POKKA GTあれこれ | 辻野ヒロシ Auto Racing Blog

POKKA GTあれこれ

POKKA GTはたくさんの方にご来場頂きました。





暑かったですね~(x_x;)

熱中症とか大丈夫だったでしょうか??


POKKAの「塩ジョイサマー」を飲んで頑張りましたが、

さすがにバテました(笑)




POKKA GTの写真あれやこれやです。 (iPhoneでしか撮ってない・・・)
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POKKAといえばナイトラン。 補助灯が登場し、NISMOはボンボリも活躍!


補助灯といえば RAYBRIG
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丸い補助灯のおかげか? RAYBRIG HSVは目が余計にキリッ!


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素晴らしい光線を放ち、2年連続トワイライトエレガンスマシンコンテスト優勝!


ペトロナストムスSC430も補助灯装着!
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ボーテックスジェネレーター&ダクト
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今季2勝をあげたRX-7
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ドライバーの2人は足の火傷に絶えながら凄い追い上げを見せた!




マレーシアのサンダーアジア
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モスラーはエンジンをかけるだけでピットが爆発したのか?
と思う程えげつない音がする。
何度もビビった(>_<)





そして、予選を沸かせたのがこの人
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ARTA HSVの小林崇志! 

第3ドライバー登録で、補助要員的なはずだったが・・・

チームの予選出走登録にミスがあり、

ポールポジションを決めるセッション3に出走しなくてはいけないことに!



どんなミスだよ! って感じですが、

まさかそのミスが予選日で最大の感動を呼ぶ事になろうとは・・・




セッション3の出走表を見て、

某チームのタイヤマンやメディアさんまで

「それって公式の書類ですか?」と僕に聞いてくる。

ええ、公式書類ですが・・・ まぁ僕も意図が分からずでしたが・・・






当の小林選手本人は場内実況のアナウンスで

自分の出場を知ったとか。。。ショック!




S3進出を井出選手が決め、

J SPORTSの一戸ちゃんのインタビューを受けるも、

本人は何も聞かされていないので、走る気は無かったと思う。



「(小林の出走は)まぁまず無いでしょう」とメカニックも話しているし、

案の定、ラルフ・ファーマンがコクピットに搭乗。

メディアさんと「S3ドライバーを変えられるのかどうか?」を質問しあうが、

2人ペアのレースでは無いことなので、確実なことは分からず、放送室に確認。



チームも「申告したドライバーは変更できない」ことが分かり、

急遽、小林崇志と交替!!!!!!!!!!





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ちなみにこの写真はGT300のセッション3の最中か前の時のもの。

一応レーシングスーツは履いていますが、

まだ余裕でマシンのことについて質問している様子。

マシンの後ろではラルフが防火マスクを被ろうとしていました。。。




ドライバーがラルフから小林に乗り変わったのは

コースインする僅か2分前くらいのこと。

チームのスタッフの顔は当然青ざめていましたし、

鈴木亜久里監督は「えらいことになった」という表情、

一方で、土屋圭市アドバイザーは超スーパー笑顔で無線を通じて指示していました。

まるで、この状況を楽しんでいるかのように・・・





こんな凄まじい急な状況の中、

僅か30周程しか走らせていないHSVを

条件が良いとはいえ、ポールポジションに導くなんて、本当に凄い!

まさにアッパレクラッカーですよね!?




で、ポールインタビューを僕が取る事になったのですが・・・

小林選手には「話の流れがどうなっても、チームにミスがあったことは

言わないようにしよう。うまくごまかして」と直前に打ち合わせ。

彼は普通なら興奮して訳がわからなくなっている状況の中、

堂々とインタビューに応え、お客さんをわかせてくれました。

オオモノですわ、彼は。

こんなドライバー見た事ないです。

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当然、その後のキッズウォークではサイン攻めにあっていました。



実は僕は彼がSRS-F時代に取材で話を聞いています。

カートレース歴もほとんどないのに、SRS-Fで頑張り、

講師からは伸びしろ率No1の努力家と評価されていました。



しかし、FD、FCJにあがってからは地味な存在だったといえます。

そんな彼も2年目の正念場となる全日本F3Nクラスで覚醒!

鈴鹿の開幕戦ではめちゃくちゃ速かったです。

ペースの安定ぶりがとても印象的でした。




ノックダウン出走は偶然の産物とはいえ、

彼の今年の成長、秘めたポテンシャルを見逃さず起用に踏み切った

ホンダとARTA首脳陣も凄いと思います。



「(小林の出走は)まぁまず無いでしょう」と話したメカニックが

ポールタイムを獲った瞬間、「これは事件だ!」と叫んで大騒ぎ!

小林選手が起こした奇跡と快挙は間違いなくチームの流れを変え、

ARTA HSVは見事に優勝も飾りました!

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それはまさにドラマでした。

そして、小林選手のスーパーパフォーマンスは

ホンダの先輩ドライバーや他メーカーの若手に刺激を与えたといえます。

みんな露骨に悔しがっていたもんね。

まぁとにかく、これだけでビール3杯はいける

できすぎなくらいのドラマでしたよビール





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クラッシュ、接触、トラブルも続出し、波乱のシーンの連続だった決勝で、

最も印象的だったのは、やっぱり塚越広大のオーバーテイクです。


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写真は2月のテストのKEIHIN HSV



土曜日の夕方、塚越選手と話したんですが、

珍しく「明日は行きますよ~」とテンション高めでしたね。



「菅生の優勝おめでとう。菅生も茂木もいいけどさ、

久しぶりに鈴鹿で昔みたいなオーバーテイクショーやってよ。

俺、鈴鹿でしか見れないんだからさ」



なんて話をしたんですが、



暗闇が迫る中でMJクラフトSCを抜いた時は本気で感動しましたグッド!グッド!



俺のために、スプーンカーブ1個目で抜くシーンを見せてくれた!

勝手に解釈してます(笑)チョキチョキチョキチョキ



なぜなら塚越選手の鈴鹿でのフォーミュラ初レース(F4)で

チョイ濡れの路面の中、最後尾から追い上げて、トップに立ったのが、

スプーンカーブ1個目でしたからね!

6年前を思い出しました。

ベストオーバーテイクでしたね!





振り返ってみれば

なんやかんやで面白いSUPER GT

鈴鹿では来年のPOKKAまでおあずけです。

1年かぁ~、長いなぁ~

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