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『Gatoh-Move Japan Tour.87』


☆2014年1月25日(土)
市ヶ谷チョコレート広場
観衆45人



◆オープニング


 我闘雲舞に練習生が入団したことをさくらが報告。初のリング練習でLLPW-X道場につれていったら、ちょうどブリバト♡のダンスレッスンの日で、初リング練習はなぜかダンスだった話から、20年前に高校生のさくらが初めてオーディションを受けた団体がLLPWで、その時は落とされたけど、不思議な縁で今、LLPW-X道場で練習をしている話などとなった。


 さくらが『ノリノリのうた』を歌おうとしたところにアントンがベルトを巻いて乱入。いろいろあって、今日はデュエットで『ノリノリのうた』を歌うことに。しかし、アントンは“おにぎりを食べようとしたら石鹸だった”という替え歌にして「こないだファンの方から頂いたマカロンを食べようと口にしたら石鹸だったんですね」という自分の話を始めてしまう。さくらも即興で「マカロンとか、石鹸とか、どっちでもいいだろう♪」と歌詞を変えて歌った。


 入場式の挨拶は米山。今日、三冠挑戦者決定戦に勝って、スターダムのタイトルマッチとあわせて五冠王になると宣言して大会スタート。


◆第1試合 タッグマッチ 15分一本勝負
○趙雲子龍&里歩(11分58秒、チャイニーズ・レッグロールクラッチホールド)マサ高梨&帯広さやか×


 2月7日板橋で大鷲を加えてのキッチンデスマッチをおこなうことが決定している帯広と趙雲の前哨戦。期せずして帯広も趙雲も鍋の蓋を携えて入場したが、趙雲の蓋のほうが大きく、まずは帯広が心理的に不利に立たされる。

 先発の里歩と高梨がレスリングの攻防を見せてそれぞれタッチすると、帯広と趙雲はお互い鍋の蓋を持ってマットイン。レフリーの米山が注意するが「お前だっていつもゴムチューブを持ってるだろっ」と趙雲に突っ込まれると「じゃあいいや」とあっさり認めてしまう。


 帯広vs趙雲は、なぜか鍋蓋を手にしたままロックアップからチェーンレスリングというシュールな光景が繰り広げられる。しかし、やはり趙雲のほうが鍋蓋の使い方も一枚上手で、帯広を翻弄すると、最後はふいをついて鍋蓋を帯広のボディに投げつけた。

 里歩が入り、趙雲とキッチントレインを見せるが、これは高梨が邪魔に入り、逆に高梨のSTFと帯広のボストンクラブの競演。帯広は「みじん切りーっ」と叫びながらチョップを連発し、さらに「みじん投げーっ」と意味不明なことを叫んで里歩を首投げで投げる。 


 5分経過。里歩のローンバトルとなり、なかなかタッチさせてもらえない。ようやく趙雲にタッチ成功すると、趙雲はトリッキーな動きから、2人にまとめて飛び蹴りを放ち、客席を沸かせる。


 趙雲は、またも鍋蓋を持ち出し、マットにセットしてその上に高梨を落とそうとする。これは高梨が必死にこらえるが、ならばと趙雲は高梨に鍋蓋を投げ、高梨が鍋蓋をキャッチしたところにキックを放つ頭脳作戦。

 里歩が入り、高梨にドロップキック、フットスタンプと攻勢に。しかし、くるくるリボンはつぶされ、ここで帯広にチェンジ。


 帯広はドロップキック連打。趙雲をハーフハッチで投げるが、カウントは2。趙雲がキャメルクラッチを繰り出せば、帯広は水平チョップを連発と両者、一歩も引かない。


 しかし帯広の地獄突きを趙雲が鍋の蓋でガードすると、趙雲のチャイニーズ・ゴリースペシャルと里歩のフェースクラッシャーの合体攻撃。高梨のカットがなんとか間に合いカウント2。

 ここで帯広と趙雲が鍋蓋の取り合いになるが、これにレフリーの米山が巻き込まれ失神。帯広は2枚の鍋蓋をシンバルのように叩いて趙雲を音で威嚇すると、すかさず高梨がトラースキックで追い打ちをかける。


 チャンスとばかり、帯広が切り札のバースを狙うが、里歩が趙雲に鍋蓋を絶妙のタイミングで投げ渡すと、趙雲が帯広の頭を鍋蓋で一撃。


 すかさずレッグロールに丸め込んだところに、復活した米山がマットを叩いてカウント3が入った。

 キッチンデスマッチの前哨戦は趙雲が勝利。さらに趙雲は、激しい攻防で取っ手がとれてしまった鍋蓋をその場でなおして観客の拍手をあびると「調理道具は大切にっ」とアピールし、里歩と蓋でハイタッチした。


◆第2試合 『IWA三冠統一選手権』わさびシュークリームデスマッチ 15分一本勝負
○さくらえみ(10分45秒、わさびシュークリーム)アントーニオ本多×
※王者は初防衛に失敗。さくらが第3代三冠統一王者となる。


 年末の板橋大会で大喜利デスマッチをおこない王座転落したさくら。しかし、その大喜利デスマッチがさくらにとってとにかく屈辱の内容だったらしく、アントンが完全なトラウマになったらしい。ということで、あまり注目されたくないということで市ヶ谷で、しかもメインでない試合でリターンマッチがおこなわれるということになった。


 両者入場すると、唐突にアントンが「ルールを説明します」としゃべりはじめる。事前に何も発表はなかったものの、やはり通常のプロレスルールではないという展開なのだが、ファンも「案の定!」という空気。


 そんなアントンが発表したのは「わさびシュークリームデスマッチ」。相手からカウント2を奪われた選手が、5つのシュークリームの中からひとつを選んで食べて、それがわさび入りだったら負けという過酷なルール。


 アントンが呼びこむと、里歩が5つのシュークリームを持って入場。「どれにわさびが入っているかは、神と里歩ちゃんのみぞ知る」ということで、アントンが「どうだっ」と叫ぶと、さくらは「おっけー!」と即答。さくらは、相手の用意したルールに簡単に乗っかるという正義超人のような学習能力のなさで、三冠戦は異例のわさびシュークリームデスマッチとなりゴングが鳴った。

 奇抜なルールのデスマッチながら、まずは嵐の前の静かさのように、お互いが腕を取り合うオーソドックスな展開。電流爆破デスマッチなどでも見られるように、極限のデスマッチでの攻防は、360度回転してクラシカルとなるのか。さくらのフォールをアントンがカウント1で返すだけでもスリリングに大きな拍手がおこる。

 早くも本部席のペットボトルの水を口にするアントン。ネックロックからフィストドロップ、そして強烈なフェースロックでさくらを絞めあげる。張りつめた空気の均衡を破ったのは、アントンのナックル。ダスティはさくらがかわし、飛びついての回転十字固めに入るが、アントンがカウント1で切り返して逆にフォールに入り、カウント2。まずはさくらがシュークリーム選択となった。

 レフリー趙雲の「シュークリーム」のコールで、リングサイドに控えていた里歩がシュークリームを持って中に入る。さくらは般若の形相で「どこに入れたっ」と里歩をにらみつける。さくらの眼力に目をそらす里歩。

 さくらがひとつ選んで口にする。時間にして数秒後、さくらに安堵の表情。趙雲が「ノーわさび」とコール。さくらセーフで試合続行。

 さくらがローキックからワンツーのコンビネーション。アントンも呼応し、なぜかUWFのような打撃の攻防に。


 さくらがコルバタでアントンを投げ、「さくらえみ70キロ」と叫びながらクロスボディを放つが、アントンがキャッチ。そのままシュミット流バックブリーカーに捕えると、ガッチリとフォールに固め、カウント2。趙雲の「シュークリーム」というコールで、またもさくらがシュークリームタイムになる。


 さくらが里歩をにらみつけると、その迫力に顔をそらして後ずさりするしかない里歩。さくらが意を決して口にするが、またもセーフ。試合続行となる。

 さくらがまだもぐもぐとシュークリームを口にしているときに、アントンはボディにパンチをみまう。文字通り苦しむさくら。


 しかし、アントンのブレンバスターをこらえたさくらは強烈な張り手一発から、逆にブレンバスター。窓から冷蔵庫爆弾で飛ぶと、カウント2が入り、アントンが初のシュークリームのチョイスとなる。


 アントンは里歩の表情を読み取ろうと里歩を凝視。必死に目をそらす里歩。さくらは「3個に1個だよ。甘いクリームの代わりに緑のクリームが入っているのさ。抹茶じゃないよ。わさびだ、ほほほ」と、なんでか芝居がかった台詞まわしで挑発する。アントン、ついに1個を一気に口の中にほうりこむ。緊張の空気の中、アントンの口から「大丈夫」と声が漏れ、セーフ。試合続行。

 アントンが水を口にしているところを襲い掛かるさくら。水平チョップから、さくらえみ70キロ。思わず口の中のものを吐き出しそうになるアントンだが、カウント1で返す。


 さくらのダブルアーム式背骨折りをリバースで後ろに放り投げたアントンは、ナックルからダスティ。ショルダーを外すと窓に上り、ファックユーと叫びながらフィストドロップを落とすが、さくらにかわされる。すかさずさくらがマヒストラルで、カウント2。

 里歩が「2分の1…」とらんま的なことをつぶやきながら、残されたシュークリームを持って中に入る。里歩の表情を読み取ろうとするアントン。顔をそらすしかない里歩。

 「なんで、俺、こんなに不利なの?」と2分の1という状況を嘆くアントンに、さくらが「だったら、あんたが選んだあと、最後の残った1個は私が食べよう。もうここで決着をつけよう」と宣言。「そうだな、疲れたし」とアントンも同意する。これ以上、この試合を続けることに精神が耐えかねた両者は、ここでの決着を選ぶ。


 アントンがシュークリームを選ぶと、さくらももうひとつを手にして、同時に口の中にシュークリームを放り込む。・・・・・・・・・・悶絶するアントン。


 わさびシュークリームで、さくらが三冠奪回に成功した。アントンは本部席にかけこみ水を口にした後、猛ダッシュで控室に走って帰って行った。


◆第3試合 『IWA三冠統一王座次期挑戦者決定戦』3WAYマッチ 15分一本勝負
○DJニラ(6分3秒、トケ・エスパルダス)「ことり」×
※もう一人は米山香織


 「まずはDJニラ選手の入場です」と趙雲がコールするが、無音。しーんとした中、窓からニラが「みんなにノロウイルスを持ってきました。幸い、ここは病院ですからね」と言いながら入ってくる。

 続いて「ことり」入場。最後の米山は走って入場してニラにドロップキックの奇襲でそのままゴング。米山はニラにセントーンをあびせるが「ことり」がカットに入る。


 米山と「ことり」がエルボーの応酬を繰り広げる中、ニラは壁に向かってしゃがみこみ、一人戦線離脱。ニラを無視して試合を続ける米山と「ことり」。「ことり」が一本背負いで米山を投げて拍手を浴びた。

 ここでようやくゆっくり立ち上がったニラは、「ことり」に猫だまし。吹っ飛ぶ「ことり」。そしてニラはレフリーの趙雲を「ことり」にぶつけ「どうだ、趙雲砲の威力はっ」と勝ち誇る。

 ニラは米山にも趙雲をぶつけるが、米山は倒れない。米山が「こんなのに倒れるかっ。だって私は…私は…。私はゴム人間♪」と歌い始めるが、ニラは無視してロケットパンチを食らわす。


 「ことり」が飛び込み、ニラに巴投げを狙うが、またも猫だましで逆転。しかし、超至近距離のDJタイムが「ことり」にかわされ、壁にニラが追い詰められる。

 すると米山が「こいつはきたねえやつなんだよ。まずはこいつからやっちまおうぜ」と「ことり」をけしかける。しかし、米山の指示通り「ことり」がニラに突っ込もうとすると、米山は「ことり」をスクールボーイに丸め込むというずるい作戦。


 すると今度は、ニラが米山を追い詰め「こいつは女子プロレス界のガンなんだよ。かまわねえ、やっちまえ」と「ことり」をけしかける。しかし、ニラの指示通り「ことり」が米山に突っ込もうとすると、ニラは「ことり」に猫だまし。


 「ことり」をだました米山とニラは2人で「わーはっはっ」とおかしくて仕方ないとばかりの高笑い。「ことり」のボディに2人でパンチを打ち込む。「顔はやめときな」とニラ。そしてクロスボンバー。

 さらに米山が「ことり」を肩車で持ち上げ、ニラが窓にのぼったところで、突然ニラが「気が変わった。弱い者いじめはもうやめた」と言うと、そのままどこかに歩き去ってしまう。「ことり」は回転エビ固め、大外刈りからのエビ固めと米山をフォールにもっていく。 

 米山がノーザンライトスープレックスを放つも「ことり」がカウント2で返すと、今度は「ことり」が卍固めをきめる。


 するとここで、モスバーガーまで歩いていたニラが、猛ダッシュしながら会場内に飛び込んでの“全力坂ロケットパンチ”を放つ。ただし、お客さんには誰にも全力坂の部分は見えていないうえに、かわされ自爆。

 「ことり」が卍固めからエビ固めに移行。米山が半回転してフォールに切り返したところ、米山の額にニラのロケットパンチ炸裂。すかさずニラは「ことり」の両手に己の足をからめてゆっくり倒れこんでフォールにいくと、まさかのカウントスリー。


 なんとニラの勝利により、三冠次期挑戦者はDJニラという事態となってしまった。


◆さくらとニラが問答


 観客も「えっー」という声の中、試合を見守っていたさくらが慌てて中に飛び込む。「板橋でニラさんとタイトルマッチなんて無理だよ」というさくらに、ニラも「ふざけんな、なんで俺が挑戦者なんだ」「勝っちまったもんは仕方ねえだろ」と逆切れ。


 「なんで勝っちゃったの…」と嘆くさくらに、ニラは「それは、お前が作ったコミュニティがそれだけ脆弱だったってことだよ」と批判をあびせる。

 さくらは「タイトルマッチはなんならダークマッチでも…」と発言するが、ニラは「それがコミュニティの長としてのお前の判断か。この観客全てを含むコミュニティをバカにするという俺の行為を認めるということか」と挑発を続ける。


 そして「タイトルマッチをやるというなら、なんらかのリスクを背負ってもらう」となぜか挑戦者のニラがさくらに要求。それにさくらは「リスクを背負うというなら、この試合をメインにするということしかない」と応える。

 「それはこのコミュニティ、観客の総意ということでいいんだな」とニラが言うと、さくらは「この観客はすべてさくらの言いなりなんだよ。私が右向け右と言えば、みんな右を向くんだよ。」と観客に右を向かせる。


 それを確認したニラは「さくら。いいコミュニティを築きあげたな」とひとことを残し、去って行った。


◆エンディング


 ニラが去り、あらためて座談会となる。


 帯広が2月14日におこなわれる料理イベント『全力食堂』の成功と、そのために2月7日板橋でのキッチンデスマッチの必勝を宣言。趙雲も「キッチンには危険なものがいろいろある」とニヤリと笑って帯広を挑発。ただし、さくらによるとキッチンデスマッチがどんなルールなのかは「決めてない」とのこと。


 また、帯広には料理アイドルへのさらなる試練として、2月1日市ヶ谷では、星誕期とのシングルマッチが組まれた。高梨が力説するところによると星誕期もDDTではちゃんこの名人として有名らしい。

 アントンは、そもそも今日、わさびシュークリームデスマッチをおこなった理由は、マカロンとまちがえて石鹸を食べてしまった経験から、ありえないものを口にしてしまったときのショックをさくらに味あわせてやろうとしたことからだという。前説の替え歌から、話はちゃんとつながっていた。


 さらにアントンは、わさびシュークリームデスマッチは、実は歴史があり、昔、ディック東郷ともおこなったことがあり、生涯2度目だったとコメント。そのときは高梨もそれをやってたらしく、アントンと高梨で昔のDDTの思い出に話を弾ませていた。

 「ことり」が挑戦者決定戦に負けて落ち込んでいると、さくらは「ちゃんと「ことり」には板橋で素晴らしい相手を用意してある」と、なんと夏樹☆たいようとのシングルマッチを発表。驚きの表情の「ことり」。


 すると米山が「私も挑戦者決定戦に負けちゃったけど、私にも素晴らしい相手を用意してくれてますよね?」とさくらに尋ねる。しかし、さくらは「よねの相手は考えてないのよ。なんなら板橋はカードもないのよ」と冷たい。「えーー」と嘆く米山。

 すると里歩が「私のカードがSareee、里歩vs松本浩代組で、浩代さんのパートナーが決まってないから、かわいそうだし米山さんがそこに入ったらどうですか」と助け舟。米山も「Sareeeと里歩でサリホだけど、こっちも浩代と米山で、ひろよねやま、で語呂もいいし、そうしましょう」と喜び、2月7日板橋は、Sareee&里歩vs浩代&米山となった。


 また、語呂がいいついでに、米山は“ひろよねやまどか”というトリオを提案。2月1日市ヶ谷で、浩代&米山&円華vsさくら&高梨&里歩という6人タッグも決定した。


 板橋の全カードが決まったものの、メインがさくらvsニラということもあり、これではお客さんが入らないと不安のさくら。しかし里歩が「そんなときにぴったりの歌があります」と手を挙げて、『ファイト!』をガトムー選抜が歌った。

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