ラテンアメリカの政治経済

変革の現在を厳選して伝える



テーマ:

国連(ONU)難民高等弁務官(ACNUR)は9月27日、コロンビア政府とコロンビア革命軍(FARC)のあいだの歴史的な合意を歓迎した。しかしこの国の持続する平和の建設のためには、「700万人以上の暴力によって立ち退かされた人々の、再統合にかかっている」と警告した。


ACNURが『ラ・ホルナダ』に寄せた声明のなかで、合意はコロンビア当局とFARCのあいだの、「素晴らしい努力の産物」であり、22万人以上のコロンビア人犠牲者と 740万人以上の人々が家庭を棄てることを強いた武力紛争を終わらせた、と述べた。


ACNURのコロンビア代表であるジョゼフ・メルクスによると、この協定は、世界になかでも実現したもっとも広範で総合的なものの一つである。避難民の状況を終わらせるためには、かれらが属していた家を捨て、共同体を離れなければならなかった人々にたいする支援を進めなければならない。


メルクスが指摘するところでは、協定が主要に問題にしているのは農村である。同時に国内難民の大多数が居住しているのは都会であり、「やはり支援、協力を求めている。とりわけ適法ではない居住の合法化、そこにかれらの多くは住んでいるのであり、かれらの食料などの保障、基本サービスへのアクセスなどが求められている」。


また協定の締結は、「平和を建設するための長い道のりの始まりであり、すべての犠牲者、立ち退かされ難民となった人々が人権を享受することができるよう、全体的な努力が要求される」。


「この文書は、持続的な平和の建設について、きわめて重要なテーマを含んでおり、そして紛争の被害者の積極的な参加によって作られた例であり、かれらの必要から、具体的な回答を含ませようとしたものである」、メルクスは語った。


こうした文脈から、和平協定はコロンビア住民から広範な支持を受けており、10月2日の国民投票では、66%が「賛成」を投票する意向である。これにたいし「反対」は34%である。イプソスが9月21日から25日のあいだにおこなった調査で、RCNによって報道された。


イプソスの調査は1524人を対象におこなわれ、誤差は3.5%、95%の信頼度とされる。


この世論調査はさらに、国民投票に投票しようとする人が増えていることを示している。これはフアン・マヌエル・サントス大統領が、キューバで4年近く交渉し、FARCとのあいだで合意に至った内容について、市民自身が承認するかどうかにかけたものである。

(N01423) [La Jornada による]




AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

「この紛争のすべての犠牲者にたいして、この戦争のなかでわれわれが与えたであろう痛みにたいして、心から許しを乞いたい」、9月26日、コロンビア革命的武装勢力‐人民軍(FARC‐EP)のロドリゴ・ロンドニョ、よりティモチェンコの名前で知られる最高司令官は、コロンビア大統領フアン・マヌエル・サントスとのあいだで、歴史的な和平合意に調印したのちに語った。大統領は、「恐ろしい暴力の夜が終わった・・・平和という新しい夜明けに向かって、われわれの心を開けよう」と表明した。


ちょうど17時30分に、1分間の沈黙ののち、サントスとティモチェンコは、和平協定に調印した。2012年11月以来、キューバのハバナにおいて交渉を始め、さる8月に合意に至ったものである。52年間の内戦のなかで、22万人の死者、45,000人の行方不明者、690万人の難民を生んだ。


297ページにのぼるテキストで、サントスが強調したのは、核心的には「銃弾を投票に」変えるということで、ゲリラの武装解除を進め、合法的政治生活に移行することだった。調印はbaligrafoバリグラフォによって署名された。balas銃弾で作られたboligrafoボールペンによって。このレプリカは、式典に招待された2500人に贈呈された。会場はフリオ・セサル・トゥルバイ・アヤラ会議場のバンデラス広場であった。


最初に署名したのはロンドニョであった。かれはまたティモレオン・ヒメネスの名前でも知られる。そのあとサントスが署名する。かれは平和のハトのデザインの入ったシャツをFARC最高指導者に手渡した。ロンドニョはそれをグアジャベラ[やはり服]にはおった。


そして初めてコロンビアで握手をした。


「困難で夢のような対話に感謝したい。未来を楽観主義で見ることができる。平和万歳!コロンビア万歳!平和なコロンビア万歳!」、国連(ONU)事務総長潘基文が演説した。かれは双方の努力を評価し、国連が和平後の時期を監督することを約束した。


ティモチェンコは引き続く演説のなかで、国民和解と社会正義について述べた。最後に「土地に関する2度目の機会」を歓迎すると、亡くなったコロンビアのノーベル受賞者ガブリエル・ガルシア・マルケスについて触れた。


「誰もわれわれが武器なき政治を目指すことを疑うことのないように;すべてのものが武装解除のために、精神と心の準備をするだろう。紙に書かれたものは、現実によって生命あるものになるだろうし、それによって可能となる。さらに国際社会の承認によって。コロンビア人民が協定の主要な保障にならなければならない;われわれは成し遂げるであろうし、政府も成し遂げることを期待する」、ティモチェンコは強調した。


「式典参加者はみんな白いシャツを着ていた。そのなかにはキューバのラウル・カストロ議長もいた。キューバはノルウェー、ベネズエラ、チリとともに、交渉を支援する国の一つであり、交渉の場を提供した。ティモチェンコはサントスにたいし、「合意を実行しようという確かな意思に感謝を表明し、それはコロンビア社会全体と国際社会の勝利であった。


「われわれの、国を流血の兄弟殺しからの政治解決をもとめるという目的は、フアン・マヌエル・サントス大統領に出会うことになった。勇気ある対話者で、かれにたいする戦争主義者たちの圧力、挑発にたいし、毅然としてこれをはねのける能力を持っていた」。


もっとも高揚した場面の一つは、ロンドニョが許しを乞うたときだった:「FARC‐EPの名において、この紛争の犠牲者となった人々に、心からの許しを乞いたい。この戦争のなかで、われわれが引き起こしたであろう苦痛に対して」。式典参加者からの喝さい、拍手、叫びのなかでロンドニョが強調した。


そのときティモチェンコは飛んできた飛行機に驚かされた。バンデラス広場の上を、平和を祝するために爆薬を破裂させた。今日までゲリラグループの最高司令官であったかれは、笑いながらコメントした:「飛行機は平和を祝するためにやってきたのだ。爆撃するためではなく」。


一方サントスは、FARCメンバーにたいして、「民主主義への歓迎」を表明した。「今日、反乱グループのメンバーたち、社会への復帰の道を歩むとき、武器なき政治運動への移行を始めるとき、協定に定める正義、真実、補償を続けるとき、祖国の国家の長として、すべてを愛するし、あなたたちに民主主義にようこそと歓迎する」、サントスは語った。


「きょう調印したのは、コロンビア人民の世界にたいする宣言で、われわれは戦争に疲れたし、思想を守るために暴力を手段としないということだ」、サントスは言う。


「銃弾を投票に変える;武器を思想に。これは最も勇気ある、そしてもっとも賢明な、いかなる転覆を目指すグループにとっても、決定だ。そしてあなたたちにとって、歴史の要請を理解する良い時期であった」。


「恐ろしい暴力の夜を終わらせる・・・新しい平和の夜明けにわれわれの心を開ける」、サントスは涙とともに演説を終えた。


式典には大統領たちが出席した。メキシコのエンリケ・ペニャ・ニエト;アルゼンチンのマウリシオ・マクリ;チリのミチェレ・バチェレ;エクアドルのラファエル・コレア;ベネズエラのニコラス・マドゥロほか;米国外交の長ジョン・ケリー、国際組織の多くの代表などが出席した。


ボゴタのボリバル広場では、数千人のコロンビア人たちが、あるいはそのほかの都市においても、巨大な画面のテレビで調印の式典を見ながら、喝さいをあげ、祝い、そして旗をなびかせた。当局はこの日を祝うために音楽ショーを準備し、ゲリラたちもヤリのジャングルのキャンプで、コンサートを開きこの日を祝った。


この日は軍への敬意とともに始まった。サントスはその「犠牲と勇気」に感謝した。


サン・ペドロ・クラベル教会では、バチカン国務長官であり、フランシスコ法王のこの日の特使である、ピエトロ・パロリン枢機卿が「コロンビア人の和解のための祈り」を指揮した。これはこの国のすべての場所の礼拝で繰り返された。


いまや協定は10月2日におこなわれる、コロンビア市民の国民投票にかけられる。もしもこれが承認されるならば、小説『百年の孤独』の登場人物の一人、マウリシオ・バビロニアは黄色の蝶を自由にしなければならないだろう。式典において、サントスだけではなく、ロンドニョもこれを引用した。

(N01422) [La Jornada による]




ボゴタ市民    foto:xihua

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

統一されたアルゼンチン労働者総同盟(CGT)は、10月にゼネラルストライキを決行することを決定した。具体的な日にちはまだ決まってはおらず、また政府との交渉も期待され、これについては大多数の労働者からの支持も得ているのだが。


この決定は数時間前に、この国の経済資料が明らかとなり、経済後退にあることが知られるなかでおこなわれた。世論調査は、10人の労働者のうち、6人が経済状態に不満を持っており、多数が賃金交渉の開始を支持していても、労働組合はゼネスト指令をおこなったものである。調査会社アナロヒアスはそう指摘している。


調査会社によると、大多数の労働者は新政府によって状態は悪くなったと考えており、部門によって「最悪だ」と語っている。


政府からもっとも「支援」を受けている層は誰かを聞いたところ、60%は経営者であると答えた。労働者と答えたのはわずか8.6%に過ぎなかった。新聞『アンビト・フィナンシエロ』が伝えた。


国家統計調査院(INEC)によると、国内総生産(PIB)は、「加速して収縮傾向にある。投資は、活動を活発化させるものであるが、もっとも低下し、第2四半期で4.9%の減少となった。


経済活動としても、第2四半期は、前年同期と比較して3.4%の減少であり、2016年前半において、PIBの減少は1.7%となっている。


これら数字は昨年12月以後の、カンビエモスの正当なプログラムの結果であり、消費の後退、雇用の減少、生産施設の閉鎖を生み出した。


これに加え、「タリファッソ[大規模値上げ]」の重大な影響がある。その解決はいまだ遠い。さらに失業の増加が続いている。昨年の同じ月と比べると、60,000人近くが失業状態となった。


失業と弾圧


こうしたなかメキシコ企業ビンボは、ピラルのプラントの107人の労働者を解雇、これは抗議行動をうみ、この地域の工業地帯へのアクセスの3カ所を封鎖、結果治安部隊の弾圧がおこなわれ、3人の抗議行動参加者が逮捕された。


ブエノスアイレスの労働相は、強制的な仲裁を命令し、‐そのなかで生産の低下が述べられていたのだが、‐双方に会談を招集した。

(N01421) [La Jornada のStella Calloni による]




AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。