ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年に御慰霊にお邪魔した時公開した記録です。
2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

現在公開している御慰霊行の記録です
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

今まで調べたアウステン山の戦闘記録

見晴台持久戦を戦った歩兵第228連隊
第三大隊長・西山少佐の日誌は → こちら
第十中隊長・若林中尉の日誌は → こちら


現在地 ソロモン諸島ガダルカナル州 勇川上流「丸山道」湧き水休憩地
現地時間 08:27  日本時間 06:27


第十七軍食糧集積洞窟を尋ねようと洞窟へ案内して貰うつもりだったのだが明らかに勇川=ホワイトリバーのはるか上流まで来ている事に薄々気付く。
食糧集積洞窟よりも諦めていた丸山道を歩く事が実現しているのだと胸躍る場面でありました。

↓休憩地点の動画

清流が流れ日陰に位置すれば爽やかな空気を感じる事が出来ました。


現地時間 08:48  日本時間 06:48
休憩を終え再び勇川を遡る


三八式歩兵銃の小銃弾を発見!!

間違いなく「丸山道」である。

続けて鉈を発見。

工兵第二連隊の物か・・・
昭和46年以降に訪れた政府派遣遺骨収集団の方が紛失したものか・・・

ズッシリと重く感じる此の鉈を背負って歩くのは無理と判断し帰りに持って帰ろうとその場に残し歩を進める。


勇川の川幅は次第に細くなりサイクロンの為流出したと思われる流木・倒木が立ちはだかる。



倒木を乗り越え


時には倒木をくぐり


ロギノJRは勇川から右折し山を登り始め・・・

三十度から四十度程の勾配斜面を九十九折ではなく頂上へ向かって直進である。
九十九折に道を整備すれば日本の何処にでもある遊歩道や登山道と変わらないのであるが(気温は大きく違うが)真上に向かって樹木薮生茂る斜面を直進するのは大仕事で写真を撮る余裕なし。

交替で背負っていた10kgも無い背嚢を担当していたK隊員が棘のある蔦に引っ掛かり悪態をついている。
大分消耗している様子だったので小休止。

先頭を行くロギノJRは裸足で此の薮を進んでいたのかと編集しながらあらためて驚く。


腰を降ろし背中の背嚢から満面の笑みで鉈を取り出すノニ氏

帰路に持ち帰ろうとしていたのだが彼は刃の部分を指差し「ベリーシャープ♪ メイドインジャパン ベリーグッド」とのたまい磨き上げて使用するらしい。

背負って帰って空港で没収される可能性を考えればノニ氏に再使用して貰った方が鉈も本望かと考えそのまま氏の鉈となったが・・・
今頃は氏が手がけているゲストハウス作りに活躍していることだろう。
次回、訪問の折には泊めてくれるとの事でした。
しかし・・・何とも後ろ髪を引かれる「鉈」でありました。

ちなみに三八式歩兵銃の小銃弾は・・・

こっそり持ち帰り「丸山道」の小銃弾としてお宝となったのでありました。


つづく


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新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



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