こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
ヒスパニック見聞録
というテーマで
ナイン・シガレッツ
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
これまで説明して参りました通り
ヒスパニック映画の特徴は
1.愛を至上のものと考える
2.愛の行く末を観て欲しいので
ハッピーエンドとは限らない
3.愛は死よりも生きる上で重要
4.犯罪は愛のためなら許される
という感じ。
このポイントを押えて頂ければ
スペインやメキシコの映画を
違和感なく楽しんで頂けるようになると思います
ヽ(=´▽`=)ノ
けれど折角ですので
もう一つの鑑賞ポイントをご紹介します。
そのポイントとは…
5.一見、何の関係もないな出来事が
思わぬ事態を引き起こしていく
という事です。
↑前回のマジカル・ガールも
思わぬ事態に引き込まれていく映画です。
映画や小説は、ストーリーに整合性があり
観客は物語を楽しむことができますが
我々の生きる実社会は
いつ何が起こるか分らないので
ストーリーに沿った人生を歩めるとは限りません。
予定が狂ってしまうこともありますし
思わぬ事件に巻き込まれることもありますし
ひょっとしたら死んでしまうかもしれないのが
人生なのではないでしょうか?
↑ボーダーラインの女性FBI隊員も
思ってもみなかった状況に巻き込まれていきます。
そんな展開の作品が多いヒスパニック映画は
実は結構リアル志向なのかもしれません!
本日のナイン・シガレッツも
ちょっとした出来事が複雑に絡み合って
思いもしない大事件に発展していく映画です。
ちなみに登場人物は…
ものすごく、たくさん出てきます!
↑ちなみにこの映画は
スペインとメキシコの合作映画なので
ヒスパニックテイスト全開です!
登場人物①②
メキシコ人の悪党2人
↑悪い中年&チンピラ青年
彼らはロシアンマフィアに頼まれ
銀行の暗証番号をハッキングしたデータを
引き渡そうとしています。
登場人物③
ハッカー青年
↑オタク系のハッカーは
先ほどのチンピラ青年の友達です。
そのハッキングを請け負ったオタクっぽい青年は
ハッキングしたデータを保存しています。
登場人物④⑤
ロシアンマフィア2人組
↑強面のロシアンマフィア!
怒るとすぐに銃を出してくる危険な男です。
ドスの利いたロシアンマフィアとその子分は
ハッキングしたデータを
メキシコ人が持ってくるのを部屋で待っています。
…と、ここまでは
普通の映画みたいですよね。
けれど彼らの周辺には
他の人間だって存在するのです
登場人物⑥⑦
美人の音楽団員とその愛人
ハッカーの隣には美人の音楽団員が住んでおり
彼女には恋人がいます。
けれどネクラのハッカー青年は
彼女が好きなので
部屋を盗撮していたのです!
( ̄_ ̄ i)
…まぁ、こういう脇役も
普通の映画でも登場しそうですよね!
けれど…
登場人物⑧⑨
街の床屋さん夫婦!
↑こちらが床屋さんのご夫婦。
彼らは普通の床屋さんです。
…
( ̄Д ̄;;
登場人物⑩⑪
街の薬屋さん夫婦
↑こちらが薬屋さんのご夫婦。
彼らも街の普通の薬屋さんです。
(-"-;A
…床屋と薬屋が
銀行のハッキングと何の関係が?
はい。
ここが、この映画の
ヒスパニック的な面白いところ
\(^▽^)/
メキシコ人青年は
ハッキング青年のミスによって
大事件を起してしまうのですが
その結果
床屋さんと薬屋さんの夫婦は
夫婦の愛に関する問題に
直面するのです!
(((( ;°Д°))))
なぜ、夫婦愛の話に!?
犯罪と夫婦の愛がどう関係しているの?
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。
↑悪党たちの話だと思っていたら…
↑いつの間にか夫婦の愛の話になってました!!
人生というのは
いつ何時、転機が訪れるか分りません!
トラブルに巻き込まれた薬屋も床屋も
犯罪とは何の関係もない人々。
けれど彼らと関わってしまったとこで
彼ら自身が意識していなかった
本当に
夫婦としての愛があったのか?
という問題に直面することになります!
↑乱暴でワガママな夫を
私は本当に愛していたのかしら…
そう。
きっとヒスパニックの人たちの心は
いつでも
愛に関する事でいっぱい
なんだと思います
ヽ(=´▽`=)ノ
という訳で次回は
アメリカから
メキシコへの道のり
というテーマで
フロム・ダスク・ティル・ドーン
という映画を解説してみたいと思います。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
※本稿は、以前に書いた
想像力と“風が吹けば桶屋が儲かる”(その①)「ナイン・シガレッツ」
という回を再構成し加筆したものです。
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