濃いめ・・ラマルシュのクロワ・ラモー | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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フランソワ・ラマルシュ ヴォーヌ・ロマネ 1級 ラ・クロワ・ラモー 2000
購入日    2005年2月
開栓日    2010年2月16日
購入先    ヴェリタス
インポーター ヴェリタス
購入価格   6380円

次の日曜日には、民主党の梅村聡参議院議員の国会報告会があるので、参加するつもりである。
前回は10月だったが、民主党政権になってまだ日が浅く、期待も大きかった時期だったが、
現在では何かと叩かれまくりで、梅村議員としてもやりにくいだろうなあ。

財源がないなら、子供手当、高速道路無料化など、夢物語を言うな、と
わたしでも言いたくなる。
財源確保のため所得税最高税率アップなどを今ごろ言い出すなどもってのほかで、
選挙前に財源論議をきちんとすべきではなかったのか。

マスコミはマスコミで、与党の政治と金問題ばかり報道して、
衆愚の印象を悪くしようと躍起になっている感があるが、
なぜもっと本質的な政策論議を行わないのか、非常に不思議に思う。
この民にしてこのマスコミあり?

政治の全般的なことはともかく、医療行政を何とかしてほしい、とわたしは思っているわけで、
多くの医師も同じような気持ちでいると思う。
どこの政党の政権であろうと、医療に理解を示して崩壊を食い止める政策を実行して欲しい
わけだが、いかんせん敵が多すぎるようだ。

普通にやっているまともな医師が、医療訴訟に怯え、被害者意識を抱かせられているようでは、
国民が安心して暮らせるわけがない。


さて、2000の3本目を開けてから1年になる。
2000は1本目はまるでACブルゴーニュみたいで、2本目はブショネでアウト、
3本目でようやくまともなヴォーヌ・ロマネだったのだが、この2001はまるで異なる。

開栓早々から濃いめで、これが同じ畑のブドウなのか、と面食らってしまった。
そう言えば2000のラ・グラン・リュも「黙って飲んだらACブル」みたいな軽さだったし、
2001から造り手が大変身でもしたのだろうか。

色からして濃いめで、ちゃんと丁字や胡椒の香りも立っていて、味わいは適度に濃いが
そこは理性で踏みとどまっていて、バランスが取れている。
ミシェル・グロのクロ・デ・レアの方がより贅肉がそぎ落とされている印象だが、
これなら十分に対抗できる。

この2001は1本しか持っていない。
しまったなあ、こんな価格だったらもっと購入しておくんだった、とちょっと後悔。
ウメムラさんでは今でも2006がたくさん残っているが、すでに1万円を上回る。

しかしちょっと残念なのは、このワインの2日目である。
思ったより落ちが激しく、ことに奥行きが損なわれていて、3次元から2次元に
なってしまったみたいである。

しかし、この造り手は今でも上り調子なのだろうか。
2004~2005のACブルは良かったから、上のキュヴェも期待できるかも知れない。
2002のラ・グラン・リュは3本あるから、そろそろ1本開けてみようか。