ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年に御慰霊にお邪魔した時公開した記録です。
2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

現在公開している御慰霊行の記録です
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

今まで調べたアウステン山の戦闘記録

見晴台持久戦を戦った歩兵第228連隊
第三大隊長・西山少佐の日誌は → こちら
第十中隊長・若林中尉の日誌は → こちら


現在地 ソロモン諸島ガダルカナル州 レレイ村 見晴台 ヒル54頂上  


ヒル54より360度を見渡した動画

ブレててすみませぬ(^▽^;)

周囲の写真を撮り終わりあらためて現在地を徘徊すべく振り返るとサンディが何かを手にしている。


どれどれと目をやると・・・「マガジンケース」との事である。

記事を編集しながら調べて見ると・・
おおっ
http://shinchanfareast.militaryblog.jp/e528025.html
↑ページによく似た弾倉があるではないか!!
このケースに八発収納出来るとの事であります。

また何かを・・・

これは何かと問うと・・・「判らない」との事
弾丸の底部であろうか・・・

折角此処まで来たので若林中隊の露営地、密林に入ってみようと林縁に向かう。

しかしながら密林地帯は急勾配で谷底へ下っており此処を下ると登るのが至難の業のように思えた。

それでも日陰を求めて小休止できる場所は無いものかと探すが勾配が厳しく休めそうな適地は見当たらない。

当時は獣道のような連絡路があったのだろうが自然に帰ってしまっているようだ。


足許で怪しい動きに気付き目を向けると・・・

サンディのペット黒犬があまりの暑さと直射日光に草叢へ退避行動中でありました。

必死で直射日光から退避する黒犬の日陰をよける悪い奴・・・

靴からノニ氏と判明

こちらがそのノニ氏

手に何か持っている。

接近してパチリ

これは何かと訪ねると・・・何か言っているが英語力が無いので不明。
食用可であれば日本軍将兵の腹の足しになったであろうが・・・


そして若林中隊の監視哨と思われる壕・・・

このガ島で禿山草原となっている地帯は全て地盤が珊瑚礁となっており樹木の生育を許さない。
樹木の根を拒否するほど固い地盤で良くぞ掘ったものだと日本軍兵士のご苦労に頭が垂れる。


サンディが発見した米軍M1ライフルの弾丸

幼少の頃、自衛官であった父に連れて行ってもらった新発田連隊の演習地・大日ヶ原で拾った弾丸と全く同じである。
戦後、自衛隊が米軍払い下げのライフルを使用していたのだったと遠い思い出が蘇る。


あまりの熱気に此処に長時間滞在は無理と判断、翌朝涼しいうちに再訪するのが良いと判断し「そろそろ下るか」と自分同様太陽に苦戦中のK隊員に声を掛ける。


ノニ氏を先頭にヒル54を下り始める


今一度レレイ村方面をと崖縁に歩を進めると・・・

レレイ村を見下ろす位置に監視壕が・・・

先程の壕はこの監視壕から林縁までの間の退避壕だったのではなかろうか・・・

などと妄想しているうちにすっかり出遅れてしまった。



マイケル氏宅近くの日陰で小休止、サンディのペット黒犬もやっと寛ぐ


同じくサンディ

この写真を撮った後・・・五十路のおっちゃんは上半身裸体となりシートを広げて大の字になり15分ほど寝たきり状態となり果てた。

後に正装となりマイケル氏宅近くで記念撮影

左よりノニ氏、マイケル氏、五十路のおっちゃん、サンディ・・・一人だけ茹蛸のような顔色である。


そしてマイケル氏のお孫さん

お孫さんの姿に心癒される一時でありました。


つづく


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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
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新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



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