アントワーヌ・シャトレ ニュイ・サン・ジョルジュ 1er Cru 2001
開栓日 2008年11月10日
インポーター 重松貿易
土曜日は中部総会をすっぽかして、夜遅くまで仕事場に詰めて仕事をしていた。
今月のプレゼンの準備、来年のシンポジウムの企画にあるアンケートの作成等だが、
電子カルテ導入に伴う院内のLAN工事が終わるのを待っていたのだ。
すでに出来上がった事務所の壁に穴を開けて、線を引き回すというのはけっこう技術もいるし、
大変な作業である、というのが見ていてよく分かった。
飯も食わず帰宅したら、夜の11時前になっていた。
さて、たしか今年のいつか、かわばたさんからおまけで頂いたワインだと思うが、定かでない。
ニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置くネゴシアンのようだが、
多分この造り手のワインは、これまで飲んだことはないと思う。
飲んでいるその日から、印象に残らないワインだった。
状態は健全で、香りは大人しい方だが、ちゃんとフルーツもあるし、2001らしい繊細さもある。
ただし、ちょっと異質な香味がして、ピノ・ノワールであることぐらい分かるが、
よく知っている典型的なピノとは、微妙に違う。
あれ?、カベルネ・フランでも混じっているのかな、とあり得ない連想をしてしまった。
飲んでもコメントが難しいワイン、というのがあるとすればこれだ。
ネットで引くと3000円台であるようだ。
ブランドものではないから取り合いになるワインではないだろうが、実質的には
コスト・パフォーマンスに優れた1本であると思う。
俳優の姿かたちには、美人でも印象に残らない顔だち、とか一度見たら忘れない個性、
というものがあるが、ワインにも同じようなことが言える、というのがよく分かった。