【試合結果】2014年7月5日(土)市ヶ谷チョコレート広場 | 我闘雲舞(ガトームーブ)公式ブログ 

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『Gatoh-Move Japan Tour.114』
☆2014年7月5日(土)
市ヶ谷チョコレート広場
観衆67人(超満員)



◆オープニング


 さくらが前説で、北都プロレスの話や、今日から予約開始となる新曲『スイミー!』のレコーディングの話などをする。


 さくらが歌おうとしたところで乱入してきたのは、アントンと帯広の2人。今日は試合が組まれていないアントンだが、A.YAZAWAとのロックンロールデスマッチをおこなう帯広の激励のために会場に来たという。


 帯広とアントンが『さやか応援歌』を歌い、入場式。挨拶も帯広。


 「今日は市ヶ谷がロックな会場になる。みんな盛り上がっているかーっ」と早くもテンションMAXだった。


◆第1試合 タッグマッチ 15分一本勝負
○趙雲子龍&松本浩代(8分48秒、片エビ固め)米山香織&初日の出仮面×
※かかあ天下


 まずは先発の米山と趙雲が素早い攻防で沸かせる。それぞれ、浩代と初日の出にタッチ。日の出チャチャチャコールが、ひろよんチャチャチャコールにかき消され、初日の出が落ち込んだ表情を見せると、米山が再び日の出コールを盛り上げる。初日の出も機嫌を直す。「ありがとうございました」とお客さんに礼を言う米山。


 いつものようにロックアップをすかして初日の出ポーズをきめる初日の出。しかし、2回目の初日の出ポーズを浩代が途中で妨害すると、替わった趙雲も「太陽沈めるぞ」と初日の出の顔を攻撃する。趙雲は「富士山つぶすぞー」と初日の出のマスクに刺繍された富士山も殴る。

 初日の出は初日の出パンチで反撃し、米山と2人で「よね日の出エルボー」とアピールしてエルボードロップをきめる。


 しかし、続くゆーとぴあ攻撃は、米山の放したゴムが初日の出に誤爆。浩代が入り「つぶれろ、太陽」と言いながら初日の出にダブルニーを落としていく。


 趙雲は観客のタオルを奪い「皆既日食」と言いながら初日の出の顔をタオルで覆う。浩代も入り、趙雲と「イー、アール、サン、スー」と打撃の連係。

 しかし、趙雲が踏み台になって浩代が上に乗ったところを初日の出が浩代を蹴り落とす。浩代の壁アタックも趙雲に誤爆し、趙雲はふらふらに。それでも浩代が「父ちゃん、あきらめるなっ」と無理やり趙雲を引っ張り出すが、米山のトリッキーな動きに翻弄され、さらに趙雲一人にダメージが重なる。


 そんな中、浩代が初日の出をブレンバスターで投げて、趙雲の背中を思い切り叩いてのタッチ。あまりの背中の痛さに目を見開いた趙雲が、覚醒したかのように初日の出にチョップを乱れ打ちする。


 初日の出は、初日の出パンチ、初日の出キックから、初日の出カッターを狙うが、趙雲のゴリースペシャルに切り返される。これは米山のフォローで脱出した初日の出が「今度こそっ」と叫んで、再度、初日の出カッターを狙うも、またも趙雲に切り返され、趙雲は619。

 ここですかさず浩代がバックエルボーでフォローすると、趙雲が窓からチャイニーズ・ボムズ・アウェイ。これは米山のカットが間に合ったが、浩代が米山を場外に落とす。


 分断に成功した隙に、浩代と趙雲がカカア天下(ダブル・アルゼンチンコースター)をバッチリときめて、カウント3を奪った。


 快勝した浩代&趙雲だったが、趙雲は浩代に叩かれた背中をおさえ「背中が一番痛いっ」と嘆いた。


◆第2試合 『ロックンロールデスマッチ』 時間無制限一本勝負
○A.YAZAWA(11分32秒、エビ固め)帯広さやか×
※帯広マジックを切り返す


 試合中に音楽が任意のタイミングで流れ、曲が鳴っている間は選手は己のロック魂を解放しないといけないというロックンロール・デスマッチ。


 先に帯広が入場。続いて『止まらないha~ha』が流れ、A.YAZAWAがノリノリのパフォーマンスで入場するが、張り切りすぎたのか、入場が終わると、すでにかなり疲れていた。

 レフリー趙雲の「ロックンロールっ」の合図でゴング。まずは基本的なレスリングの攻防となるが、そんな中でもA.YAZAWAは「70億借金返したー」などつぶやく。


 A.YAZAWAはサスペンダーをはじいて気合いを入れると、続いては帯広の手をサスペンダーにはさんで攻撃。

 ここで一曲目『黒く塗りつぶせ』が流れ、帯広とA.YAZAWAがロック魂を解放する。

 A.YAZAWAが疲れてうずくまったところで曲が止まる。帯広がそのまま攻め、渾身の力で逆片エビ固めをきめる。すると、ここで2曲目。

 日本の伝統的な音楽が流れ、2人は音楽に合わせて能のような動き。

 音楽が止まり、仕切り直して試合再開。A.YAZAWAがショルダーブロックをきめる。続くA.YAZAWAのスイート・チン・ミュージックは帯広が足をキャッチして防ぐ。しかし、帯広の地獄突きも逆にA.YAZAWAにキャッチされ、A.YAZAWAは再びサスペンダー攻撃。


 帯広がドロップキックから、コブラツイストをきめると、A.YAZAWAが「すみ子~」と前妻(?)の名前を叫ぶ。ここで3曲目。

 ランバダの曲が流れ、2人があやしいダンス。

 曲がやみ、A.YAZAWAがもう一度ショルダーブロックを狙うが、切り返した帯広が地獄突きからスリーパーホールド。さらに帯広はサスペンダーをクロスさせる。


 これにより頸動脈がサスペンダーで絞められたのか、A.YAZAWAが意識を失いかける。「すみ子…」と前妻(?)の名前をつぶやく。レフリーがA.YAZAWAの手をあげてチェックするが、3回目でA.YAZAWAは復活。普通にサスペンダーを自分で元に戻した。

 A.YAZAWAがナックルからバイオニックエルボーを放つも、帯広がかわしてハーフハッチ。そして帯広が窓にのぼったところで次の曲。


 よくわからない珍妙な曲で、2人ともよくわからない珍妙な踊りをする。

 曲が終わり、A.YAZAWAのスイート・チン・ミュージックがきまる。ここで再び『黒く塗りつぶせ』がヒットし、2人はロック魂を解放させながらチョップ合戦。

 そのまま音楽が鳴る中、帯広が帯広マジックをきめる。しかし、カウント2でA.YAZAWAが切り返して逆にフォール。ガッチリと押さえ込み、カウント3が入った。


 ロックンロール・デスマッチは、やはりA.YAZAWAが制したが、激しい戦いに試合後は両選手とも疲労の表情を隠せなかった。


◆第3試合 タッグマッチ 15分一本勝負
△さくらえみ&マサ高梨(時間切れ引き分け)里歩&「ことり」△


 さくらがレフリーの趙雲に耳打ち。趙雲が渋い表情で「魅惑のプリンセス、さくらえみ」とコールするが、もちろん会場はブーイングにつつまれる。


 先発は高梨と里歩。高梨がパワーで押し気味に闘うが、里歩もタイミングのいい投げからドロップキックを放って高梨を倒す。

 さくらと「ことり」にチェンジすると、客席は「ことり」コール。さくらが「ちょっと待って。今日は会場に私のお母さんが来ています」と言ってさくらコールをおこそうとするが、やはり「ことり」コールにかき消された。


 「ことり」は里歩と早いタッチワークでさくらを攻め、ガトムートレインからニコニコ印。高梨がカットに入ると、ブーイングがおこる。

 するとさくらが、今日初観戦で福岡から来たというファンに向かって「初観戦記念、福岡トレインっ」と走る。前転の際に「めんたいこー」と福岡名物を叫んだが、2回転目から「くまもん」「カステラ」「佐世保」と、全然福岡と関係ないことを叫ぶ。さくらはそのファンとハイタッチして喜んだが、レフリーの趙雲が代わりに「すみませんでした」と謝った。


 高梨がブレンバスターの形に「ことり」を持ち上げて前方に落とすと、さくらのヒザが待ち構えていてストマックバスターになる。その後は「ことり」がつかまる展開に。「ことり」も何度か反撃を試みるが、タッチしようとすると控えの選手に妨害される。さくらと高梨の老獪なタッチワークに「ことり」のローンバトルが続く。

 10分経過。「ことり」が高梨に一本背負いをきめて、ようやく里歩にタッチ。里歩はさくらと高梨にニーアタックを連発。壁際の2人にはまとめてニーを叩きこむ。


 里歩が高梨にスリーアミーゴス。しかし、3発目を切り返した高梨はインディアン・デスロックへ。「ことり」もつかまえた高梨がコブラツイストを同時にきめるが、「ことり」は逆にそのまま卍固で切り返す。複雑な状況に、カットに入ろうとしたさくらが戸惑うが、「ことり」をつかまえて持ち上げると里歩の上に叩き落とした。

 高梨はニークラッシャーから足4の字固め、さくらは振り子式バックブリーカーからボストンクラブと、同時にきめる。高梨のトラースキックは里歩がかわし、ショートレンジのそうまとう。


 残り時間2分。さくらと「ことり」に同時チェンジすると、さくらが勢いよくドロップキックをぶち込む。さくらは珍しい人間風車。2発目は宙でスリーパーに切り返した「ことり」が、そのまま卍固めに移行しようとするも、さくらが強引に振り払い、さくらえみ70キロ。

 残り時間1分。高梨が「ガトムーインパクトっ」と叫び、「ことり」を肩車で担ぐ。さくらが窓にのぼるが、「ことり」は肩車を脱出して高梨に一本背負い。すぐに里歩が巴投げでさくらを窓から落とすと、さくらの体が高梨に落下。そして「ことり」が窓からボディアタックをさくらにきめる。


 里歩と「ことり」は中学生クラッチをさくらにきめる。高梨がカットに入り、カウント2。さくらは「ことり」にケフラトーラ・コンヒーロから冷蔵庫爆弾をきめたが、「ことり」が粘りカウント2で肩をあげたところで、15分時間切れ引き分けのゴングが鳴らされた。

 試合終了後、さくらと高梨は腹いせとばかり、「ことり」をつかまえトラースキックを狙ったが、いつものように誤爆した。


◆エンディング


 米山が「先週、私がいないときに7月20日板橋の円華さんのカードが決まっていた(円華&ニラvs田村&華子)。私の板橋のカードはどうなってるんですか」とさくらに詰め寄ると、さくらは「よねちゃんには、やはり我闘雲舞のオープニングマッチをお願いしたい」と、米山香織vs北沢ふきんを発表する。


 続いて初日の出仮面が「自分の板橋のカードは…」ときくと、さくらが「ふざけるんじゃないわよ。あなたは負けてばかりだから、板橋どころかもう出番がないのよ」と切って捨てる。


 さくらは「だいたい、初日の出仮面という名前がダメ。我闘雲舞には、サワディー仮面という選手がいるのに、仮面というのがかぶっている。我闘雲舞に仮面という名前の選手は2人もいらない。だから、次の市ヶ谷で2人に試合をしてもらいます」と、9日市ヶ谷で、初日の出仮面vsサワディー仮面のシングルマッチが決定した。


 続いて松本浩代も板橋のカードを尋ねると「ひろよんはもちろん、板橋出てもらいます。わざわざ大阪から来てもらいます」と、松本浩代vsくいしんぼう仮面を発表。


 しかし、これに米山と初日の出が「今、仮面はいらないって言ったばかり」と猛抗議。さくらは「うるさい。くいしんぼう仮面は、あんたたちとちがって伝統のある仮面だからいいんだよ」と逆切れしていた。

 続いてアントーニオ本多が入場式に続いて登場し「試合を草葉の陰から見守っていました」とコメント。A.YZAZWAから受け取ったというダイング・メッセージをアントンが代読する。「あの子、さやかって言うの? シャバダバだね。あの子、いいんじゃない? ロックだよ。よろしくって言っといてヨロシク」


 アントンは帯広に「つまりお前は、A.YAZAWAにやたらと認められた。私も見ていたけど、あの世界一汚いランバダ。でも世界一ってことだよ。だから確実に男色ディーノに勝てる。ディーノはロックンロールを知らない。やつはゲームばかりやってるから」とコメントする。


 帯広は「初の板橋でのシングルのメイン。言っているだけで倒れそう。でも今日、A.YAZAWAさんに頂いたロックンロールで、20日、試合も新曲も頑張りたい」と意気込みを語った。


 引き分けに終わった里歩と「ことり」は、ともに20日のさくら&奈苗戦に向けてあらためてやる気を見せる。さくらは「今日はパートナーに足を引っ張られたけど、奈苗はこうはいかない」と言い返す。

 そして高梨は、板橋大会のカードは「自分の希望をきいてもらいました」と、タノムサク鳥羽とのシングルを自ら発表した。


 これにより、板橋大会の全カードも決定。最後は『ファイト!』で大会がしめくくられた。