こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/

 

 

 

 

 

本日も

 

想像力と
ヒスパニック見聞録

 

というテーマで

 

ロスト・バケーション

 


という映画を
 
ご紹介させて頂ければと思います。

 

出展:http://www.impawards.com/2016/shallows.html

 

 

 

 

 

本日の作品は

 

メキシコの海岸が舞台!

 

 

 

 

 


メキシコの海岸と言えば

 

カンクンやロスカボスが有名ですね。

 

↑まるでファンタジーの世界のようなロスカボスの海岸

 

出典:https://www.ab-road.net/south_america/mexico/san_jose_del_cabo/

 

 

 

 

 


美しい自然と

 

強い日差しが織り成すロマンチックな海!

 

 

 

 

これもまた

 

メキシコの魅力のひとつなのです

 

\(^▽^)/

 

 

 

 

 

 

 


本日のロスト・バケーションは

 

そんなメキシコの海岸にサーフィンに来た

 

一人のアメリカ人女性が主人公。

 

↑主人公は、サーファーの女性。

 

 

 

 


彼女は、家族に告げず

 

一人でサーフィンをしに

 

メキシコの海岸にやって来ました。

 

↑映画の冒頭30分は

とても美しい海とサーフィンを堪能できます。

 

 

 

 


地元の人しか知らない海岸のため

 

周囲でサーフィンをしているのは2人だけ。

 

 

 

 

 

完全な穴場スポットです。

 

 

 

 

 


…でも、そんな穴場スポットを

 

アメリカ人の彼女が何故知ってるの?

 

 

 

 

 

それは、

 

昔の写真で、かつて彼女の母親が

 

この海岸に訪れていた事を知っていたからです。

 

 

 

 

 

彼女がこの海岸に来た思った理由は

 

揺れ動く気持ちの整理をつけたかったから!

 

 

 

 

 


何で心が揺れ動いているの?

 

 

 

 


それは

 

お母さんの死にショックを受けたからです。

 

 

 

 

 

 


彼女は医師になる夢を抱いて

 

学校に通っていたのですが

 

病気だった母を救えなかった事にショックを受け

 

医師の道への意欲を失い

 

学校を退学しようと考えていたのです。

 

 

 


…これは辛い状況ですね。

 

(ノ_-。)

 

 

 


そんな彼女にとって

 

誰も人が来ない母の思い出の海岸は

 

一人になって考えられる

 

うってつけの場所だったのです!

 

↑お母さん…ぐすん

 

 

 

 


けれど、沖へと泳いでいった彼女には

 

想像を絶する事態が待ち受けていたのです!

 

 

 

 

 

 

沖といっても

 

海岸からわずか200mの地点で


彼女は巨大なサメに襲われ

 

浅瀬の岩場に命からがら逃げ伸びます。

 

↑突然の恐怖にパニック!!

 

 

 

 


左足はサメに噛み付かれて大出血!

 

↑ものすごい傷な上に

サーフボードも流されてしまいました!

 

 

 


周囲で泳いでいた2人も帰ってしまい

 

助けてくれる人は誰もいません!

 

 

 

 

 

さて彼女は、獰猛なサメの泳ぎ回る浅瀬で

 

生き残ることができるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑岩場から落ちたら

そこには“死”が待っています。

 

 

 


この映画は

 

一見すると、ジョーズのような

 

サメ・パニック映画のように見えますが

 

よく観るとサメに関する描写は

 

驚くほどアッサリしています。

 

 

 

 

 

サメは淡々と

 

浅瀬に侵入した生物を殺すだけの存在。

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり彼女は突然、

 

死に直面した状況

 

に追い込まれてしまったのです!

 

 

 

 

 

 


そんな彼女は

 

映画の序盤ではひたすらパニック!


出血が!!


死んじゃう!


誰か助けて!!

 

という、死への恐怖で泣き叫びます。

 

↑ギャー!誰か助けてー!!

 

 

 

 

けれど中盤で

 

自分で

なんとかしなければ死ぬ!

 

と理解した時に

 

彼女は知識と経験をフル稼働させて

 

生き延びようと行動しはじめます。

 

 

 

 

 

つまり

 

死への抵抗

 

です。

 

 

 

 

 

そして映画の終盤、

 

万策尽きた彼女は覚悟を決め

 

サメと対決する事を決意します。

 

 

 

 

 

 

サメから逃げるのではなく

 

死と正面から向き合って

 

命を勝ち取ろうとするのです!

 

 

 

 

 

はい。

 

 

 

 

これは、サメ・パニックというよりは

 

死に対する考え方の変化を
描いた作品

 

なのです

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

 

 


母を死から救えなかったという

 

無力感を感じていた主人公は

 

死というものと向き合うことで

 

パニックでも、絶望でもなく

 

最後まであきらめず立ち向かう生き方を

 

学んでいくのです。

 

 

 

 

 

 

ん。

 

 

 

(-"-;A

 

 

 

 

あれ?

 

 

 

 

これ、なんか似た展開の

 

有名な映画がありませんでしたっけ…

 

 

 

 

 


そう!

 

 

 

 

この映画は

 

ゼロ・グラビティと全く同じ構成!

 

↑宇宙空間で生き延びようとする女性の映画

「ゼロ・グラビティ」

 

音譜ゼロ・グラビティの回はコチラ音譜

 

 

 

 

 


宇宙で死の恐怖に怯えていた主人公の女性が

 

パニックやサバイバルを経験した後で

 

死と戦う決意をする!

 

という展開の舞台を

 

海岸から200mの浅瀬に置き換えた作品なのです

 

 

 

 

 


どちらの作品も

 

死に直面することで

 

生きる事の意味を自覚するという

 

メメント・モリ

(常に死を意識して生きろ)

 

という

 

素晴らしいテーマの映画だと思います。

 

 

 

 

 


ただし。


一つだけザンネンな事は…

 

 

 

 

 

この映画のロケ地は、実はメキシコじゃなくて

 

オーストラリアのニュー・ハウ・アイランドなのです!

 

↑コチラでした!!

 

出典①:http://www.australia.com/ja-jp/places/nsw/nsw-lord-howe-island.html

 

出典②:http://blog.livedoor.jp/nicoraiss/archives/59663181.html

 

 

 

 

 

 

だからヒスパニック見聞録とは

 

ちょっとテーマがそれちゃうんですが

 

良い映画だったので選ばせて頂きました。

 

どうぞご容赦ください

 

(*´∇`*)

 

 

 

 

 

 

という訳で次回こそは

 

本物のメキシコの大自然をご紹介!

 

ヒスパニックmeets

ジャポニズム

 

というテーマで

 

エル・トポ

 

という映画を解説してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

↑人間は死と正面から向き合う事ではじめて

生きる意味と価値を見出すのかもしれませんね…

 

 

gif出典:https://www.tumblr.com/search/THE+SHALLOWS