緊急事態延長 | 後藤組社長 後藤茂之のブログ

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またしても緊急事態の延長です。

いったいいつまで続けるのでしょうか?



飲食業や観光業、サービス業の人たちには徹底的に我慢を強いておき、不要不急の外出はするな東京都には来るなと言っておきながらオリンピックは観客受け入れで開催するつもりなのだから、首相や都知事はいったい誰の代表なのでしょうか?


ニュースでは「感染者過去最多」だとか「医療崩壊」だとかおどろおどろしいトピックを毎日報道し、政府や都道府県知事はとにかく感染防止しかないと毎日のように訴えていますが、そんなに新型コロナは恐ろしいのでしょうか。


ここに厚生労働省のHPに載っている新型コロナのデータがあります。

これによると10代未満、10代、20代、30代まで死亡率0.0%、40代でやっと0.1%です。

厳密には死者が0ではないのですが、感染者の分母が大きいので四捨五入しても0.0%にしかなりません。その一方で80代以上が圧倒的に多いことがわかります。


次に重症者の割合ですが、10代未満、10代、20代、30代いずれも0です。なんと一人もいないのです。

なのになんで外出するな酒飲むな、なのでしょうか?

政府も都道府県も専門家と称する人たちも数字を見て方針を決めているのか疑いたくなります。


ちなみに新聞記事に菅総理のコメントとして「諸外国をみてもワクチンは感染防止の切り札だ」と書いてありますがこれも本当でしょうか?


下にあるのは5月27日時点での各国のワクチン接種率です。

これによりますと英国は100人あたりの摂取回数は93.9、米国は87.1となっています。

一方で感染者数の7日間移動平均は英国2,453人、米国23,407人となっています。

一日の感染者数が多い時では英国は6万人、米国は29万人を超えていましたから、ピーク時に比べて英国1/25程度、米国1/12程度まで下がっていることになります。


一方日本はワクチン摂取率はたった8.9しかなく、感染者の7日移動平均は4,449人となっています。

しかし英国の人口は日本の約半分、米国の人口は日本の約2.6倍ですから人口比を引き直すと英国の感染者7日移動平均は4,900人、米国は9,000人となり緊急事態宣言中の今の日本よりも感染者の数は多いのです。


ワクチン打ったから感染者数が大幅に減ったとみるのか、ワクチンを打ってもほとんど打っていない日本よりも感染者が多いとみるのか意見が分かれるところでしょうが、菅首相が言っているようにワクチンが効果ありとみるなら既にワクチンが普及している英米よりも日本は一日の感染者が少ないのだから緊急事態宣言を継続する必要はないし、今の日本の1日の感染者数でダメだという判断であればワクチンを打っても効果としては足りないということになるし、いずれにしても現在の日本の新型コロナに対する対策は整合性が取れないということになります。

私が日本の新型コロナに対する対策がおかしいのではと考える所以はこういうところからきています。