ラテンアメリカの政治経済

変革の現在を厳選して伝える

ラテンアメリカ連続学習会

12月23日(金)18時30分

ひと・まち交流館 京都





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予想されていなかった決定が、想定外と表現されるような‐いまだブラジルにおいて想定外という言葉が存在してたらの話だが‐最高裁によって6対3でおこなわれた。レナン・カリェイロスは最高裁自体の被告であるが、来年2月までの任期のあいだ、上院および全体議会の長である続けることができる。それは「ブラジル的な」解決で:カリェイロスは上院議長を続けることができるが、憲法に定めているように、大統領を代行するリストに入ることは出来ない。

 

この結論は広範で熱のこもった3権の長の交渉の結果生まれた:立法と司法と行政による。カリェイロス自身がこれを最高裁に提案し、当然ながらミシェル・テメル大統領がこれを支持し、最高裁長官のカルメン・ルシアがこれを受け入れた。この解決法はいまだ前例がなく、いかなる法理に照らしても通らないものである。

 

これは明らかに政治的な決定であって、この国の司法の最高機関のモラルを、多くの面で裏切るものだと法学者たちは言う。一方では政治家一般、とりわけジウマ・フセフ大統領を罷免する制度的クーデターで生まれた政府は、この解決法を歓迎した。非常に意見が対立し、不人気である法案を上院で採択しなければならない政治日程のなかで、カリェイロスが解任され、労働党(PT)のジョルジュ・ヴィアナ上院議員が議長に就くことはリスクが大きいことが想定された。

 

テメルは議会で多数派を占めていることから、公共支出の上限法案は大きな問題もなく承認されるものと思われる。一方でヴィアナが投票の延期を決定するリスクは、上院で重大な問題を作り出すだけではなく、主要に経営者と金融市場、つまり資本にとっての重大な問題となりうる。これに関して警告する噂が政府とその仲間筋から(何も証拠のある可能性ではないが)、広範に流された。外国人のみではなくブラジル人の投資家も、より安全な場所に、つまり外国に逃げだすと脅迫された。

 

この例外的な決定に投票した判事のものたちは、最低限の粉飾をすらしようとはしなかった:すべての言葉を受け入れ、この国を覆う重大な経済危機に立ち向かうことこそが核心的に重要なのであり、「議会の通常の雰囲気を保障しなければならない」。このようにして憲法に従い最高裁自身が暫定的に採用した決定を続けるのではなく、弱体化した政府の政治方針に忠実に従うことを選択し、強く支配的な不安定さを緩和することもなかった。

 

この最初のとき、ミシェル・テメルは一息をつくことができた。しかしかれの慰めは、その都度束の間のもとになっていく。カリェイロスは厄介な同盟者であり、いくらか信頼できず、しかしかれの行動は重要である。

 

これにより地位を守った上院および全体議会議長は、その大きな力、権力を見せつけることになった。裁判所の正式な召喚状の受け取りを拒否し、文明国では許されないであろう挑戦で、最高裁に再度立ち向かうことを決め、これに勝利したのだ。

 

かれの主張の基本は、憲法の番人とされるものから完璧に擁護されたのだが、はっきりとしている:上院議長を職務から遠ざけるならば、経済の大混乱を生じるであろう。すでにぼろ衣のようになり、公共支出の上限法の成立を約束している、ミシェル・テメルの貧血状態の政府の統治能力を、一気に終了させてしまうだろうと。

 

12月6日の夜から12月7日の朝にかけて、すでにもっとも近しいもののあいだで祝われていた。結果はおおよそ午後6時にならなければ明らかにされなかったのだが。この会議においてカリェイロスは投票の見込みを誤った。かれの留任を、最高裁判事5人が賛成するであろうと述べたが、最終的にはそれは6人であった。

 

12月7日、レナン・カリェイロスは、かれの力の大きさを見せつけた。そして最高裁は、ブラジル人5450万の票を獲得したいかなる犯罪もない大統領が罷免されるのを、力なく消極的に眺めていた。野党の言うところの、明白に機能していないことが再び明らかとなった。

 

13日後には議会は休会に入る。これは政府にとってもっとも厳しいとされる、かつてブラジルでおこなわれることのなかった、経済プログラムを採択するための必要な時間である。また年金システムの改革が提案されており、これはすでに痛めつけられている人々に、取り返しのつかない打撃になるであろう。

 

これにより少なくともかれが発表したうちの2つが達成される。経済学者が言うには、すべての指標は深い危機が持続することを示している。そしてミシェル・テメルにたいする批判が静まることはないであろう。しかしかれが大統領職に就任してから発表した2つについては具体化されたのだ。2つ以上ではない、それは事実だ。しかしそれはゼロではないということだ。

(N01501) [La Jornada のEric Nepomuceno による]

 

 

 

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前例のない命令が出されているなかで、その結論は数日以内、あるいは今日中にもはっきりするかもしれないが、12月6日、上院理事会は全員一致で、最高裁(STF)を構成する一人であるマルコ・アウレリオ・メロ判事の決定に従うことを拒否した。前日メロは、上院のレナン・カリェイロス議長の職務を即時停止する暫定命令(最高裁全体会議にかけるまえの仮の決定)を宣告していた。理事会は最高裁全体会議の決定のみを受け入れるであろうと発表した。

 

メロの意見の分かれる強力な手段は、いまだ最高裁の手続きの過程であるが、大統領職を引き継ぐ権限の職にあるものは、いかなる被告の立場であってもならないという規定に基づく。カリェイロス上院議長の場合、ロドリゴ・マイア下院議長についで2番目の資格者であるが、最高裁そのものの公判の被告の立場にある。

 

カリェイロスを上院議長の職務から引き離す提案への、最高裁での最初の投票は、11人の裁判官のうち6人が提案に賛成し承認された。しかし7人目のディアス・トフォリ判事が審理を、つまり手段が最上のものか検討する時間を要請した。これはあからさまに時間稼ぎを狙ったもので、10日後には議会の休会が開始されることになる。カリェイロスが禁止の主要な標的であるが、かれは来年の2月1日までが期限で、この任期を終了することになる。

 

もしマルコ・アウレリオ・メロの決定が議論のあるところならば、これと衝突する決定であったことである。最初の抵抗はカリェイロス自身からのもので、2回にわたって、裁判所からのこの命令をかれに手渡す公文の受け取りを拒否した(最初は12月5日の夜、2回目は12月6日の朝)。

 

カリェイロスの動きから判断すると、それはかれの個人としてのものではなく、集団のものであることがはっきりする。これはこの国の議会と司法の最高機関とのあいだの制度的な危機を開くもので、すでに極度に重たい環境となっているものをさらに揺り動かすことになる。

 

理事会を支配している上院の反旗の行動が明らかになるや、最高裁判事の決定に従わなかったことにより、カリェイロスが逮捕されるのではという推測が駆け巡った。しかしながら最高裁全体はこれについて議論することなく、12月7日に、マルコ・アウレリオ・メロの暫定命令について議論し決定するための全体会議を招集することを決定した。カリェイロスにもっとも近い同盟者に言わせても、かれがギロチンを逃れて、引き続き上院を指揮する可能性は、もしあってもそれは小数点以下だろうという。

 

12月6日に起きたこのことと一致して同じ日、テメルの政府はこの国の年金制度をドラスティックに変更する法案を提案した。これは労働者にたいして大きな影響を与えるであろう。

 

法案は激しい批判の嵐の的となった。下院議員でフエルサ・シンディカル[労働組合の力]のリーダー、パウロ・ペレイラはその組合員とともに、クーデターの無条件の支持者でミシェル・テメルのお好みの対話者だが、発言は強いものであった:「このようなものなら、下院で承認されることは絶対にないだろう」。

 

また12月6日には上院にたいして、憲法を改正して今後20年間の公共支出の上限を定める法案が提出された。これは大規模に公共サービスの予算を削減するもので、これには教育と医療が含まれている。

 

資本家の欲望を10中10実現する、完全な原理的新自由主義モデルは、今年投票されることもなく、重大なリスクを伴っている。

 

脆弱となり生気のなくなった政府、かれを大統領の座に引き上げた、クーデターの助言者までが打倒されて、ミシェル・テメルはいかなる反応も提案もする能力がなく、かれと国に約束されている運命を待っているようだ。

 

しかしその運命は、かれにとって好ましくないだけではなく、国にとっても良くないようだ。12月6日、ブラジル経済で3番目の規模を有するミナスジェライス州知事は州議会にたいして、「財政非常事態宣言」をおこなうように要請した。これはすでに、リオデジャネイロとリオグランデドゥスルにおいておこなわれたものである。

 

リオデジャネイロでは情景はよりドラマティックなものである:地方政府は11月分の賃金を支払うものを持っていないのだが、さらに12月分も年末手当も持っていない。

 

同じ12月6日、公務員労働者は州の破産に抗議して、警察と街頭での激しい闘いを繰り広げた。ブラジリアにおいてはこの情景が社会的爆発の寸前のところにあり、国のその他の地方に広がることが恐れられている。

 

すべてのことが小さいとしても、いまや裁判所と議会のあいだで、公然とした紛争が起こっている。

 

いつまで、そしていかなるところまで、この全体的な騒動状態に、この国の機関は持ちこたえることができるだろうか?

(N01500) [La Jornada のEric Nepomuceno による]

 

リオデジャネイロ州議会前のバリケード、議会では緊縮法案を審議。労働者、年金者の収入は途絶えている。 foto:AP

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ベネズエラの政治危機を乗り越えるための対話は、政府側がテーブルを維持するために野党側の要求を受け入れる可能性が低いため、破綻する直前の状況にある。

 

一応12月6日に第3回目の対話テーブルが予定されているが、野党連合、民主統一会議(MUD)の、社会主義者、ニコラス・マドゥロ大統領にたいする最後通告によってその実現は不確定なものとなっている。

 

「会議は政府が[約束を]実行するならば、実現するであろう」、MUDの交渉委員カルロス・オカリスはAFP通信にたいして、12月5日、繰り返した。10月30日に対話はバチカンと南米諸国連合(UNASUR)を立会人にして開始されたが、その代表団は、双方が合意を実行していないと批判しあうなかで、12月6日の会議が開催されるのか確認できていないとしている。

 

チャビスモのナンバー2、ディオスダド・カベジョは、12月5日、野党は来ないであろうとみなした。MUD筋によると、カラカスにはすでにUNASUR代表のパナマのマルティン・トリホス元大統領が滞在しており、フランシスコ法王のクライディオ・マリア・セリ特使の到着を待つ状態にある。

 

「われわれが席を立つことはしない」、カベジョは主張した。かれはバチカン国務長官ピエトロ・パロリンにたいして、かれがマドゥロにたいして送って手紙に関連して、激しい言葉で非難をおこなった。

 

「法王は手紙を送ってはいない。手紙を送ったのはピエトロ・パロリン氏だ。敬意に欠け、無責任で、バチカンからベネズエラを保護監督していると思っている」、公式行事のなかで語った。

 

この霞がかけられた手紙に関して、マドゥロは12月2日に批判をおこなっている。対話を「内部爆発」させようとするMUDの側からと、「立会人の側」からのたくらみであると。

 

「対話を内部爆発させようとしている唯一の人物はあなただ。あなたは合意したことの一つも実行していない」。これにたいして12月5日、MUDの執行役員で報道担当でもあるヘスス・トレアルバは答えた。

 

野党側は危機の解決を選挙でおこなうことを要求しており、それは10月20日に中断したマドゥロのリコールのための国民投票を再開するか、2018年に予定されている大統領選挙を前倒しして実施するかである。

 

一方で獄中にある反対派の釈放、深刻な欠乏状態にある食料と薬品の供与を受け入れること、裁判所が野党が支配する議会にたいして宣告している「侮辱罪」の措置の撤廃を要求している。

 

点滴のようにおこなう釈放

 

パロリンの手紙の中身は明らかにされてはいないが、トレアルバはそれが政府に反論し、日程には選挙による解決、囚人の釈放が合意されていたことを認めるものであると指摘した。

 

マドゥロはこれらのテーマは議論のうちに含まれていないと主張する。しかしMUDによれば、かれらの活動家が6人、対話の結果として自由を回復しているという。

 

議会のヘンリー・ラモス・アルプ議長は12月5日、政府は対話を生き延びさせるために、誰か指導者を釈放することができるだろうと示唆し、現状では不十分であると勧告した。

 

「拘束者の解放は圧力のもとでケチケチしたもので、もし体制がこれほかの要求を実行しないならば、われわれは対話のテーブルを維持することは出来ないだろう」、議員はツイッター上に、MUDの主要な党の一つ、自身の民主行動党(AD)の名前で書いた。

 

「政府は交渉を生き延びさせるために、何かを出してくるだろう。しかしMUDはその残留について判断しなければならない。なぜなら政府はただその自律的な政治活動を抑止しようとしているのだから」、政治評論家ルイス・サラマンカはAFP通信にたいして語った。

 

「政治犯」の状況は、先週末から主役の役割を果たすようになった。かれらのうち14人が、自身の釈放と選挙による解決を要求して、ハンガーストライキを開始した。そのほかの36人は、MUDにたいして、対話の継続を要請した。

 

さらなる障害

 

カベジョは野党こそが合意内容を実行していないと主張する。かれによれば、3人の議員との絶縁が拒否されている。3人は1年前、選挙の不正告発により、最高裁(TSJ)によって資格を停止された。

 

議員たちは11月15日その排除を要請したが、TSJは「侮辱罪」の状態を撤回するためには、議会による行動が必要であると要求している。

 

もう一つの対話を難しくさせている要因は、議会の野党ブロックが、選挙機関の2人の委員の任命を計画していることである。しかし議会はTSJによってその権能を停止させられている。

 

このテーマは12月6日の議会にはあげられていない。

 

「議会の怠慢」を主張して、チャビスムは裁判所にたいして、これら委員の任命を要請している。かれらの任期はすでに終了している。

(N01499) [AFPのAlexander MARTINEZとAlex VASQUEZによる]

 

 

 

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