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2012年に御慰霊にお邪魔した時公開した記録です。
2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
現在公開している御慰霊行の記録です
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
現在地 ソロモン諸島ガダルカナル州 勇川上流「丸山道」大洞窟
現地時間 10:32 日本時間 8:32
勇川上流より右に折れた山頂付近の大洞窟で御焼香を終え、これ以上奥へ前進すれば帰路の体力と時間に不安が残ったのでロギノ氏宅へと転進を図ったのであります。
最初に休憩した湧き水のある勇川までの復路のルートは↓青線。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141111/06/guadalcanal/6e/cf/g/o0601053513125690838.gif?caw=800)
往路と違うルートを選択したロギノJR
密林に覆われた稜線を緩やかにくだり・・・
大洞窟から水場までの帰路SDカードには一枚の画像しか記録されておりませんでした。
その一枚↓
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141111/07/guadalcanal/7f/80/g/o0605045013125692215.gif?caw=800)
先頭のロギノJRが4~5メートル程の崖に行く手を阻まれ、急遽小指ほどの蔓を蛮刀で切り即席のロープ代わりに樹の根元に縛り付けた結び目の写真であります。
当然此の蔓にぶら下がりながら両足を斜面に崖を降りたのでありますが意外と蔓はしっかりしており危険を感じる事無く崖下に到着。
ネイティブの知恵に驚かされた場面でありました。
↓の動画は最初の休憩地点、勇川の水場に到着した場面
動画は勢いよく湧き出している水から斜面を上に追いかけております。
此の木々が生茂った急斜面を樹や枝にぶら下がりながら降りてきた訳であります。
気温はジワジワと上昇を続けロギノJRが突然川の浅瀬にうつ伏せ体温調整。
心の準備もカメラの準備も出来ておらず写真に収める事は叶いませんでしたがネイティブでもこのような行動を取る気温なのであります。
大洞窟より湧き水地点まで凡そ一時間強、湧き水地点より一時間弱
我々の前に現れたのは日本軍の山砲砲弾収納箱でありました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141111/09/guadalcanal/ee/1d/j/o0417055713125761924.jpg?caw=800)
編集しながらロギノJRの衣服は既に乾いている事に吃驚。
位置は↓GPSで計測していないので正確ではありません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141111/09/guadalcanal/7d/6b/g/o0601053513125766317.gif?caw=800)
日本軍四一式山砲の砲弾収納箱と思われました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141111/09/guadalcanal/e4/c5/j/o0571043013125761925.jpg?caw=800)
中には実弾が今も尚残されておりました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141111/09/guadalcanal/5b/dc/j/o0566042513125761926.jpg?caw=800)
飛行場総攻撃の際、残置されたものか・・・
第十七軍司令部を護る為のものか・・・
何れにせよタサファロングの海岸より此の地まで兵の背に担がれてきた事は間違いないのであります。
持ち帰りたい気持ちは山々なれど爾後の事を想えば不可。
体力的にはさらに不可。
後ろ髪を引かれつつ残置し
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141111/09/guadalcanal/74/75/j/o0567042413125776081.jpg?caw=800)
車を停めさせて戴いたロギノ氏宅へ
再び第十七軍司令部付近
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141111/09/guadalcanal/4a/30/j/o0568042813125776080.jpg?caw=800)
勇川支流の小川も濁流の流れた痕跡が残っておりました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141111/09/guadalcanal/41/a5/j/o0575042813125776079.jpg?caw=800)
ロギノ氏宅発 現地時間 05:48
湧き水位置 現地時間 08:27
大洞窟 現地時間 10:32
ロギノ氏宅帰着 現地時間 13:15
往路 約三時間半 復路 三時間弱 計七時間弱
洞窟・洞窟と固執したおかげでロギノJRが食糧集積洞窟ではなく丸山道の大洞窟まで案内してくれ、予定していなかった丸山道をちょっとだけ歩く事が出来たのであります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141111/10/guadalcanal/2e/21/g/o0605061413125797527.gif?caw=800)
見晴台より障害物も多く距離も少し多く歩いたのですが密林が太陽の直射日光を遮ってくれたので疲労は見晴台よりも少なく・・・
ロギノ氏宅庭先で行倒れること十数分で済んだのでありました。
此の距離を野営しながら三日続ければタンブハ=マタニカウ川合流点=患者収容所まで辿り着ける・・・等と妄想は膨らみ・・・
だがしかし 其処此処壊れ始めた五十路のおっちゃんには・・・
20kgの背嚢を背負っては絶対無理だと現実を知らされた場面でありました。
つづく
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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。
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