ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年に御慰霊にお邪魔した時公開した記録です。
2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

現在公開している御慰霊行の記録です
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

今まで調べたアウステン山の戦闘記録

見晴台持久戦を戦った歩兵第228連隊
第三大隊長・西山少佐の日誌は → こちら
第十中隊長・若林中尉の日誌は → こちら

現在地 ソロモン諸島ガダルカナル州 レレイ村 見晴台 登坂中  
現地時間 11:42 日本時間 09:42



↑撮影地点より見上げたヒル54↓


同じく少し海岸よりのヒル55


いずれも第三十八師団歩兵第228連隊第三大隊・若林中隊の守備担当

同地点より見下ろすレレイ村

まだ標高が低いので見下ろすという表現が良いものかどうか・・・

視線を南に転じて・・・ギフ高地方面


先程までお邪魔していたヒル30まだ見通せない標高


ギフ高地ヒル30より写した見晴台方面の写真では赤矢印先端付近


北方洋上からの当時の航空写真に書き込むと↓



さらに当時の真上から写した写真に書き込むと↓


ここまでの道程で思い出されたのはこの写真

写真のような登坂で、これより先は樹木のない禿山草原地帯となります。
上空写真で見える禿山は全て珊瑚礁が隆起した丘でそこから流れ出た土砂が堆積し樹木が育ち密林となっているのです。
当時の日本軍将兵は制空権を米軍に握られ密林地帯に潜伏する他なく、ガ島関連の書を拝読するとジャングルのイメージが強いのはそんな事情で禿山や草原・河川・海岸に昼間から姿を見せる状況に無かったのだと納得する地形なのであります。

話を戻し、ヒル54を目指しさらに歩を進めるとサンディの手に有刺鉄線・・・

米軍はある程度前進し野営する際、露営地を日本軍から護る為鉄条網を張り巡らせたと言われる。


漸くヒル54へ登頂に到るが・・・陰の位置に注目、太陽は真上であります。

時既に現地時間正午、ガブツ・タナンボコ・ツラギではあれほど太陽が欲していたにも拘らず直射日光を浴びとても長時間滞在出来る体感温度では無く雲を切に欲している自分が居た。

K隊員足許に居る黒犬はサンディのペット、この暑さに現地の犬も堪えている様子でありました。

マイケル氏宅からヒル54頂上までの所要時間概ね30分足腰の疲労より体感温度が半端なく情けないが気力が萎えてくる。


此の地ヒル54は歩兵第228連隊第三大隊若林中隊の持久戦担当区域で米軍と対峙した最前線なのであります。


つづく


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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
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冥府の戦友(とも)と語る
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新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 公式ブログ。
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