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2012年に御慰霊にお邪魔した時公開した記録です。
2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
現在公開している御慰霊行の記録です
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
今まで調べたアウステン山の戦闘記録
現在地 ソロモン諸島ガダルカナル州 バラナ村=ギフ高地 ヒル31南端
稲垣大隊陣地北端
現地時間 08:28 日本時間 06:28
現在地は↓白色矢印先端・米軍監視哨と思われる壕跡
此の壕跡より見るシーホース・見晴台
撮影者の腕にかなり問題がありますがお見逃しください。
現在地のギフ高地、シーホース・見晴台、そして見晴台後方に第一・二拠点、さらに海岸線に小川陣地と昭和17年11月中旬からの日本軍持久戦の各陣が一望出来る。
監視哨壕に転がる空き缶類には現代のSBビールの空き缶もあり当時のものでは無いように思えました。
ヒル31を登り東端の密林を目指してみる。
移動経路は↓黄色線
サンディを先頭に密林へ
密林の中と言っても現在は村人達が居るのでそれほど密ではなかった。
林の中は・・・
壕
壕・
K隊員の足元、長靴付近に白い靄のようなものが・・・
ガ島では時々写りこむこの白い靄のようなもの・・・
その場での目視では存在していないのだが・・・不思議な現象であります。
壕・・
壕・・・
いたる所に壕である。
写真で壕跡を表現するのは難しく・・・
K隊員に壕へ入れともう一枚
先の掩蓋銃座跡地からこの林にかけて、すなわちヒル31正面は歩兵第228連隊第二大隊・稲垣大隊第六中隊の陣地・・・
この均等に配置された壕の中で圧倒的な米軍と対峙し食無く、弾丸無く、襲い来る病魔と戦われ散華されたのかと思うと言葉を失います。
ヒル31とヒル30の間は谷底となり急勾配で下は密林・・・
この谷間を境界としてヒル30正面からヒル29正面が第七中隊の担当だったと推察します。
林から掩蓋銃座跡地に戻り拾得物を撮影
日本軍の擲弾筒の破片か・・・
この鉄片も何かのパーツなのだろうがよく判らず
その後方、無造作に落ちている蓋らしき物・・・
拾い上げると日本軍の飯盒の蓋
未だ無造作に転がる遺物の数々。
此処が米軍にして難攻を極めたギフ高地でありました。
地の利を得ていた稲垣大隊も制空権なし、圧倒的鉄量、近代装備の米軍陸上部隊に囲まれて玉砕の道へと進まざるを得なかったのであります。
ギフ高地・シーホースの収骨状況
心より稲垣大隊、丸山草原に布陣した福岡歩兵第124連隊・西畑大隊の御英霊の御冥福をお祈り申し上げます・・・合掌
つづく
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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉 長谷川榮作さまのホームページ
冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。
新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。
ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 公式ブログ。