仕事から仕事へと営業車で移動中の昼時とか、一通り仕事が終わって帰宅したものの一人で食事をしなければならない、こういう時に食事をする場所として最適なのは僕の場合なんといってもファミリーレストランです。

大学は出たものの実質的に無職で暇をもてあまし、日がな一日 ふらふらしていた若い頃はしばしばファミリーレストランでハンバーグランチを食べていました。昔から僕にとってはファミリーレストランはファミリーで行く所ではなく一人で食事をするシングルレストランなんですね、ええ。

この日も出張から羽田空港に戻って参りまして、停めておいた営業車を駆ってスカッと帰宅。首都高環状線が開通してから羽田が近くなってありがたいことです。で、この日は家に誰もいなかったので近所のデニーズにしけこんで夜ご飯ということになりました。当然ですけど。もちろん注文したのはハンバーグ定食。あたりまえですけど。

シングル用途のファミリーレストランとしてすぐれているのはデニーズとロイヤルホストです。なぜかというとこの二つにはカウンター席があるから。営業車で行くシングルレストランの食事はカウンター席に限ります。



ここがそこ。デニーズ。

サイゼリアとかもいいのですけれど、残念ながらカウンター席はございません。労働者の食事はカウンター席でないとイイ感じのグルーヴが出ないんですね、これが。

この人も「あー疲れた疲れた」とか言いながらデニーズのカウンター席に腰を下ろし文庫本など読みながら(行儀が悪くて失礼)ハンバーグ定食をかっこんでいると、労働のあとの充実というか勤労の喜びとでもいうようなポジティブな感情がじわじわと押し寄せてきます。何とも言えないイイ気持ちなんですね、これが。

ビバ、労働! ビバ、ひとり!