【試合結果】2014年8月12日(火)市ヶ谷チョコレート広場 | 我闘雲舞(ガトームーブ)公式ブログ 

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『さくらの7日間戦争6日目 ~Gatoh-Move Japan Tour.124~』
☆2014年8月12日(火)
市ヶ谷チョコレート広場
観衆78人(満員札止め)



◆オープニング


 いつものように夏祭りからスタート。そしてさくらの前説。


 今日のメインで3年ぶりの対戦となる真琴との思い出について語り、最後は「真琴にさくらえみの3年間を見せつけるぞーっ」と宣言した。


◆第1試合 シングルマッチ 10分一本勝負
○中森華子(6分37秒、フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド)北沢ふきん×


 手四つから、華子がふきんの髪の毛をつかんで投げる。ふきんも同じく華子の髪の毛をつかんで投げるが、華子は髪の毛の力で投げ返してみせる。


 華子は窓枠でのサミングから、ふきんを壁につめてのミドルキック連発。主導権を握る。

 ふきんはカウンターのタックルで反撃すると、弓矢固め、逆片エビ固めで攻勢に。しかし、ボディスラムをこらえて逆に投げ返した華子が、ふきんをマフラーホールドで絞めあげる。


 華子は強烈なサッカーボールキックから窓にのぼる。ミサイルキックを放ったが、これはふきんがかわし、ヒップアタック3発からヒップドロップ。

 5分経過。エルボー合戦となるが、ふきんが逆さ押さえ込み、スクールボーイに切り返す。


 しかし、華子がカウンターのキックから、ランニングしてふきんの胸板にPKを一発。これはなんとかふきんが返したが、華子は落ち着いてフィッシャーマンズ・スープレックス。


 華子が余裕の勝利をおさめた。


◆第2試合 シングルマッチ 10分一本勝負
○アントーニオ本多(9分2秒、体固め)帯広さやか×
※バイオニックエルボー


 当初は3WAYマッチの予定だったが、浩代の欠場でシングルマッチに変更。お腹をさすりながら時間をかけて入場するアントン。試合前、両者ガッチリと握手をかわす。


 ゴングが鳴ると、予想に反してシリアスなレスリングが展開される。数日前にモノボケデスマッチを闘った2人だが、そんなことを全く感じさせない真剣なモードに。

 アントンに必死にくらいついていく帯広だが、アントンがすぐに切り返しては固めていく展開で、帯広に全く攻めさせない。空気としては板橋大会のメインでおこなわれた帯広vsディーノを思い出させるようなプロレス。


 アントンのボディスラムを宙で切り返した帯広がスリーパーホールドに捕える。アントンがエルボーで振り払うと、水平チョップを帯広の胸板に叩きこむ。さらに窓枠に追い詰めて、上からチョップを何発も振り落とすと、強烈な水平チョップ3連発。フォールにいくと、返した帯広に拍手が発生する。

 5分経過。さらに水平チョップを続けるアントン。アントンも帯広も声を出して気合いを入れる。客席から「帯広っ」と帯広に声援がとぶ。


 アントンのラリアットをガードした帯広が、逆に水平チョップ。乱打するが、アントンが一発で打ち返す。「もっとこいっ」というアントンの掛け声にチョップを放つ帯広。さらに打ち返すアントン。まるで小橋vs健介のようなチョップ合戦が続く展開に。

 アントンのバイオニックエルボーをかわした帯広が、ドロップキックでアントンを倒す。ハーフハッチを狙う帯広だが、アントンがこらえ、またも水平チョップ。


 それでもハーフハッチを狙う帯広。アントンに張り手を一発みまい、ついにハーフハッチに成功。さらにミサイルキックもぶち込む。


 残り時間2分。チョップ合戦から、帯広が帯広マジックを狙ったが、そこをアントンがヘソで投げる式のバックドロップ。なんとかカウント2で返す帯広。

 「立てっ」と帯広を挑発したアントンは、ダブルナックルから、バイオニックエルボーを顔面にジャストミート。

 一発で帯広を仕留め、勝利をおさめた。試合後、抱き合う両者。アントンが帯広の耳元でなにか囁くと、ようやく両者に笑顔が戻った。


◆第3試合 タッグマッチ 15分一本勝負
○里歩&真琴(10分37秒、エビ固め)さくらえみ&「ことり」×
※そうまとう


 先に入場のさくらと「ことり」。真琴が『魂のルフラン』で入場すると、さくらは早くも感無量からか泣き出してしまい、後ろを向いて真琴と顔を合わせようとしない。

 里歩と「ことり」が先発。前日の大会を体調不良で欠場した「ことり」だが、軽快な動きを見せると「真琴、出てこいっ」と真琴を挑発する。


 真琴が入ると、場内、「ことり」コールと真琴コールが交錯。「ことり」が積極的に攻めに行くが、真琴も落ち着いて対応している。

 そして、いよいよ「ことり」がさくらにタッチ。さくらが「まことーっ」と叫びながら入ると、いきなり真琴の無気力キックが炸裂。さらに里歩も飛び込み、里歩と真琴が好連係でさくらを攻め立てる。

 里歩がさくらにジャンピングニーからのオーをきめるも、さくらはドロップキックで反撃。掟破りのニコニコ印から里歩の腰を絞めあげる。

 「ことり」の巴投げ3連発、さくらのロメロスペシャルと、里歩がつかまる展開が続いたが、ようやく真琴にチェンジ。真琴がさくらにWWニーを落とす。

 さくらのチョップと真琴のエルボーの激しい打ち合い。さくらのチョップをかわした真琴が、ブレイジングチョップ乱れ打ちから、ネックハンギングに持ち上げ壁にさくらを叩きつける。

 ダブルアーム式背骨折りで反撃したさくらはバックブリーカーに。返そうとする真琴と力のこもったせめぎあい。

 さくらは「さくらえみ80キロ」から「90キロ」「100キロ」と増量しながら3連発。替わった「ことり」は窓からのボディアタックを真琴にみまう。

 「ことり」の一本背負いをこらえた真琴がスイングスリーパーで「ことり」を振り回す。しかし、「ことり」も真琴がつっこむところ、鮮やかな払い腰をきめて意地を見せる。

 風車固めで「ことり」を投げた真琴が里歩にタッチ。さくらと真琴が場外乱闘となる中、「ことり」が里歩に卍固めを極める。

 さくらと真琴が窓から場内に戻ろうとするところ、里歩と「ことり」がそれぞれ相手を捕えて巴投げの体勢に。「放せっ」「お前が放せっ」という言い合いから、里歩が「じゃあ、1、2、3で一緒に放そう」と提案し、1、2、3と掛け声。

 「ことり」は正直に真琴を放したが、里歩は裏切り、さくらを巴投げ。騙されて茫然の「ことり」を里歩が巴投げでさくらの上に投げ落とす。窓の上で喜んでいた真琴をも里歩は巴投げでさくらの上に投げ落とし、そしてさくらにダイビング・フットスタンプ。

 里歩の窓からのニーアタックと、真琴のスピアーの合体攻撃がさくらに炸裂。孤立した「ことり」に里歩がノーザンライトスープレックスを放ち、カウント2。

 「ことり」の回転エビ固めも里歩がつぶすと、里歩は狙い澄ましてそうまとう。さくらは真琴がおさえ、これでカウント3。

 里歩と真琴が、久々の同期タッグで勝利をおさめた。


◆エンディング


 帯広とアントンは、ちゃんこについて、人生についてといろいろと語る。最終的に、アントンが帯広と試合をして、またお腹が減ったということできれいにおさまった。


 「ことり」が「真琴さんとは身長差20センチあるけど柔道技で投げました」とコメントすると、里歩は「久しぶりに真琴さんと組んだけど、割と息があって楽しくできました」。


 そして真琴が「ありがとうございました」と頭を下げただけで、さくらは泣き出し、タオルで顔をおさえる。

 「自己紹介をさせていただきます。もともとさくらさん率いる女の子たちに憧れてプロレスラーになりました。いろいろあってさくらさんのところから家出したんですけど、お盆なので帰ってきました」と話して笑わせると、さくらは「死んじゃったの…」とつぶやく。


 真琴は「もともと市ヶ谷の番人で、この壁とかも全部、自分が塗ったんですけど、その間、さくらさんは隣でドーナツを食べていました」とさくらのブレないダメさを暴露。「ここに来る前はすごく緊張したんですけど、来てみるとあまり変わらないというか、懐かしいです」


 さくらは涙を流しながらコメント。「真琴と別れてから、まこちゃんガンバレって思って。私は本当に連絡することも絡むこともなかったし、活躍をおっていたわけではなく、入ってくる情報だけだったので。今日、直前まで真琴に対する気持ちもわからなくて。煽り的な何かを書こうと思ったんですけど、チケット売れちゃったからいいやと思って。入場してくる瞬間、私が知っているテーマ曲とは違ったので、曲が鳴ってから真琴が出てくるっていう感情もなかったんですけど、真琴がどんな表情して出てくるかと思ったら、すごく笑顔で。それを見た瞬間、涙が止まらなくて。まこちゃんが、どこで何をしているか全くわかりませんが、元気でプロレスを続けてくれてよかった。本当にそれだけの気持ち。だけど続けるだけでは我々はダメなのはわかってるんで…お盆の時には、また帰ってきてください」

 さくらが次の予定を真琴にきくと、真琴が20日に新木場大会があると答え「新木場!? すごいね」とさくらがびっくりする。


 そして真琴が「30日には後楽園ホール」と続けると「後楽園でやるのっ」とさくらはさらにびっくりする。里歩が「さくらさんっ、真琴さん成長してますよっっっ」と驚く。


 里歩は「でも我々も負けてられません。自分たちは、この団体で後楽園に行きたいって思っているので。道はちがえど頑張りましょう」と、真琴と握手をかわす。さくらは、真琴がカメラを意識した目線なのに、成長を感じて、またびっくりしていた。

 そして最後は『スイミー!』だが、今度は真琴が里歩が歌うということに驚く。昔は、真琴と里歩は人前では歌わない人だったらしい。


 里歩が「歌わざるを得ない状況になって」と答えると、さくらが「真琴も成長しましたが、里歩も成長しました」とうまくまとめる。

 最後の客席との握手のあと、さくらと真琴は軽く抱き合い、次の再会を約束した。