落ちていく、落ちていく | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ドメーヌ・ラ・プス ドール ヴォルネイ 1997
購入日  2005年9月
開栓日  2005年9月26日
購入先  ヴェリタス
購入価格 4980円(ウメムラでは4780円)

そこいらのワインショップで蔓延している、飲み頃よりはるか手前の幼児ワイン、
というのを開けるのもがっかりするが、
開栓した瞬間から分単位で下っていくワイン、というのはもっと悲しい。

ウメムラのHPでは、このワインはベタ褒めだ。
http://www.rakuten.co.jp/umemura/399672/449052/475319/

しかしわたしの手元にある同じワイン(購入はヴェリタス)は、醤油味がする。
明らかに枯れつつあるピノ・ノワール。

2時間前、開栓したときには芳しい花の香りが漂っていた。
だが今は、カツオでダシを取った醤油味・・・
そうだ、先月蓼科に30℃の中を半日かけて持って行った、ドメーヌ・ミシェル・ギィヤールの
ジュブレ・シャンベルタン 2002と同じ味だ(涙)。

醤油味がするぞ~、と言っても、家族の誰もが分からない。
家内曰く「刺激味がなく、飲みやすいじゃないの」

高かったのにな~、このワイン。
間違いなくあしたは、ただの赤い水。

個体差と言われてもな~。
こんなんだったら、3日後に飲み頃になる、若いブルゴーニュ・ルージュを開けた方がましだった。

ブルゴーニュの後悔、先に立たず。