ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年に御慰霊にお邪魔した時公開した記録です。
2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

現在公開している御慰霊行の記録です
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

今まで調べたアウステン山の戦闘記録



現在地 ソロモン諸島ガダルカナル州 バラナ村 ノニ氏の畑 
現地時間 14:25 日本時間 12:25




シーホースで疲れ果ててしまったので、バラナ村ノニ氏宅に駐車したレンタカーをノニ氏に畑まで回送して貰い次に向かったのは無名慰霊碑。
此の地は2012年にもお邪魔したのですが画像が壊れてしまったので再訪した訳であります。

車を走らせる事十数分・・・エアコンをガンガンかけての移動は快適です。

GPSで計測した位置は 09 28.835S, 159 59.247'E


2012年に第一野戦病院第一半部対岸までお邪魔した際に案内して戴いた慰霊碑です。

前回は此の慰霊碑脇に直径2メートル深さ十数メートルの深礎孔が掘られていました。
転落防止柵など有る訳も無く危険極まりない穴だったのですが・・・今回は見事に埋め立てられ痕跡を目にする事は出来ませんでした。
当時もノニ氏に案内して貰ったのですが、日本軍埋蔵金伝説というのがガ島には存在し金を掘り起こす為に掘られたとの事でありました。
軍票なら納得ですが金を此処まで持って来る可能性などある筈も無く埋め立てられてしまった穴の画像を残せず残念至極。


話を戻して、この無名慰霊碑の位置での戦闘記録、布陣記録は一度も目にした事がありません。

慰霊碑にはめ込まれていたと思われるプレートは持ち去られ今は何の碑なのか知る術がありません。
米軍の慰霊碑の可能性も否定出来ませんが・・・

ギフ高地の米軍の慰霊碑↓

同じ形の慰霊碑が数箇所存在します。
この形で統一されておりますので日本軍の慰霊碑と考えるほうが正しいのでしょう。


少し引いて位置確認


昭和17年10月の第二師団総攻撃にも関係があったとは考えづらい位置です。
ギフ高地・稲垣大隊の後方警戒分哨と考えるのが妥当でしょうか。

眺望は・・・ルンガ飛行場=ヘンダーソン飛行場が一望出来ます。


眼下にはルンガ河がうねり・・・



望遠レンズで・・・再び飛行場


さらに拡大して戦跡を書き込むとこうなります。


慰霊碑が建立されると言う事は此の地でも飢餓・病魔に侵され命を落とされた御英霊がいたのではないでしょうか。
金属が高騰した際に持ち去られたプレートがあれば調べようもあるのですが・・・


南冥の地ガ島のさらに人知れぬアウステン山奥高地の無名慰霊碑。

碑に頭を垂れ・・・合掌

御冥福を祈る場面でありました。


つづく


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新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 公式ブログ。
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