大飯原発の再稼動で揺れる福井県、再生可能エネルギーの導入等を検討する地域協議会を募集 | GreenPost しなやかな技術研究会

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 大飯原発の再稼動で揺れる福井県、とはいえこれは福井県だけの問題ではなく、日本中で、次代の日本のエネルギーの利用、作り方の議論を進めなければいけないという大きな課題なのだ。拙速な手続きと技術的な達成状況における再稼動には反対や懸念の立場を表明する国民が多い中で、国は連動させないという時もあるものの、関西地域の電力の夏の需給逼迫を重点にし、再稼動をあせっている。
 じっくりと、原子力偏重で腰をすえて取り組んでこなかった、日本の永年のツケが一機に噴出している。たとえ、再生可能エネルギーに積極的に取り組んでも、その成果を得るには10年以上の年月の積み上げが必要だ。

 今は、拙速な再稼動はせず、この夏をやりくりでしのぎ、来年以降数年間の対策を考えるべきだ。

 さて、本題。福井県は、再生可能エネルギーの導入等を検討する地域協議会を募集すると発表しました。「エネルギーの多角化」を、地域の活性化(まちおこし)にも役立てるため、「1市町1エネおこし」を目標に掲げ、再生可能エネルギー、太陽光や小水力の事業化検討および事業化構想の団体に対して補助を出すことを発表しました。

 成功例を積み上げ、県内、そして国中の事例を集める努力が地域から、国全体レベルでの情報共有が重要です。補助金を獲得した団体には、次代を担うという意気込みで、失敗例も成功例も次の肥やしとするために、自ら情報発信を行っていただきたい。

 福井の再生可能エネルギーに期待!
 

プレスリリース / 福井県、平成24年5月8日
再生可能エネルギーの導入等を検討する地域協議会を募集します
"県では、地球温暖化対策とエネルギーの供給力強化の両方に資する「エネルギーの多角化」を、地域の活性化(まちおこし)にも役立てるため、「1市町1エネおこし」を目標に掲げ、各地域の特色を活かした再生可能エネルギー・省エネルギー事業を推進しています。
 このたび、平成24年度地域主導型再生可能エネルギー等事業化促進事業補助金に係る補助対象者(協議会)を募集しますのでお知らせします。

                 記
1 補助事業の目的
小水力発電やバイオマスの利用など県内各地域のポテンシャルに即した再生可能エネルギーの導入等(スマートコミュニティ等エネルギー利用の最適化の取組を含む)のうち当該地域のまちおこしにも資するものの事業化を促進します。

2 補助対象者
行政、企業、NPO等で構成される、再生可能エネルギーの導入等を検討する以下の2種類の協議会(構成員に市町を含むことが必要)
(1)事業化検討段階の協議会
エネルギー種別や事業予定地が選定済みで、事業化モデルの事業形成の手法等、具体的検討を行う協議会
(2)事業化構想段階の協議会
利用するエネルギー種別や事業予定地の選定等、事業化モデルの構想段階から検討を行う協議会

3 補助金額
(1)事業化検討段階の協議会
対象者数: 3(予定数)
補助金額: 補助対象経費の1/2以内で、100万円を限度
(2)事業化構想段階の協議会
対象者数: 3(予定数)
補助金額: 補助対象経費の1/2以内で、50万円を限度

4 事業実施期間
  平成25年3月31日(日)まで

5 申請締切日
  平成24年6月6日(水)
.......... "


関連
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参考記事
太陽光発電をPR 県やNPOなどガイド本-----中日新聞、2012年5月14日

1市町1エネおこし 再生可能の地産地消探れ-----福井新聞、2012年3月8日




・Naverまとめ : GreenPost - しなやかな技術研究会 2012/5/14 - 日版

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