあいだで前進をおこなった。それは完全な平和を意味する!」。

 

FARCとのあいだの停戦の約束を繰り返した。早急に仕事を進めることを呼びかけた。そして今週引き続き、国民投票で「反対」を投票した人々の声を聞くと話した。そしてそこには違いよりも、誤解が存在すると指摘した。しかしなにより、「不可能な要求」を提起しないことを要請した。

(N01437) [La Jornada による]