楠木建オフィシャルブログ「ケン日記」Powered by Ameba

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一橋大学教授。専門は競争戦略。著書に『「好き嫌い』と才能」(東洋経済新報社)、『好きなようにしてください:たったひとつの仕事の原則』(ダイヤモンド社)、『「好き嫌い」と経営』(東洋経済新報社)、『戦略読書日記』(プレジデント社)、『経営センスの論理』(新潮新書)、『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』(東洋経済新報社)など。

 

趣味は読書と歌舞音曲。読書記録をtwitter (@kenkusunoki )で公開中。所属バンドはBluedogs。ジャンルはロック。担当楽器はベース。使用楽器はPrecision Bass by Freedom C. G. R.。このところ出演しているライブハウスはTAKE OFF 7(渋谷)。


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家の者どもがドロンとロンドンへ行ってしまいました。ということは好機到来です。何の好機かって、もちろん「それだけ定食」の夜ご飯であります。

僕の手持ちの数ある「それだけ定食」のメニューの中から今回選びましたのは、マックのフライドポテトだけ定食。これをやるのは久しぶりです。かつてはしばしば「マックのフライドポテト Lサイズ4個だけ定食」をやったものですが、今回はエイジングも考慮して、「マックのフライドポテト Lサイズ3個だけ定食」にいたしました。



これがそれ。

例によって5分で完食。3個で正解、ちょうどいい量でした。

次回の「それだけ定食」は何にしようかな。有力な候補は、「お赤飯だけ定食」です。
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事の発端は昨年末のNewsPicksの佐山さん・堀江さんとの鼎談。
 

このときがそのとき。
 
2016年を振り返るという趣旨で、いくつかのテーマを取り上げて話をしたのですが、そのひとつにインテグラル(佐山さんが経営している)がアデランスに出資をしたという出来事ありました(その記事はこちら。有料記事ですが)。
 
で、そこでこういう話の展開になりました。

楠木 今まではいったんカツラを着用すると、もうそれを人前で取ることはできなかった。僕が挑戦したいのは、その日の気分でカツラをつけたり外したりすること。あるときはフサフサ、あるときはハゲ。そんな新しい生き方があってもいいと思うんです。

佐山 そんなの、いくらでもできますよ。楠木さん、アデランスの技術は抜群ですよ。どんな髪型にしたいですか。

楠木 分け目がピシッと入った七三分けなんか、一度でいいからやってみたいですね。それで、「これ、カツラですから」って言う。みんながわかっている状態でのカツラ着用。これ、けっこう新しいスタイルでしょう。
佐山 1回、アデランスに来られます?
楠木 それ、すごく高いってことありません?
佐山 そんなの大丈夫。1回やってみましょう。どうします? 何かに開眼したら。
楠木 何に開眼するのかにもよりますけど、ぜひお願いします。


 
で、本当に佐山さんからのお誘いを受けて、インテグラルの山本さん・山崎さんとアデランス本社に行って参りました。社長の津村さんと研究開発部の伊藤さんにお時間をとっていただき、アデランスの競争戦略についてのお話を伺い、意見交換をいたしました。

戦略というのは、ごくあっさりいえば「違い」をつくるということ。違いがあるから選ばれる。競争の中で競合他社に対してどのような違いをつくるのか。これが競争戦略の本質であります。

で、僕は後に述べる理由で、これまでウィッグ・育毛・養毛などの頭髪業界にはまったく関心がありませんで、業界とアデランスについての知識に欠けていたのですが、津村さんのお話をじっくりお伺いすると、アデランスのやってきたこと・やっていることの独自性がよどみなくわかりまくりやがりました。

ごくかいつまんで言うと、アデランスは(1)研究開発志向の会社で、独自の技術を商品化することによって製品の価値を差別化の基軸にしており、(2)そのために原料から開発と生産を自社で行い、(3)それゆえに高価でも価値がある製品を長く使おうとする層にターゲットを定め、(4)とくにオーダーメイド商品では製品価値が顧客にきちんと理解されるようなチャネルを通じて販売し、(5)単なる顧客の数よりもリピーターを増やすことを優先する、という時間軸で「長い戦略」をとっております。

で、その商品のクオリティーがどれぐらいのなのか。自社製品を使っている社員の方がいらしたので、その方の頭部を見せていただきました(津村社長は自毛。ただし、アデランスの養毛剤を使い続けているとのこと)。
 
 

この方がその方。フルウィッグなのですが、驚いたのは地肌の質感。まったく見分けがつきませんでした。脱着も一瞬。お取りになると僕と同じ髪型でした。
 
男性用、女性用ともウィッグの購入動機は大別して「ファッション」「悩み(薄毛の)」「医療」の3つがあります。このうち「医療」は技術をベースに付加価値をつけるアデランスの強みがもっとも活きるセグメントであります。で、もっとも顧客が多いのは、女性用では「ファッション」、男性用では「悩み」。
 
ところが、僕の場合はハゲに悩みや痛痒をまったく感じておりません。それはなぜかと尋ねたら、若い頃に電光石火のごとく、ドイツ空軍の電撃作戦さながらにハゲてしまったからなのでした。悩んでいる時間的余裕はございませんでした。

爾来ハゲ歴20年。ハゲに対しては一家言も二家言ももっております。これまでもあちこちで自らのハゲの哲学と精神を発信してきました。
 
その一例として、文春オンラインに再録されている「ハゲノミクス宣言!」という記事がありますので、ご関心のある向きはご覧ください。ハゲ界の重鎮ともいうべき飯島勲さんとハゲの人生と生活について話し合ったものです。そこではこういうやり取りをしております。司会は『なぜ世界でいま、「ハゲ」がクールなのか』の著書もある福本容子さんです。
 

 


福本 お二人は、お若い頃、発毛剤や育毛剤を使ったりはしませんでした?
楠木 毛頭ありません。お金も時間もかかってきりがないですから。床屋に行かなくてもいいし、髪を洗うのもすぐ終る。ドライヤーもいらなければ、櫛も整髪料も必要ない。ハゲは、経済性が非常に高いんです。ーー何かあると、僕がよく謝りに行かされるんです。先方に「頭を丸めてまいりました」って言うと、「お前、もともとじゃねえか」と返ってきて一同笑う、と(笑)。これは、僕がハゲてよかったことの一つですね。あと、正月の挨拶はいつも、「ハゲましておめでとうございます」。

 

 

 

 


飯島 額縁で誤魔化すことができないから、それなりのスタンスをもって、きちんとした生活をしなければならない。だから大変なんです。 
福本 でも、それを自覚されると、誤魔化しがきかないぶん努力されるじゃないですか。それこそ重要なことだと思います。
楠木 ハゲを擁護していただいてありがとうございます。ただ、ハゲか、ハゲじゃないかどちらかを選択しろといわれたら、やっぱりハゲを選ぶ人はいないと思うんです。その上で僕がハゲから学んだのは、「攻撃は最大の防御」というロジックです。つまり、ハゲはもうどうしようもないので、その分、身体を鍛えたりしようと。
福本 素晴らしい!
楠木 防御に回ってもきりがないですから。いま、いろんな意味で人間社会が無理をして自然に対抗しがちなんで、ハゲくらいは自然のままがいいんですよ。ハゲてもハゲてなくても、生きてるってそういうことだと思います。それで、不自然な防御の最たるものがカツラなんです。


 
……とまあ、これだけ読むとアデランスの営業妨害以外の何物でもないようなことを言っていたわけです。
 
ただし、です。この雑談の中で、こういう話題が出ていることに注目。

 

 

 

 


飯島 同じカツラはカツラでも、隠すためじゃなくて、TPOに合わせて選べるカツラはいいと思いますけどね。バッハの時代のような白いカツラとか、フサフサした黒髪のカツラとか、アフロスタイルとか。
楠木 場合によっては、連獅子みたいな長いカツラをつけたり(笑)。
福本 女性の付け睫も、カツラと一緒ですよね。でも、女性の化粧は一種の礼儀であって、バレたら恥ずかしいということはありません。それに、女性の場合もウィッグを付けたりはずしたりして、ヘアスタイルとして楽しみます。
飯島 僕は30歳ぐらいから薄くなってきてもうすぐ70歳だけど、飯島はハゲだと皆が知っているからこそ、思い切って自分に一番合った最高のカツラを1個くらい持ちたいね。金はどのくらいかかってもいいから、今、自分に髪があったらどんな感じになるのかは、見てみたい。
福本 ある意味、コスプレとか変身的なカツラですよね。そういうカツラなら、OKだと思います。
楠木 マイナスをゼロにもっていくと考えるのか、ゼロからプラスを作っていくのか、その違いですね。


僕はこの飯島さんの話を「なーるほどね!」(by 松本典子)と思って聞いておりまして、これが記憶にあったので、冒頭のような佐山さんとの会話になったわけです。
 
で、この日、津村社長に対してこういう提案をいたしました。

 

 

  • 男性向けフルウィッグのコンセプトを再定義する
  • 「悩み」需要向け商品のように、使っていることを隠す、すなわち人前ではずすことがないカツラではなく、すでにハゲきって、ハゲをおおっぴらにして生きている男性(←俺のこと)が、普段とは違う「もう一人の自分」感覚を楽しむために着用するウィッグ
  • すなわち、「髪の毛の帽子」。「ハゲのオルタナティブ」というコンセプトで、「男性用」「ファッション」の新しい市場を開拓する


と申しましたところ、津村社長は「あ、それイイですね。じゃあ、さっそくつくってみましょう」ということになりました。この会社、スピード感がありますね、ええ。
 
で、すぐに社長自ら持っていらしたのが型をとるためのキット。
 

これがそれ。厚手のゴムの膜のようなものを伸ばしていらっしゃいます。
 
で、ハゲ頭の上からぎゅーっと押しつけていくわけです。
 

こういうふうに。
 
で、ハゲアタマ全体を覆うようにしてバンドでとめる。
 

左が津村社長、右が研究開発部の伊藤さん。お二人とも毛髪診断士の資格をお持ちで、かつては(というか、今でも)現場でこういうお仕事をしていらしたそうです。
 
で、上から頭の形状や髪の生え方などの情報を手作業で書き込む。この日は会社の応接室でやっていただきましたが、今では3Dデジタルの技術で型をとるという方法もあるとのこと。
 

真剣な津村社長。社長&研究開発担当の偉い方がじきじきに手を動かしてくださり、恐縮至極でございます。
 
 

ものの数分で情報の書き込みは終わりました。
 
 

で、取り外しますと……
 
 

こういう風に型ができていました。初めて自分の頭の形を客観的に見ることができましたが、わりとイイ形しているな……。
 
これをベースに、オルタナティブ・ヘアとしてのウィッグをつくっていただくことになりました。「私はプロですから、見ただけでその人にどういうヘアスタイルがいちばん似合うか一発で分かります」という津村社長の力強いお言葉を受けて、どういうのにするかは全面的にお任せすることにしました。
 
 

出来上がったハゲ頭の型を持って記念写真。

このオルタナティブ・ヘアというコンセプトからして、どこからどうみても自分の髪、ああそれなのにそれなのに、カツラであることを誰もが知っている。人前でスカッとはずすこともできる。ここが面白さのツボなんですね、ええ。ですから、カツラのクオリティはあくまでも最上でなければなりません。これがちゃちいものだと宴会芸の冗談のようになってしまって、「もうひとつのアタマ」感が出ません。この意味でオルタナティブ・ヘアはこれまでのアデランスの戦略ストーリーとも適合的だと思います。
 
さて、どのような「髪の毛の帽子」ができるのか。出来上がりましたらここでもご報告したいと存じます。乞うご期待。

 

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盟友にして敬愛する先輩の米倉誠一郎さんの退官にともなう最終講義があり、ヒマだったので聴講してきました。
 
米倉教授の専門は経営史。初期の明治期の士族授産の研究に始まり、ハーバード大学での日本の戦前戦後の製鉄業界の歴史研究から出てきた「川鉄モデル」、ベンチャー企業と企業家の研究を経て、最近のアフリカやアジアの新興国への取り組み。一見して脈絡がないようでいて、実は脈絡がない。でも本当のところは米倉さんならではの一貫した興味関心とスタイルでつながっているという数十年の仕事生活を振り返る講義は米倉節の集大成といった内容でした。いやー実にイイものを観せていただきました。
 

 

 米倉さんに始めてあったのは30年前のこと。そのときのことをいまでもはっきり覚えています。

そのとき僕は学生で、榊原清則先生のゼミで勉強していました。で、あるとき榊原先生の研究室で手伝いの作業を一人でしていたとき、突然ドアを開けて「榊原いる?」といって入ってきたのが米倉講師(まだ助手だったかも?)でした。この人誰かな?と思いながら、「いや、いませんよ」というと、「そうか、じゃあまた来るわ……」といって出て行きました。

 

ほんの20秒ぐらいの接触だったのですが、なぜこれが印象に残ったのかというと、僕はてっきり米倉さんが外国からのお客様だと勘違いしていまして、「中東の人にしてはずいぶん日本語がうまいな」と思ったからなのでした。

 

僕が1992年に講師として一橋大学で仕事をはじめたとき、これは後からわかったことなんですけど、あまり歓迎されていなかったんですね、これが。教授会では僕の採用に反対の人がずいぶん多かったらしい。で、もともと大学というのはひとりで研究室で仕事をするところなのですが、それに加えて、僕は「招かれざる客」という感じだったので、大学の自分の仕事場には言ってしまうと日がな一日誰も話をする人がいないんですね、これが。

 

最初の半年は講義もなかったし、完全に「放し飼い」。朝、研究室に入ってダラダラと勉強して、時間が来たら家に帰るという毎日の繰り返し。4月に入社して半年ぐらい、教授会とかそういうフォーマルな場所以外では、ほとんど誰とも口をきかなかったんですね、ええ。

 

そうしたらあるとき、米倉さんが僕の研究室に突然来て、「おまえ、最近はどんな本、読んでるんだよ?」とか「今まで読んだ研究でいちばんイイと思うのは何だ?」とか、頼んでいないのにいろいろと話をしてくれたのです。この人はずいぶん親切だなあ、とありがたく思いながら、「僕がいちばんイイと思う研究は、AbernathyのProductivity Dilemmaです」と言ったことを今でも覚えています。

 

で、それ以来、大学の研究会とか教授会で米倉さんの言動に注目していたのですが、大学という社会のなかで米倉さんの思考と行動がやたらと独自だった。周囲の人々とまるで違う。何につけても、自分が面白がっているとか、つまらないと思っているとか、そういう主観というか感情がストレートに出た物言いや振る舞いをするんですね。

 


で、僕は「この人と一緒にやっていくと、きっと面白いことがあるに違いない」と思ったわけです。以来、いろいろな局面で一緒に仕事をしたり、米倉さんの仕事に絡ませてもらったりしました。
 
結果的に面白いことと、そうでもないことがありましたが、米倉さんとやる仕事がいちばん楽しかった。これは間違いございません。いつも言っていることですが、米倉さんとは「意見や主張は合わないけど、気が合う」「ソリは合わないけど、ノリが合う」んですね。
 
米倉さんの最終講義を聴きながらつくづく思いました。この人がいなければ今の僕はなかっただろう、と。僕の仕事生活における米倉さんのインパクトと影響は重にして大なるものがありました。学問的にはほとんど影響受けてないけど。
 
国立市の本校のキャンパスで平日の午後に開かれたにもかかわらず、ホールには大勢の人が集まっていました。そこにいた多くの人は、僕と同じように、この人がいなければいまの自分はなかった、と思いながら,例によって自由闊達に進行していく米倉さんの話を聴いていたと思います。
 
これぞOne & Only。これからもこういう人はもう二度と現れないような気がします。また、現れてほしくもない。
 
 

米倉誠一郎、リスペクト!
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有り体に言ってfacebook というのが嫌いであります。そんな僕でもただ一つの目的だけのために、依然として自分の facebook を残しております。そのただ一つの目的とは何か。今の段階では秘匿しておきますが、あと数ヶ月のうちに明らかになることでしょう。

普段はほとんど facebook を開くことも見ることもないのですが、唯一の例外はフェルディナントヤマグチさんのログ。僕は前々からヤマグチさんの書く自動車評論などの文章が好きだったのですが、ひょんなきっかけで(仕事関係)お知り合いになるに至りまして、その時は「えー、これがあのフェルディナントヤマグチさんなの?!」と腰が抜けるほどびっくりいたしました。

実際に知り合いになってみると、文章通りの非常に面白い方でして、またそのうちに仕事でご一緒する機会が来ないかなと楽しみにしているわけですが、ヤマグチさんの facebook の「痛風上等!」というフレーズがバカバカしくて大好きなんですね、ええ。

で、facebook ですが、嫌いで使っていないにもかかわらず、お友達の申請をいただいた場合は、必ずこれを謹んで受理しております。それもこれもただ一つの明確にして絶対的な目的があるからであります。それは何かと尋ねたら、現段階では秘密としか申し上げられません。

で、お友達の申請を頂いた時に、それを承認するために facebook を開くのですが、流れてくる多種多様な方々の生活情報を見るともなく見ていると、皆さん本当に活動的で行動的な生活をしていらっしゃいますね。スキーに行ったり、ホームパーティーがあったり、お友達との夜の集いなど、ま、facebook の性格上そういうようなにぎにぎしい活動ばかりが前面に出てくるのだと思うのですが、それにしても徹頭徹尾非活動的な僕としていたしましては、こんなに多くの人々が日々活動しているのかと、世の中の広さを知らされることしきりです。

それに引き換え僕のこのブログ、52才にもなって何をやっているのかと自分でも驚くほど、徹頭徹尾純度100%まじりっけなしのどうでもいいことしか書いていないわけですが、年に数回ほど、実際に会った方に「ブログ読んでるよ」と言われることがあります(その記念すべき第1号が、皆様おなじみの電通の安田部長なのでありました)。

で、先日のこと、仙台に行く機会がありました。パナソニックシステムネットワークス(これがまた実にイイ会社)でのお仕事だったのですが、そこで久しぶりにお目にかかった方から、「なぜシピンが入っていないんだ?」と唐突に聞かれてびっくりしました。

この方は僕のブログを読んでくださっているそうで、先日の「大洋ホエールズ(現在のベイスターズ)のオールタイムベストメンバーをサウナの中で考えた」という、これまた超絶くだらない話を見て、そうお尋ねになったのでありました。

 

僕が今一つシピンを好きになれないのは、途中で大洋から巨人に行き、しかも大洋時代は長髪にヒゲという野球選手らしからぬ、ただし川崎球場の風土に絶妙にマッチした風貌だったくせに、巨人に移ったとたんに、髭を剃って短髪にして、しれっと紳士ヅラしているところがどうにも嫌だったからであります。

 

大洋時代のシピン(川崎ファンキー路線)

 

巨人移籍後のシピン(エセ紳士)

 

 

それにしても、このくだらないことばかり書いてあるブログを読んでくださる方がいる、まったく人の世の中の広さを知らされる話であります。毎度ご贔屓にありがとうございます。

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僕の大好きな「それだけ定食」。仕事が終わって5時に帰宅し、家に誰もいないという絶好の「それだけ定食」日和。この絶好の機会に当然ですけど当たり前ですけど「スーパーの焼き鳥だけ定食」を遂行いたしました。

これまでは「焼き鳥16本だけ定食」だったのですが、今回はさらに踏み込んで18本に挑戦いたしました。よっぽどお腹が空いていたんですね。

これは「それだけ定食」生活における一歩前進ではありますが、前回は「焼き鳥のタレだけ16本定食」だったのに対して、今回はタレだけで18本一気に食べる自信が今一つ持てなかったため、「焼き鳥タレ9本塩9本だけ定食」となりました。「それだけ定食」の精神からすると、残念ながら一歩後退ということになります。

一進一退ということでございまして、「それだけ定食」の道はなかなかに甘いものではございません。今後も一歩一歩極めていきたいと思います。

僕がいつも焼き鳥を買いに行くスーパーには、ジャンクフード界の世界無差別級王座、マクドナルドが入っています。焼き鳥を買って帰る途中、ふとマクドナルドの方を見ると目に入ったのですが、「シェアポテト」がメニューに復活しているではありませんか。これは何かと尋ねたら、Lサイズよりもさらに大きなサイズのマックフライドポテトであります。一人で食べるのには量が多すぎるのでつけた名前が「シェアポテト」、そういうことだと思うのですが、次の「それだけ定食」のチャンスが到来した時は、シェアポテトを3つぐらい買って、ひとつ久しぶりに「マックフライドポテトだけ定食」を敢行したいと考えております。

もちろん他人とはシェアしません。当然ですけど当たり前ですけど。
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一石二鳥というのが大スキ(一石三鳥はもっとスキ)でありまして、冬場の睡眠 in the オールマイティーウェアはフードつきがイイね。


これがそれ。

一鳥は防寒。夜のハゲアタマを冬の寒さから守ります。二鳥は防眩。僕はしばしばやたらに早い時刻に眠るので家人が電灯をつけていても眩しくございません。アイマスクよりも装着感が自然。

枕はメディカル枕、マットの上にエアヴィーブ、エアヴィーブの上にシーツ、シーツの上にニトリの異様に暖かい敷き毛布、その上に体、体の上にニトリの掛け毛布、その上に布団。これ以上のラインナップはあり得ない。

冬の暖かい睡眠環境は幸せの根源であります。
ということで、電通の安田部長、いかがでしょうか。
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先月末から始まった文春オンライン。こちらで「楠木建の『好き』と『嫌い』という連載をしております。毎回、僕の極私的な「好き」と「嫌い」を対にしてとりあげ、それを糸口にちょいとした主張をするというもの。ようするにこのブログで書いているようなことを書いています。

月2回のスローペースでゆるゆるとやって参ります。ということで、電通の安田部長、いかがでしょうか。ひとつご贔屓にお願いいたします。
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7:00過ぎに仕事場に入り、授業やなんだかんだの仕事を終え、14:30に仕事場を出て(さすがにこの日は上がりが早すぎた。普段は16:00ごろまできっちりと仕事をしています。念のため)ジムに行き、筋トレとストレッチとプールの後にサウナに入る。

毎日このルーティンに沿いまくりやがった生活をしているわけですが、ド中年諸君におかれましてはサウナの中で何をしていますでしょうか。ま、もちろんサウナに入っているだけでとくに何もしていないわけですが、問題はアタマの中。僕は12分入ることにしているのですが、、そう簡単に無念無想の境地に到達できない身としましては、何かをぼんやりと考えるしかないわけです。

「民主主義のコストとしてのポピュリズム」といったテーマはサウナの中では重過ぎます。12分では足りませんし、だいたい暑くて仕方がないのでそこまで頭が回らない。そこで無難なテーマとして「仕事の負荷を平準化するような一週間の段取り」とか「最近会った面白い人についての回想」(先日仕事で久しぶりに「タクシー王子」こと川鍋氏に会いましたが例によってめっぽう面白かった)といったことについて考えるわけですが、先日、僕のサウナ人生の中でも最高といってよいテーマを思いつきました。それは「ベイスターズのオールタイムベストメンバーの選出」。

生まれこそ東京都目黒区ではありますが、僕は小学校高学年から神奈川県民でありまして、プロ野球といえばベイスターズ(かつては大洋ホエールズ)。このチームのファンは「優勝するに越したことはないけれど、それはそう簡単なことではない」という前提で応援するという上品極まりない美点を有しておりまして、その辺が神奈川らしくてイイね!

前世紀はしばしばハマスタにも観戦に行きました。絶対のエース・ピッチャーもホームラン・バッターもいないのに、マシンガン打線が流れに乗って打ちまくり、継投で逃げ切るという勝ちパターンも神奈川&横浜の風土にマッチしていて大スキでした。

1997年だったか、奇跡の38年ぶりの優勝&日本一のときは、僕にしても生まれてこのかた経験したことがない出来事だったので大いにハッスルしまして、しょっちゅう駅の売店でスポーツ新聞を買っていました。日本シリーズの優勝決定戦は、当時近くに住んでいた河村ターチの家にテレビを観に行ったものです。

これでお腹一杯になり、その後は興味関心をあまりそそぐこともなく、今世紀に入ってからは選手の名前もさっぱりわからなくなっているので、僕がよく知っている20世紀の主力選手を中心にベストメンバーを組みました。発表します。

1 石井:攻走守三拍子そろったベイスターズらしい選手。
2 高木(豊):それ以上に攻走守三拍子そろったミスターベイスターズ。


この人がその人。高木豊。いちばん好きな選手だった。
 
3 ローズ:とにかく頼りになった。
4 筒香:この人はよく知りませんが、最近活躍しているスゴい4番ということで選出しました。
5 パチョレック:インテリで温厚かつ上品な紳士。ガツガツしていないのにガンガン打つ。ホームランよりも2塁打というベイスターズらしい選手。


ジム・パチョレック。ミシガン大卒。マジメなアメリカ人。トランプには反対していると思う。

6 ポンセ:チャンスに強い打点王。


カルロス・ポンセ。スーパーマリオに似ていると言われていた。


7 長崎:フォームが独特でカッコイイ。草野球をやるときはこの人のマネをしていた。


長崎慶一。首位打者になったときはうれしゅうございました。

8 基:捕手もできる(らしい)ということで選出。昭和の職人。味わい最高。谷繁は打撃が悪いので好きではなかった。


基満男。何とかしてくれる人。
 
9 投手は先発遠藤、中継ぎ斉藤(明)、抑えは言わずと知れた大魔神・佐々木。万が一佐々木が打たれたら平松を出す。遠藤一彦投手は流麗なフォームがヨコハマらしかった。ガラスのエースにしてカミソリシュートの平松政次投手は、15年ほど前にシンガポールのチャンギ空港でお見かけし、握手をしていただきました。

控え選手は以下の通り。
屋鋪:絶対の守備力と走力。勝っていたら7回ぐらいから長崎に代える。
田代:長打期待の代打。松原は暗くて好きではなかった。
ミャーン:絶対の安定感。どうしてもヒットがほしいときの代打。
高木(由):代打の切り札。勝負強い。神奈川中西部のテイストを体現した人。渋い。


フェリックス・ミャーン。名前の通り猫のような人だった。独特のフォームでヒットを打ちまくった。とにかく三振をしない。

監督は権藤博。当然ですけど。ジェネラルマネジャーは関根潤三にお願いしたい。当たり前ですけど。

以上、12分でまとめたベスト・ラインアップでした。サウナの中で考えるテーマとしてこれ以上のものはないと断言します。
 
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電車で仕事に行き、最寄り駅に帰着。改札をでるとスーパーマーケット。
ここで閃いた。今日は独りで夜ご飯。先日来の構想を実行するチャンス到来。

で、やりました。スーパーに入ると一目散に焼鳥売場へ。
「モモ16本、全部タレでください。」

夢の焼鳥16本全部タレ、の「それだけ定食」が実現しました。


これがそれ。

もう一度焦げる寸前までトースターで焼き、善光寺の七味をガンガンかけて5分で一気に食べました。やはり塩をやめてタレだけにして大正解。陶酔の極致。

有言実行の男、それが俺。

次回は久しぶりに「マックフライドポテトLサイズ4個だけ定食」やってみようかな。それとも「お赤飯だけ定食」(これもかつてはよくやった)にしようかな。「豆餅だけ定食」もイイなあ(これは今年に入ってすでに2度やった)。

限界に挑戦する男、それが俺。

ということで、電通の安田部長もいかがでしょうか?
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そろそろお仕事が始まるという方も多いと存じます。そこで、通勤中に読む本をいくつかお薦めいたします。たまたま全部僕が書いたり関わった本になっておりますが、それはこの記事が100%ピュアー、まじりっけなしの純粋な広告宣伝だからでありまして、その辺、あまり深く考えないようにお願いいたします。

 

 


「良し悪し」がキライで「好き嫌い」がスキ。人の好き嫌いを知るのが大好物の僕がイイ仕事をしている方々と「好き嫌い」についてのみ雑談していく対話集。2冊合わせて本棚においておくとキレイ。そういう凝った装丁になっております。

 

優れた企業の戦略ストーリーも、プロフェッショナルを作り上げるのも、最強の論理は「好き嫌い」にある。本書は、ロングセラーの『「好き嫌い」と経営』と『「好き嫌い」と才能』を合本化したものである。日本を代表する経営者・プロフェッショナル33名との対話を通じて、経営や仕事の淵源に迫る。ここでしか読めないあのカリスマたちの実像が明らかに。登場人物:永守重信、柳井正、大前研一、為末大、中竹竜二など。

 

電子書籍では合本版も出ています。

 

これがそれ。

 

 

NewsPicksで悪評紛々のうちに始まった連載にこれでもかこれでもかと加筆した仕事論。一応仕事と仕事生活の相談に対する僕の回答を話すという形式になっておりますが、その形式に仮託して言いたいことを言っております。

時の流れに身をまかせ、馬齢を重ねているうちに、僕はすでにキャリアの第三コーナーを回ってしまいました。自分の仕事生活を振り返って、つくづく感じます。ほとんどのことが思い通りになりませんでした。これからも間違いなくそうだと思います。どうせ思い通りにならないのなら、好きなことを好きなようにするのに若しくはなし。しょせん人間はなるようにしかなりません。第四コーナーを回りきってホームストレートに入った時、そこにどのようなゴールが見えるのか、いまはまだはっきりとはわかりませんが、これからもせいぜい好きなようにしていきたいと思います。読者の皆さんにおかれましては、本書がご自身の「好きなようにする」を再認識したり、再定義する きっかけになれば幸いです。好きなようにするその先に、充実したキャリアが拓けますように。(はじめにより)

 

 

随筆です。はじめは「経営についての随筆」というタイトルを新潮社に提案したのですが、「それだけはやめろ」と拒絶されたので「経営センスの論理」になりました。随筆なので統一的なテーマはありませんが、全体的に「スキルよりもセンスが大切なのではなかろうか」という話になっています。

 

 

今まで書いた中で個人的にいちばんスキな本。趣味と仕事の統合の実験。自分で読んでもわりと面白いので、今でもときどき読んでいます。

 

読んでは考え、考えては読む。本との対話に明け暮れた挙句の果てに立ち上る、極私的普遍の世界。楠木建の思考のセンスとスタイルが凝縮された一冊。

《著者からのメッセージ》
そもそも本書は普通の意味での「書評書」ではない。書評に仮託して、経営や戦略について僕が大切だと考えることを全力全開で主張するという内容になっている。ものごとの本質を抉り出すような本、僕の思考に大きな影響を与えた本を厳選し、それらとの対話を通じて僕が受けた衝撃や知的興奮、発見や洞察を読者の方々にお伝えしたい。僕の個人的なセンスなり趣味嗜好に引きずられた話なので、好みや体質に合わない方もいるだろう。その辺、ご満足いただけるかどうかはお約束しかねる。しかし、本書を読んでも「すぐに役立つビジネス・スキル」が身につかないということだけはあらかじめお約束しておきたい。

 

 

自分の本業でありますところの競争戦略について10年ほど考えたり話したりしていた内容をたもの。「私は経営学など勉強したことがない。何冊か手にとって読んだことはあるが、結局その逆をやればよいんだと思った」「経営はアートであり、演出の基本は意外性である」とおっしゃっていた故・藤沢武夫氏(元ホンダ副社)にも許容される本にしたいと思って書きました。

 

 

 

 

H. Itami, K. Kusunoki, T. Numagami, and A. Takeishi (2010), Dynamics of Knowledge, Corporate Systems and Innovation, Springer. 

マニア向け。表紙にある模式図が僕のイノベーションについての理解を示しまくりやがっているのですが、ヒジョーに込み入った概念的な議論をしているので、通勤中に読むには不適。温泉旅行のお供にいかがでしょうか。

 

 

大喜びでお手伝いしているみさき投資の中神さんが書いた本に大喜びで長めの解説を書きました。

本書では、経営者からは見えづらい投資家の本性や生態・分類を明らかにした上で、長期投資家の投資ロジックを全て公開。長期投資される経営と短期売買される経営の分岐点とはなにかを明らかにします。巻末には楠木建・一橋大学大学院教授による30頁超の「長めの解説」が。経営者にとっての本書の価値を、楠木先生独特の鋭くも軽妙な語り口で解説されています。「長期投資家が考える良い経営」が理解できます。

 

 

原書を読んで一発で解説を書く気満々にさせられた痛快無比の書。

 

これほど僕の喜びのツボを押しまくりやがってくる本は滅多にない。
――楠木建(解説より)
スコットランド発祥のBrewDogの奇跡のマーケティングを、創業者本人が語る!

BrewDog(ブリュードッグ)の経営の根幹は、"パンクの哲学"にある。
・始めるのはビジネスじゃない。革命戦争だ
・人の話は聞くな。アドバイスは無視しろ
・事業計画なんか時間の無駄だ
・嫌われ者になれ
・永遠に青二才でいろ
・すべてがマーケティングだ
・顧客ではなく、ファンをつくれ

 

 


『ビジネス・フォー・パンクス』のBrewDogもそうなのですが、企業モノの本は、こういうコクが深いヨーロッパの会社を題材としたものに面白いものが多い。いまさらアップルとかグーグルの本を読んでも、「あー、はいはい」ということになるわけですが、これは相当にクセがある面白い会社で、学ぶべきところが多く、解説を書きました。

 

派手で先進的なイメージとは裏腹に、経営の基本を忠実に守った、長期視点の「非アメリカ的」企業。それがレッドブルだ!

 

 

吉原英樹先生の味わいがフルに出た80年代の傑作。復刊に際して解説を書くという光栄に恵まれました。

 

『ストーリーとしての競争戦略』著者の楠木建氏が、自著の中で「僕の思考にある日突然、何の前振りもなく絶大な影響を与えた一冊」と絶賛。しかし、1988年発刊ですでに絶版になっていたため、入手するのが難しかった“経営戦略論の名著"を復刊。「ある日突然何の前触れもなく、僕の目を開かせてくれた『バカなる』の復刊を心から嬉しく思う。はじめは本棚の隅にあった『バカなる』だが、この十年間は僕の仕事場の机のすぐ近く、いちばん手にとりやすい場所にいつも置いてある。繰り返し読み込んだため、ボロボロである。新装なった『バカなる』を改めて読むのを楽しみにしている」(「復刊によせて(楠木建氏)」より)

 

以下は僕が監訳した本です。書籍解説もそうですが、僕は「これは……!」と思う本でなければ解説や翻訳をしないようにしております。僕と好みが合う人でしたら間違いなく面白く読めると思います。いずれも解説を書いています。

 

「のめり込むほど面白く、商売にとって何が大切か教えてくれる稀有な一冊」楠木建(監訳者)
全米中の「小さな会社」の事例から、経営の骨太の論理を引き出す! 「戦略」は大企業だけのものではない。むしろ小さな会社だからこそ戦略が生き残りを左右し、その手応えや課題をありありと感じられるのだ。3人の経済学者たちが1台のクルマに乗り込み、全米の町々で事業主たちに話を聞いてまわり、戦略の本質を学ぶ。

 

 

 

アダム・グラントはヒジョーにアタマがイイ人なのですが、フツーの人にとっての当たり前のことを切々と論じるスタイルがイイですねえ。

 

 

世界最高峰の研究開発機関SRIインターナショナルの実践知!コンピュータのマウスやインターネットのURL、ロボット手術システム「ダ・ヴィンチ」などを生みだしたSRIは、なぜ立て続けにイノベーションを起こせるのか? 試行錯誤を経るなかで体得されたイノベーション実現のプロセスを、「5つの原則」として解き明かす。

 

ということで、電通の安田部長、いかがでしょうか。

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