はじめに。
今回のブログは本当に自分本位のものになります。
私の独りよがりであり、自己満足であり、心の整理の場として使わせていただくことをご容赦ください。
こんばんわ飛太です。
InstagramでもTwitterでもつぶやいていて、知っている人はいるでしょうが。
去る６月７日の夕方に、私の親友が１年１ヶ月と言う闘病の末
３２歳と言う若さでこの世を去りました。
脳腫瘍でした。
本当に本当に薄情な話しなのですが、
未だに涙は出ていません。
頭では理解しているのですが、心がついていってないのだと思います。
彼は横浜の裕福な家庭に育ち、家業を継ぐという将来もありました。
それを鼻にかけることなく、協調性に富んだすばらしい人格者でした。
ストイックで、子どもが好きで、早くから結婚願望があって、
頭がよくて、気立てもよい、スポーツ万能で、
男の私から見てもハンサムないい男でした。
非の打ち所のない人間って本当にいるものなんだなぁと感心させられる事ばかり。
人を率いて歩く人間とはこういう人のことを言うんだろうなぁと。
例えるならそう、向日葵(ヒマワリ)。
ちょうど去年の暮れ。
彼のSNSに「脳にできた腫瘍を取り除くための治療をしている」といった内容を綴った短い投稿があった。
その文の最後には「何気なく家族と一緒に自宅で過ごせることの幸せを噛み締めている」と書かれていた。
頑張っている姿や、努力している過程を見せることを嫌っていたスマートな彼。
そのことを一番わかっていた私は、
それからもお互いに連絡を取ることがなく、今日まで来た。
それこそ元気になったら飲みにでも行こうって誘おうと思っていた矢先の悲報。
真っ白。
そこからの数日は正直覚えてません。
でも色々と考える時間はありました。
こんなすばらしい人間、将来も約束されて、周囲がうらやむ人生。
なんで？
人生とはある種平等で残酷で、無慈悲で、冷酷。
正直下を向いていました。
ここからは作り話だと思ってもらっても結構です。
昨日の夢に彼が出てきてくれた。
いつもなら夢を忘れてしまうのだけど。
意外としっかり覚えていて。
彼が着ていた青いアディダスのジャージ、
少し太めのデニム、
白いハイカットのアディダスのスニーカー、
クルクルしたおしゃれなパーマに、
いつも乗っていた白い車。
その車内で大学時代の私と別になんてことない話をしていた。
しかし、話している内容は現在と混同していて。
音楽の話や、最近の話、近況報告など。。。
全部の話を笑って聴いてくれた後、
「まぁ色々あるだろうけど、俺は応援してるから。」
そう一言だけ添えてくれた。
そして気が付いたら自宅の前まで送ってくれていて、
車を降りた私に
「いつになるかわかんないけど、そん時はまたどうなったか話し聞かせてな」
と声をかけてくれた。
そして、
「人生は平等だから。上も下も全部を楽しんだらいい」
この言葉が妙に耳に残っている。
私も「おやすみ」と言って、
目が覚めた。
胸がすぅっと晴れていくようだった。
下向きがちだった心は今はもう不思議と前を向いている。
コレは強がりとかじゃなく、本当に昨日までとは心の面持ちが異なっている。
これは彼が下を向いている私に見かねて来てくれたからなのだと信じている。
『現在は過去からの贈り物』
と言うことで、
現在のことを
『Presentday』 と言う。
人生は本当に理不尽で、不条理で、時に冷酷で残酷だけど。
その全てを平等だと考え、諭してくれた彼の言葉の通り、
私は今生きることを、
歌える事を、
あなたに逢えることを、
この過去からの贈り物を
精一杯楽しもうと思う。
ありがとうも
ごめんねも
バカ野郎も
素直に言えるのに、
「さよなら」だけはまだ言えない。
それはまだまだ私が彼に胸を張って今を自慢できないからなのだと思う。
でも必ず、何年かかっても報告に行くから。
それまでちょっと小バカにしながら笑ってやっててくださいｗ
あなたのような人々を笑顔にできる人間になる為に全力で駆け抜けます。
タジ、ありがとう。
おやすみなさい。
2016.06.10
御冥福をお祈り致します。
飛太
P.S.
またバレーボールはじめようかなｗ