ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年に御慰霊にお邪魔した時公開した記録です。
2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

現在公開している御慰霊行の記録です
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次


現在地 ソロモン諸島 シーホース バオ村 
現地時間 10:18 日本時間 08:18

今まで調べたアウステン山の戦闘記録

朝の爽やかな冷気は既に消え、太陽の日差しがジリジリと肌を焦がし始める時間帯でありました。

現在地↓バオ村



バオ村の高台にある一軒家のファミリーとガイドを努めてくれたノニ氏(資料を持っている)とサンディ(左端)



現在地を米軍資料に重ねてみる。



高台より周囲を見渡してみた動画

ギフ高地方面から東→北→西→南→ギフ高地→東

一色大隊・西畑大隊・狼陣地は渓谷の下で密林に覆われている。
独山十連隊のバオリッジも同じく密林・・・

米軍の砲爆撃を受けながら持久戦を生き残るには密林に潜むしかないのは道理。
現在地からどの地点にも行けそうでなのだが・・・道は無い。

此の図は現在地周辺の御遺骨収集状況


バラナ村=ギフ高地以外は全て密林に覆われた地帯から収骨されたことが読み取れる。
現在地から各拠点は近そうなのだが足を踏み入れるのは簡単な事ではない。

戦友の御遺骨を求めて此の密林に入り収骨されたのかと考えるとその執念とも言える決意に頭の下がる思いでありました。

此処で怯んではならじと狼陣地を目指して谷へ下りようと考え方向を尋ねると・・・
一軒家のご主人よりこの方角だと御教示戴く。


ご主人曰く
「サイクロンでそこら中崩れているから行くのは無理だ」
との事。

「何を抜かす此処まで来て引き返せるか」と心で呟き
「行ける所まで行ってみる」
と歩を進めたのでありました。


ちなみに御主人の立たれている地点は日本軍の重機関銃座だったところとの事。
聞かなければ想像すらしない場所なのだが・・・

そこから見下ろす密林は狼陣地の後方を援護する眺望の良い地点でありました。


この正面下の密林が福岡歩兵第124連隊主力が陣取った狼陣地かと思うと足腰の疲れも忘れ立ち尽くした場面でありました。


つづく


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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
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冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。



新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 公式ブログ。
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