ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年に御慰霊にお邪魔した時公開した記録です。
2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

現在公開している御慰霊行の記録です
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

今まで調べたアウステン山の戦闘記録

見晴台持久戦を戦った歩兵第228連隊
第三大隊長・西山少佐の日誌は → こちら
第十中隊長・若林中尉の日誌は → こちら

現在地 ソロモン諸島ガダルカナル州 見晴台 シムズリッジ北端の木陰
現地時間 09:58  日本時間 07:58


シムズリッジの木陰でマイケルJRにウォーターホールが近くにあると奨められ大いにその気になったのだが・・・

現地へ持参した↑米軍要図によるとウォーターホールはレレイ村マイケル氏宅へ行く位の距離があるではないか。
慌てて資料を指差し「此処へ行くのか???」と問いただすと
マイケルJRも資料を指差し
ディス ワン ビッグ ウォーターホール
ウィ ゴウ トウ スモール ウォーターホール 

と笑顔で答える。

どうも近くにあるらしく気を取り直して出発


振り返れば一時の休息を頂戴した木陰


南緯九度の太陽直撃を受けながら何事も無く咲く名も知れぬ花


道程は↓の通り

木陰から歩く事約10分、ウォーターホールに到着であります。

先ずは清涼感のある湧き水を・・・


勿論、生水禁物 K隊員の右手には↓

浄水殺菌効果の程は確認出来ませんが此れを使って体調を崩す事はありませんでした。

待望の湧き水の・・・ぬるい事
日本の湧き水は概ね地温と同じ15℃で清涼感があるのですが恐らく25~30℃はあるのではないだろか。

口にしてぬるく感じたので頭から被ってみると・・・

あ゛ぁ~ と声を出してしまうほど冷たく相当頭部が熱くなっていたと思われます。

人心地ついたところで此の地を見渡すと脳裏を走った画像がありました。


此の画像であります。

水場に水を汲みに出てそのまま狙撃された御英霊の痛ましい御姿・・・
同じ場所では無いのかも知れません。

しかしながら我々が湧き水を求め此の地の来たという事は当時の日本軍将兵も当然此の地の水を口にされたと推察出来ます。

灼熱の台地が続く此の地で食無く弾無く激闘された日本軍将兵、歩兵第二二八連隊史には餓えと病魔と敵鉄塊のほか、水を断たれ渇きとも戦ったとの記録が残ります。

きっと此の地にも草生す屍となられた御英霊が居られた筈。

早速ミニ祭壇を出し


御焼香・海ゆかば・読経・・・合掌

御供物はブロ友さまより託された羊羹、そして日本酒とお米であります。












此の水場で当時の日本軍将兵の御苦労を偲びつつ・・・
誠不躾ながら再び行き倒れる事十数分。

体力を回復したところでシムズリッジ~ヒル53へ向かおうとウォーターホールの密林を出たところで・・・













マイケルJRが指差しながら BONE(骨) と一言


慌てて手にしてみるものの・・・

果たして人骨なのかはっきり判らないが軽石のように軽量でありました。

現在地↓


時に平成二十六年四月十日
現地時間 10:50  日本時間 08:50
見晴台の激闘より七十一年と三ヶ月の時を経ての事でありました。


つづく


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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
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冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。



新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 公式ブログ。
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