ダイエット用? | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ルー・デュモン クレマン・ド・ブルゴーニュ・ロゼ 
購入日    2006年8月
開栓日    2006年12月24日
購入先    ウメムラ
インポーター ヌーヴェル・セレクション
購入価格   1980円

イヴの晩に、下記の写真の食事に合わせて開栓した泡ものがこれ。
9月はじめに開栓したものに続いての2本目である。

クリスマスだからわざわざチョイスした、というわけではなく、わたしはイベントなど
まるで気にしない性格なので、最初に地下室で目にとまったから開栓しただけである。
わたしは泡ものオンチで、語るべきものを持たないが、このクレマンとともに食事をすると
とにかく食が進まないことだけははっきり言える。

何より、初日の泡は荒すぎて、口内で暴れる感じがするし、
もう少し木目の細かな泡でなければ、食事を楽しむ前に酒そのものが楽しめない。
しかも味わいもまたそっけなく、食欲をそそるどころか、
泡で胃の中が満たされ、食欲が削がれる。

翌日、翌々日の方がよっぽど泡がおとなしくなり、多少親しみやすくなるが、
それでも何となく飲み手を拒絶するようなそっけなさを感じてしまう。
本来ワインとは食事とともに開栓されるものであり、お互いを引き立たせなければ
意味がないと思うのだが、どういうわけかこのクレマンは、食中酒としてしっくり来ない。

決して不味いワインではないが、こんなものを1人で半分も空けたら、間違いなく
食事の方が不味くなって摂取量が減る。
ひょっとすると、ダイエッターのために用意されたもので、泡で満腹感を覚えさせて
以後の食事量を減らす効果を狙っているのではないか、と勘ぐってしまう。

「ダイエット用」と名うった方がよっぽど売れるかも。
UTAさん、箱買いして毎日開けたら、効果的ですよぉ~。