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『Gatoh-Move Japan Tour.18』


☆2013年1月25日(金)
市ヶ谷チョコレート広場
観衆53人(満員)



◆オープニング


 先日、アイドルグループANNA☆Sのライブに行ってきたというさくらえみが、ANNA☆Sのメンバー、涼夏の「2推しでいいのよ」Tシャツを着て登場。今後、我闘雲舞は他団体推しのファンにも2推しでいいから応援してくれというモットーでいくとのこと。


 その後、以前にも歌っていた帯広さやかの歌『さやか応援歌』のコールを観客みんなと練習してから入場式。会場名がチョコレート広場に改名されての最初の挨拶は帯広がつとめた。



◆第1試合 タッグマッチ15分一本勝負
○中森華子&山田太郎(10分24秒、路上)田村和宏&さくらえみ×


 今日のレフリーは、なぜか会場に来ている大家健。


 我闘雲舞のレギュラーとして団体を支えてきた華子とモーリーの2人が、所属団体であるJWPの方針から、今日の大会で我闘雲舞参戦が最後となることが発表されており、華子は本日2試合おこなうことになった。まずは年末からタッグを組んでいる山田太郎とのチーム“ヤマダハナコ”で第1試合に登場。今日もヤマダハナコと書かれたおそろいのタスキをかけて入場する。


    わふーでよよよ  

 先発は田村と山田。ロックアップから腕のとりあいになるが、田村は「ヒートアップよろしく」と握手を求めたところをエースクラッシャー狙い。読んでかわした山田が「とんでもないやつだ」と田村を批難する。


 さくらと華子が出てくると、華子はさくらのヘア投げを逆に髪の毛を利用して投げ返す。これもかつて「髪の毛が長いことが私の個性」と華子が主張したところから生まれた“我闘雲舞がルーツ”の華子の技だ。


 そして田村vs華子に。我闘雲舞名物といっていい激しい蹴りあいも今日が最後とあって、これまで以上にお互いが意地になってバチバチと打ち合う。キック、ヒザ、サッカーボール、パンチ、延髄、ロー、ミドル・・・。


    わふーでよよよ  

 山田が出てくるとランニングエルボー3連発で田村をダウンさせる。華子のキックと山田のエルボーを前後から交互にサンドイッチで「ヤマダっ」「ハナコっ」と叫びながら放ち、そしてダブル・ランニングネックブリーカーと、ヤマダハナコの“おなじみになりかけていた連係”を今日も最後に披露する。


 山田の頭突きと田村の顔面パンチの相打ちで両者ダウンから、さくらと華子にタッチ。華子はフィッシャーマン・スープレックスからキック連打。そしてシャイニング・ウィザードを狙うが、ここで田村が飛び込み華子にカウンターのエースクラッシャー。さらに田村とさくらは、山田にダブル・エースクラッシャーをきめる。


 さくらが2人まとめて「さくらえみ70キロ」をきめると、田村も「田村和宏68キロ」で続く。ダウンする華子に、さくらがファンタスティックフリップで田村を投げ落とすと、自分も窓からローリング・セントーン。華子はカウント2で返す。


 さくらは延髄斬りで続くが、マヒストラルは山田のアシストで華子がつぶす。さらに山田がエルボーをさくらに叩きこむと、すかさず華子が路上で丸め込み、さくらからカウントスリー。ヤマダハナコが有終の美を飾った。


 敗れたさくらは、腹いせに田村にエースクラッシャーを放って引き上げていった。



◆第2試合 タッグマッチ15分一本勝負
○マサ高梨&里歩(14分17秒、エビ固め)趙雲子龍&帯広さやか×
※バースを切り返す


 我闘雲舞に移籍して、板橋、タイと試合を重ねた帯広の市ヶ谷初登場。趙雲とは初タッグ結成とのこと。


 先発の帯広と里歩が素早い攻防を見せると、替わった高梨と趙雲はじっくりとした動きを見せる。しかし途中から、なぜかレフリーの大家が巻き込まれ、気が付くと試合に参加。大家は全員を投げ飛ばし、欽ちゃんジャンプを見せるが、一人も乗っからず逆に大家を袋叩き。里歩がジャンピング・ニーを大家に放つと、みんなで「オー」をきめた。


    わふーでよよよ  

 さて試合に戻ると、帯広が延々とつかまる展開に。里歩と高梨が交互に帯広をつかまえ、帯広はなかなかいいところを見せることができない。


 ようやく帯広は、高梨に水平チョップからハーフハッチで反撃すると趙雲にタッチ成功。満を持して飛び込んだ趙雲は八面六臂に高梨と里歩を翻弄すると、帯広と2つの窓枠から同時にダブル・ミサイルキックを打ち込む。


 しかし、趙雲と帯広のダブルパンチをかわした高梨は帯広に足4の字固めをきめると、すかさず里歩はさくらえび固めで趙雲をとらえ共演。エスケープしようとする帯広の手をクロスして妨害する高梨のいやらしさに苦しんだ帯広だが、なんとかエスケープに成功した。


    わふーでよよよ  

 里歩と帯広の激しいエルボー合戦は里歩が優勢。里歩はジャンピング・ニーからノーザンライト・スープレックスで帯広を追い込み、高梨にタッチ。高梨は助走をつけて、帯広のヒザに低空ドロップキックを放つ。


 帯広の足に攻撃の照準をしぼっている高梨はサソリ固めを狙う。1度目はスクールボーイに切り返した帯広だが、高梨の2度目のトライでガッチリとサソリ固めがきまってしまう。これはなんとか趙雲がカット。


    わふーでよよよ  

 乱戦模様となり、高梨がぐるぐるパンチを放つが、レフリーの大家に誤爆。趙雲が飛び蹴りを放つが、これも大家に誤爆。里歩が趙雲を押さえ高梨がトラースキックを狙うが、これもなぜか大家に誤爆。


 ここで帯広が得意のバースを高梨にきめるが、レフリーの大家は度重なる誤爆に失神していて、幻のスリーカウントに終わる。帯広は「レフリーっっ」と叫びながら、大家に張り手。


 ここで高梨が首固めを出すが、帯広がキックアウト。今度は帯広が再びバースをきめるが、里歩のアシストで半転させた高梨がおさえこみ、これでカウントスリーが入った。


 趙雲は「おおかっっ」とレフリーに猛抗議するも実ることはなかった。



◆第3試合 タッグマッチ15分一本勝負
○さくらえみ&米山香織(12分23秒、エビ固め)モーリー&中森華子×
※タイガードライバー


 ハートムーブ系リフォームのメンバー4名によるタッグマッチが、モーリーと華子の我闘雲舞ラストマッチに組まれた。


 先に華子とモーリーが新テーマ曲で入場するが、後から入場のさくらと米山は走ってマットインし、奇襲からゴング。米山とモーリーは会場の外での乱闘を見せる。さくらは、窓枠についていたゴムチューブを引っ張って華子に当てた。


 反撃に転じたモーリーと華子は、モーリーの水平チョップと、華子のキックでさくらを攻め込む。さくらはかみつき攻撃でフォールを返すと、華子に強引にロメロスペシャル。


    わふーでよよよ  

 米山とモーリーはエルボー合戦から、モーリーがSTO。米山はローリングソバットからさくらにタッチすると、さくらは走りこんでのドロップキックを4連発。さらにスマッシュマウスをきめると、米山が窓からのセントーンで続く。


 ここでさくらも窓にのぼるが、モーリーがつかまえてベアハッグにかかえると、華子の延髄ニーからモーリーが前方に叩きつける連係攻撃。そしてモーリーが、奈苗戦でこだわりを見せた“全女固め”をしつこく見せる。さくらはカウント2.9で必死に逃げた。


    わふーでよよよ  

 華子がさくらにシャイニングウイザード、路上と繰り出していくが、いずれもカウント2。さくらと華子の蹴りあいになるが、米山のフォローから、さくらが「冷蔵庫爆弾」と叫んでのボディプレス。これはモーリーがなんとかカット。


 さくらはマヒストラルを何度か華子につぶされ逆にフォールされていたが、3度目のトライで成功。しかし、華子がカウント2でギリギリで肩をあげる。


 続くさくらのミサイルキックも必死で返した華子だったが、最後はさくらがタイガードライバー。シットダウン式で正調に決め、ハートムーブ系リフォーム最後の同門対決は、さくらが勝利を飾った。



◆エンディング


 山田が「ヤマダハナコ最後でしたが…」としゃべると、さくらが「華子が最後なので山田さんも一緒に最後」と言い出し、山田を慌てさせる。「タッグチームってそういうもんでしょ」というさくらだったが、山田は「それはそれ」と言った後、「また組む時はお互い強くなって組みたい。それまで別の場所で頑張りましょう」と華子にメッセージを送った。


    わふーでよよよ  

 田村も「華子選手と蹴りあいも今日が最後だけど、プロレス界で生き残ってさえいれば、また出会える。自分は生き残るためにヒートアップで頑張ります」と旗揚げが近づいた新団体をアピールした。


 里歩は高校受験のため2月大会の欠場を発表。3月にはみなさんにいい報告ができればとのこと。


 帯広はタイに2週間行った報告と、異国でプロレスをすることの難しさを語り「こうして日本という異国でプロレスをしている趙雲さんの気持ちが少しわかりました。趙雲さんに、海外で試合をするときの心構えを聴きたい」とお願いする。


 中国から日本に海外留学中の趙雲は「おびちゃん、大事なのはその土地に慣れること。自分なんて、もう日本人みたいでしょ」と語り、帯広は「確かにっ」と改めて趙雲を見直した様子だった。


 高梨は30代になっての抱負を述べるが、さくらはサプライズ用の誕生日ケーキを用意することをすっかり忘れていたことに気付き、取り繕うためか、高梨が髪型をかえてかっこよくなったと持ち上げる。「人は見た目が9割」など持論を展開するさくらだったが、オープニングに続いてここでも「2推しでいいのよ」Tシャツを着ていたことに大家が反発。「1番目指さないんでどうするんだよっ」という興奮状態の大家に、さくらは27日の大会のオファーをするが、大家は「その日はエビスコ酒場があるから」と断り「お前はプロレスが2推しじゃねえか」とみんなにつっこまれた。



◆ハートムーブ系最後の挨拶


 モーリー「さくら、米山。このまま勝ち逃げさせない。JWPでベルトをとって、お前たちをJWPのリングに引きずり出す。それまで、せいぜい・・・・(泣)。今日から、華子との入場曲を我闘雲舞の入場式の曲を歌っているバンドの曲に変えました。それは、自分たちはこれからも我闘雲舞とつながっているという気持ちを持ちたかったから。もうハートムーブ系はなくなるけど、華子と二人のハートムーブとして頑張りたい。そしてJWPでベルトを取ったら必ず、またさくらさん、米山さんと試合をしますので、待っていてください」


 華子「自分のデビュー記念日の7月16日に初めて参戦してから半年間、全大会に出させてもらいました。JWPで試合をしていただけでは出会えなかった仲間と出会えて、自分の目標ができたし、楽しかったし、勉強になった。ヤマダハナコも、田村さんとの試合も、まだまだ終わってません。当分、我闘雲舞にはあがらないかもしれないけど、次にやるときは、ベルトを巻いて試合をしたいです。半年間、ありがとうございました」


 米山「自分はJWPを退団するとき、またいつものようになかなか決断できなくて、でもやっと決断したときに、心残りというか一番思ったのは、モーリーと華ちゃんと一緒にもっともっとプロレスをやりたかったって。一緒にJWPをやめようとは言えなかったし、言わなかったけど、またハートムーブ系でJWPの景色を変えることはできなかったけど、別々のいろいろな景色を見て、成長して、再開できる時を楽しみにしたい」


 さくら「私は情にもろいようでビジネスライクなところがあって、80%の人は思ってるかもしれないけど、米山香織の我闘雲舞入団はありません。入りたいとも言われてないし、入ってとも言ってない。よねちゃんとはこれからもたぶんそういう関係です。同じように、冷たいようだけど、モーリーと華子がいなくなっても、そのポジションに誰かが入って、新しい風が吹くので、2人がいなくなっても問題ありません。」


 しかし、さくらはそのあと「ただ、それは試合に関してであって・・・実は我闘雲舞の土台を支えてくれていたのはモーリーと華子の2人で、会場の設営から、控室の準備から、荷物の持ち運びから、何から何まで・・・さくらは定年後離婚したお父さんみたいに、どこに何が置いてあるかもわかりません。よよよ。・・・やっぱり行かないでー」と、2人を切実に引き留める。


 するとモーリーは「そうだと思って用意してきました」とノートを手渡す。そこには、座談会でのお茶の配り方から、試合前に配るホッカイロの値段の相場まで、我闘雲舞の裏方の仕事が事細かくまとめられていた。


 藤原組長が書き留めたゴッチノートばりに貴重な“モーリーノート”に感激したさくらは「このノートさえあればモーリーはいらないね」と、いつもの失言。


 すると帯広が「さくらさん、なにをおっしゃるのですかっ。ノートさえあればモーリーさんと華子さんはいらないとか、そんなことはないのです。そしてこのノートさえなければ、モーリーさんと華子さんはきっと我闘雲舞に帰ってきてくださるのです。だからノートは捨てます。ぴっ」と、支離滅裂な論理展開からノートを窓の外に捨ててしまう。


 しかし、モーリーはノートを拾うと「ちがうよ、おびちゃん。このノートは、まだまだ未完成でページがたくさん余ってる。この続きを書いてノートを完成させるのが、おびちゃんの仕事じゃないの? これは帯広ノートだよ」と帯広にノートを伝授。


    わふーでよよよ  

 「うーー。うーー。」と帯広が感動の声をもらしたところで、オープニングで練習した『さやか応援歌』が歌われた。この『さやか応援歌』は、『限界のうた』『ゴム人間のうた』に続く我闘音楽の第3弾シングルとして発売されることも発表される。


 最後は、さくらが「我闘雲舞の、さくらえみの、帯広の、里歩の、モーリー、華子の進む道はどっちですかー」と叫んでから、恒例の掛け声でしめくくった。


「リャオサーイ?」(左に行くのか?)


「メシャーイ!」(ちがうよー!)


「リャオカー?」(右に行くのか?)


「メシャーイ!」(ちがうよー!)


「トンパーイ?」(真っ直ぐ行くのか?)


「シャーイ!」(そうだー!)


「レッツゴー」


「ガトームーブ!」



◆最後の挨拶


 実は、我闘雲舞ではエンディングで選手が全員退場した後、客席の華子コールで華子が再登場して、もう一度挨拶するのが恒例となっていた。


 最後となる今日は、華子とモーリーが登場し、あらためてファンに感謝と、そして必ずまた我闘雲舞に戻ってくることを誓った。



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