昨日録画しておいたのを朝チェックして、三度ほどリピートしちゃいました。面白かったです。

怖いと噂の、チーフパーサー(寺島しのぶさん)は、怖いうちに入らないですよ、もっと怖いシーンはカットされていたのかな?
あれは良い先輩です、ああいう人と同じフライトでなによりでした、
だって引き返して着陸するときに台風が来てるんだよ…緊急着陸で伏せた姿勢をとらなきゃならない…あまり無い事態だよ?寺島さんもほかの乗務員も落ち着いていて一丸となっていてとても良かったです。

問題の、バードストライクで折れた速度計は、最初のほうに整備士さんが指摘していた気になる箇所だったんですね、上空で凍結防止になるヒーターが壊れている点。ひとつヒーターが壊れてて、無事な二つのほうが鳥のせいで折れたので、速度がわかんなくなっちゃったんですね~。

面白かったのは管制塔の人たち。公務員なんですけど、仕事ちゅうに休憩して、飛行機型のチョコレートを並び替えたりして、妙にマニアックな点が笑えました。

カウンターの地上スタッフは雰囲気がよすぎですね、平岩紙さん、おっとりしすぎですよ。あんな人はあまりいないかなぁ~。マネージャーの田山涼成さんはよく居そうなキャラですが、実際は上司でもあまりこわもての人がいなくて、容姿はもっとソフトな人が多いかもしれません。
先輩やくの田畑智子さんは癒し系で頑張りやさんでとても良いですね。

CA役でいちばん『いるいる』キャラだったのは吹石一恵さんかな。ああいう容姿のひと多いですよね。

岸辺一徳さんが演じたディスパッチのおじさんの知識は凄かったですね、コンピューターが雷でダウンしたりしたとき、頼りになるのは、アナログでやっていた頃を知るおじさん社員、というの、いい話でした。

コックピット内の会話も、テロップなどなくても分かりやすくしてあって良かったです。
食中毒の可能性を考えて、機長と副操縦士は同じ食事を食べずにわざと味を変える決まりになっている点とか、
乗務ちゅうは被らない、制服の帽子を被って歩くことがなぜ重要なのか(下から機体チェックしてるときに、オイルが垂れてきて目に入ると乗務不可になるから)とか、わかりやすいエピソードを作ってありました。
時任機長(チェッカー)もとてもいい人で…小日向機長が風邪ひいて時任機長と一緒に乗務してむしろ良かったじゃないですか。
田辺副操縦士も、後半集中してきたらどんどんよい判断が出来るようになってて、自信を付けられて、めでたし・めでたしでした。

綾瀬ちゃんの新人CAは、まったくの新人ではなく、国内線で乗務してから国際線の乗務資格を得た設定みたいで、
それなのに、いろんなことにビックリしすぎでした(笑)。でも、
それが視聴者と同じ目線なので、まぁわざとこういう役にしたのでしょうね。

機内食、満席な時でも、もう片方しか無いと言われたことは乗客として無いのですが、最近は余計に搭載してないのかな。どうやって平均して配るのか謎ですね、寺島パーサーのように上手くやっても無理があるような気がします。

機材の調子がわるく引き返す話で、航空PRとしては大丈夫なのか?という意見も公開当時あったみたいですが、
充分、ANAのPRになる作品なのでは。撮影に全面協力して良かったのではないでしょうか。