ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年に御慰霊にお邪魔した時公開した記録です。
2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

現在公開している御慰霊行の記録です
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次


現在地、ソロモン諸島、中央州、ツラギ島大型機銃壕


此の地で概ね事前に調べた戦跡を回ったのでサイモン氏に、他に見るべき戦跡はあるかと訪ねたところ・・・

「281高地にガンサイトがあるが、坂道が急で途中危険なところがあり雨の日は行かないほうが良い

とご指導を戴いたのでこの日は宿に戻ることと相成りました。

馬の背の台上から左に折れ


中腹から望む埠頭方面


此の石畳の道は英国統治時代ネイティブの囚人により造られたとのこと


サイモン氏の話に登場するネイティブの囚人たちはどのような罪状で囚人となったのであろう・・・と帰国してから疑問に思う。


途中の山肌に建てられた水色の建物は警察署長の公舎らしいが・・・

見た目はいつ崩れてもおかしくない斜面だ。
基礎部がどのような構造になっているか興味深いところである。

海岸道路には警察の小型艇


現地時間14:30 バニータモテル着

濡れた雨具を乾かし・・・

明日の天候回復を祈り・・・

再び・・・   が訪れてしまった


K隊員はトカゲの"とかちゃん"とすっかり仲良しである。



ツラギで三度目の夕食・・・


此の地に来て飽食をつくすとは想像もしていなかった。




そして写真のデータは唐突に↓場面となる。








翌朝
06:00起床

07:00フロントで情報収集を行ったところガ島行の360ディスカバリーが08:00に出港するとの事である。

ディスカバリーはいつの間にやらエンジン復活、サイクロンは昨晩のうちに此の地を離れたらしく急遽の出港と相成ったらしい。


この一時間の忙しさは五十数年の人生の中で十指にランクインでありました。

洗濯に出していた生乾きの衣類回収・装備品のパッキング・フロントで精算支払・・・

20kgの背嚢を背負ってのバニータモテルから埠頭までの早駆け・・・


↓出港の後、此の船内を撮った時刻は驚くことに07:58でありました。

緑の背嚢は自分、小豆色の背嚢はk隊員


心残りはサイモン氏が昨日仰っていた281高地のガンサイトである。

明日もツラギに缶詰だろうと油断しを満喫していたのである。

多少無理をしてでも登っておけば良かったと後悔することしきりではありましたが・・・雨で危険と指導を受けていたので止むを得ません。
サイモン氏にも御礼の言葉を伝えずに離島となったことは心残りでありました。





帰国後281高地のガンサイト情報が有るかと調べたところ・・・有りました。

新日欄の友人のホームページに公開されていた写真

撮影者は豪州の友人であります。

この両氏の情報量には驚かされます。

ちなみに新日欄の友人のホームページでは此の機銃陣地は・・・


281高地と紹介されておりました。


確かに機銃の支柱が酷似しており後方の監獄島の位置も合致しているので新日欄の友人の説が正しいかも・・・然し監獄島が少し遠いようにも見て取れるので真実は如何にと悩むところであります。


そして現在は・・・

新日欄の友人のホームページでは「ツラギに残る唯一の戦争遺物がネイティブの子供たちの悪戯で倒されてしまい悲しい」と記されておりました。


本記事の移動行程と281高地機銃陣地跡推察位置


ツラギ・ガブツ・タナンボコの滞在は二泊三日の予定だったが予想外のサイクロンにより五泊六日となってしまい、六泊七日の行程を要するガダルカナル島「丸山道踏破」の夢を実現するには一日の余裕も無くなっていたのであります。
本日中に六泊七日の食糧装備を調達し明朝には「丸山道」に入らねばと気ばかりが焦る場面でありました。

次回、鉄底海峡からガダルカナル島へと御慰霊巡拝行は続きます。

つづく


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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
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新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 公式ブログ。
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