ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年に御慰霊にお邪魔した時公開した記録です。
2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

現在公開している御慰霊行の記録です
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

今まで調べたアウステン山の戦闘記録



現在地 ソロモン諸島ガダルカナル州 バラナ村=ギフ高地 ヒル31南端 
稲垣大隊陣地北端 
現地時間 08:28 日本時間 06:28

現在地は↓黄色矢印先端


少し拡大してみるとこうなります。

バラナ村中央には戦争遺物展示コーナーがあり少し南方へ離れた所に日本の遺骨収集団の記録には必ず出て来るバラナ村の前村長(酋長)ピーター氏の御墓がありました。

ヒル31の案内人ノニ氏の甥っ子サンディ

左手の蛮刀が頼もしい。

現地の方々は何時も蛮刀を携行している訳ではなく、案内先の障害物撤去等に使用するため手にしているのである。
もし面識の無い男が蛮刀片手に接近した来たらかなり拙い場面に出くわしている事となる。

ギフ高地よりなだらかな傾斜の草原を下ってみると・・・

正面はシーホース ヒル43

稲垣大隊の前哨壕か・・・蛸壺が掘られている



そして鉄片・・・



此れは明らかに砲弾片、大口径の大砲は稲垣大隊は装備していなかったので米軍の物であろう。

此の鉄塊が赤く焼け空を飛び体内に食い込み または骨肉を削ぎ と妄想すると・・・
つくづく平和の有難さを実感する。

その先には村人の畑が・・・

此の畑を開墾した際にはどれほどの鉄片が発掘されたことであろうか・・・


畑の先でサンディが手にしているのは鉄条網


米軍は稲垣大隊を包囲した際、周囲を鉄条網で囲ったとの記録が残る。

↓米軍包囲網のヒル31地点に現在立っている事となる。



後方風景に戦跡要地を書き込んでみた。

その先でサンディとK隊員が何か発見したようである。

近づき確認すると・・・

米軍手榴弾留めピン付近のパーツと思われた。

↓赤丸で囲ったあたりのパーツではなかろうか・・・


此処でピンを外したとすれば南方台上に投擲した筈・・・と振り返ると

↑台上は・・・

先ほどK隊員が写真撮影していた

掩蓋銃座跡地でありました。

掩蓋銃座跡地で発見した米軍手榴弾片・・・

同一の手榴弾か???
確かめる術は無いのであります。


さらに下へと歩を進め・・・

後方のイヌ・サル高地は戦史に散見される丘の日本軍呼称。


密林と草原の境目付近に壕を発見


早速K隊員を壕に入れ大きさの確認

恐らく米軍の監視哨壕・・・ではなかろうか。

昭和18年1月15日、ギフ高地の稲垣大隊に対し投降勧告放送を行う米軍



此の地よりギフ高地・掩蓋銃座跡地方面を見上げると・・・

遮蔽物の全く無い勾配のきつい斜面・・・

台上には重機関銃・・・攻める米軍兵士の心中や如何に

映画シン・レッド・ラインの最終シーン、台上機関銃銃座攻撃を思い起こさせる。
しかし、シン・レッド・ラインのモデルとなった地は此処ギフ高地ではなく見晴台なのであります。

此の地での戦いは米国WEBサイトの中の First Battle of Mount Austen に詳細な記録が残されています。

つづく


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私事で恐縮ではありますが明日より出張となり3~4日不在となり更新が滞ります。



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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



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