ガダルカナル戦書籍一覧


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↓ガ島見晴台配置図
ガダルカナル Guadalcanal
見晴台に布陣する西山少佐の同日の西山日誌41 と小川陣地に布陣する 亀岡日誌 を併せお読み戴けましたら幸いです

第三八師団歩兵第二二八連隊 第十中隊長
見晴台 若林東一中尉の日誌

昭和十七年十二月二十一日 月 ガ島上陸47日目
昨夕より大雷雨あり。
兵はズブ濡れとなり、処々の壕落つ。
下痢患者の多発恐る。
本日未明より敵機出撃多し。
本日又クラパ採集者出す。
クラパの採集も命がけなり。
六時頃より敵機頭上に活発なり。
此の空腹を更に焦らすが如し。
まこと今の感情、敵中に抜刀して飛び込み切り死にしたき感じなり。
或いは空飛ぶ飛行機に喰いつきたき感じなり。


若林日誌には戦陣記録のほかに、日々の気付きが書き遺されています。
その中から同日の"木の実拾い"
"木の実拾い"
予の壕の10米程離れたる所にラワンの大木あり。
黒き拇指大の実なれり。
毎朝10粒程落ちて、其の表皮は稍々渋き柿の如く、其の肉核はクルミに似たり。
先日迄毎朝起きて拾ふを常とせしが、近頃下士官之を発見、飢えたるの余り未だ暗き間より地に這ふ如くして探しあるく様、まこと哀れに浅ましくあり。
予之を止めぬ。
始めの頃のほんの風流に過ぎざりし木の実拾ひ、今や凄まじい現実の闘争なり。
何となく嫌になりたり。


このガ島で「風流」という言葉を使えるところに若林東一中尉の人柄を感じます。
しかしながら若林氏の言う「闘争」に勝ち残った者がガ島で体を維持したのも事実。
そして互いに分かち合う者が居たのも事実。
ガ島の記録を読み進めると人の持つ美しい部分と醜い部分が顕著に現われた記述を多く目にします。

↓ガ島中央戦跡要図
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal


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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal
冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。



新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



平成24年8月18日(土)より9月1日(土) 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集をされ7柱の御遺骨をお迎えされたそうです。
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○原発関連情報○

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文科省発表 → 全国放射能濃度一覧

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