GreenPost しなやかな技術研究会

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 アメリカ大統領選挙。その候補者たちの再生可能エネルギーに対するスタンス気になります。EcoWatchに関連記事が掲載されました。やはり、民主党候補か。ヒラリーさんか。

Presidential Candidates and Renewable Energy: Where Do They Stand?-----EcoWatch,March 1, 2016







参考エントリー
出光、大分県九重町に5050kW滝上バイナリー発電所の建設を開始-----ソフトエネルギー、2016/03/03
 国内で建設されたメガソーラー - 大規模太陽光発電所 - のトップテン・ランキングにおいて、ついにすべて20MWpを超える規模になりました。本日、ランキングに加えたのは7月1日に運転を開始した、山口県宇部市の21.29MWpユーエスパワー発電所(ユーエスパワー) で、No.9に入りました。
 これにより、現段階のトップテン・ランキングは以下のようになりました。


1 大分ソーラーパワー (丸紅) 大分県大分市(大分臨海工業地帯6号地) 82.02MWp 2014年3月稼動

2 鹿児島七ツ島メガソーラー発電所(京セラ、鹿児島メガソーラー発電) 70MWp 2013年11月稼動

3 ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク(SBソーラー) 鳥取県米子市崎津地区  42.9MWp 2014年 2月 稼動

4 白糠太陽光発電所(ユーラスエナジー) 北海道白糠郡白糠町 30MWp 運転開始時期 2014年2月

5 大分市臨海工業地帯 メガソーラー(日揮) 大分市臨海工業地帯(大在地区6号地) 26.5MWp 2013 5月完成

6 三井不動産苫小牧太陽光発電所(三井不動産) 北海道苫小牧市 約23MWp 2014年4月運転開始

7 九州ソーラーファーム7「みやま合同発電所」(芝浦グループ) 福岡県みやま市 21.8MWp 2013年3月完成

8 OCE芦北メガソーラー(大林組) 熊本県葦北郡芦北町 21.52MWp 2013年7月 第1期工事(658kWp)2014年4月 第2期(2万862kWp)稼働

9 ユーエスパワー発電所(ユーエスパワー)山口県宇部市 21.29MWp 2014年7月完成

10 DREAM Solar福岡宮若(大和ハウス) 福岡県宮若市 1-3号合計 19.5MWp 2014年4月完成


 しなやかな技術研究会では、Naverまとめを使って、国内のメガソーラーランキングをまとめています。当初、国内で計画されるメガソーラーの最大規模としては、せいぜい100MWp前後、土地やコスト、メンテナンスの都合から、海外のような200MWpを超えるようなものはできないだろう、計画されることはないだろうと考えてきました。しかし、国内でも200MWpを超えるような規模の計画の話も聞かれるようになってきました。実現するんでしょうかね?

 トップテンランキングは、以下をご覧ください。

国内メガソーラーランキング 大規模太陽光発電所リスト 再生可能エネルギーまめ知識


 ところでメガソーラーは、日本に向かない、小規模分散型電源の考え方にはそぐわないという指摘がありますが、巨大集中化した都市そのものの存在が小規模分散型という考え方の枠にはもともとおさまらないのです。都市の、固定負荷の中には、昼間の太陽光発電がピークとなる時間帯に駆動しているものも結構な量があります。需要と供給のマッチングが進めば、蓄電池の導入なしに変動が激しいとされる太陽光発電も、海外の成功例のように運用できる可能性があります。そのためには、リアルタイムの発電と消費の把握が不可欠となります。日本の電力が消費者や研究者にリアルタイムに見えるようなシステムが必要です。

 今後も大規模太陽光発電所にも気を配りたいと思っています。日本における成功例の積み上げ、成果に期待するところ大です。


参考エントリー
経産省、新エネルギー小委員会第一回会合を開催。再エネ導入制度の抜本的見直しとは?-----ソフトエネルギー、2014/06/17





Twilogで集めた青森の再生可能エネルギー関連の情報

・Twilog @greenpost : 青森(2012年02月07日より。84件)

 青森の情報のクリッピング数が北海道に比べて少ない。ブログで扱った記事も少なかったのでびっくり。これから、意識して情報を探してみることにします。なんといっても、ポテンシャルは非常に高い、また日本一の風力発電立地県ですから。

 青森県は、2011年(平成23年)3月に、2020年(平成32年)に向けて、とりくむべきプロジェクトを整理した青森県エネルギー産業振興戦略ロードマップを策定しています。全国一位の導入規模を誇る風力発電(2012[平成24]年3月時点で、307,093kW)に加え、太陽光、太陽熱、温泉熱、雪氷熱、バイオマスなどにも積極的に取り組むとしています。
 ただし、まさに福島第一の苛酷事故のジャストタイミングで作られたこのロードマップでは、”原子力と再生可能”エネルギーのベストミックスが歌われています。核関連施設を積極的に受け入れている青森県ならではのものでした。そして、東日本大震災が発生、地殻変動リスクが現実のものとなり、原発震災が発生、大気、土壌を汚染した核は、今や地下と海水をも汚染し続けています。
 注目される、3.11後の青森県のエネルギー政策の見直しはどうなっているでしょうか? わが国の原子力発電関連の施設・研究の中心ともいえる同県の今後の動向が注目される所以です。

 青森県は、風力発電以外にも地熱関連の利用、ポテンシャルともに高く今後の開発が注目されます。先に紹介した「青森県エネルギー産業振興戦略ロードマップ」では、 再生可能エネルギーと省エネルギーについて、いかのように記述しています。

”青森県の豊富な再生可能エネルギーのポテンシャルは、県内のエネルギー消費量の111%を賄うことが可能 であり、中でも地熱、風力、木質バイオマスの割合が高く、本県の特徴的なエネルギーとなっています。また、今後の原子力発電所の立地によって、県内の需要を大幅に上回る電力供給力を有することが見込まれています。

日本と青森のエネルギー構成
-----image(”上-日本と青森のエネルギー構成、下-青森県のエネルギー賦存量。単位PJ:ペタジュール=1000T テラ J、下の下-2030年のエネルギー消費構造(青森県の将来像)”) : 青森県エネルギー産業振興戦略ロードマップより-----
青森県のエネルギー賦存量

2030年のエネルギー消費構造(青森県の将来像)


 そこで、本戦略では、前述の 「トリプル50」の考え方を基に、2030年における青森県のエネルギー消費構造の将来像として、現状は80%である化石燃料の比率を、電力や熱回収利用への転換を進めることにより現状の約半分の43%まで低減することを掲げています。”



参考
青森県
 - 青森県エネルギー産業振興戦略 ・ 青森県エネルギー産業振興戦略ロードマップ (平成23年3月) 2011年4月1日
"中間地点として2020年におけるエネルギー消費構造や各再生可能エネルギー導入量を試算し、再生可能エネルギーの普及拡大が県内の産業振興や地域活性化につながるプロジェクト等を「青森県エネルギー産業振興戦略ロードマップ」としてとりまとめ"


 - エネルギー総合対策局
"エネルギー開発振興課 原子力立地対策課 ITER支援室"

  - エネルギー開発振興課
"エネルギー開発振興課 業務概要
...........
むつ小川原開発関連ページ
むつ小川原開発
青森県むつ小川原開発審議会
環境・エネルギー関連ページ
青森県エネルギー産業振興戦略・青森県エネルギー産業振興戦略ロードマップ
先進的風力発電モデルの推進
太陽エネルギーの活用推進
あおもり地中熱ホームページ
青森県小水力ホームページ
水素・燃料電池分野の取組
青森県の電気自動車等の導入普及に向けた取組
環境・エネルギー産業創造特区
あおもりエコタウンプラン
青森県再生可能エネルギー産業創出支援貸付
青森県再生可能エネルギー産業ネットワーク会議"


 - 青森県再生可能エネルギー産業ネットワーク会議 - 2014年4月16日 平成26年度青森県再生可能エネルギー産業ネットワーク会議運営委託業務の公募について

 - 再生エネルギーロード推進事業
"青森浪岡線スカイブリッジで太陽光発電事業を行う道路占用者を決定しました。



 - 知事とのフレッシュトーク  2012年10月11日 青森県ならではのエネルギー政策について


・日本有機自然協会 : 平成23年度 農林水産省補助事業(農山漁村6次産業化対策事業)農山漁村再生可能エネルギー導入可能性等調査
"農山漁村における再生可能エネルギー電気の発電の具体的な導入可能性を調査する取組への支援を実施することを目的に、青森県を対象として事業を実施"



エネルギー列島2014年版(2)青森風力発電が半島から沖合へ、32基の大型風車を太平洋上に展開-----スマートジャパン、2014年04月22日


-----ブックマーク-----
環境省「平成24年版 環境・循環型社会・生物多様性白書」 : 第3章 元気で豊かな地域社会づくり 第1節 震災からの復興に向けて
"1 東北における再生可能エネルギーの導入
(1)再生可能エネルギーの導入ポテンシャル"



農林水産省「平成24年度 食料・農業・農村白書(平成25年6月11日公表)」  第1部 第4章 第3節 地域資源を活かした農村の振興・活性化 (3)再生可能エネルギーの推進と新事業の創出 ア 再生可能エネルギーの活用
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-----image(”図4-3-16 都道府県別にみた再生可能エネルギーの自給率”) : 上記白書より


青森にふさわしい自前のエネルギー確保へむけて 実証された風力、これからの小水力-----自治労 第34回兵庫自治研集会 第13分科会 地域で再生可能な自然エネルギーを考える、2012年10月


東北電力 : 再生可能エネルギーの固定価格買取制度


「3.11後のエネルギー戦略ペーパーNo.3:東北復興エネルギー戦略 ~ 2020年東北・自然エネルギー100%プラン」-----環境エネルギー政策研究所、2011年5月9日


-----参考エントリー-----
2013年度の総発電電力量に占める再生可能エネルギーの割合は、日本2.2%-----ソフトエネルギー、2014/06/30


国の中小水力発電開発事業の平成26年度交付先、「継続」8件を発表-----ソフトエネルギー、2014/06/26


-----関連エントリー-----
都道府県別再生可能エネルギーの関連情報-----しなやかな技術研究会、2014/06/29
Twilogで集めた北海道の再生可能エネルギー関連の情報

・Twilog @greenpost : 北海道(2011年08月23日からの北海道の再生可能エネルギー関連の情報。203件)

 北海道は、「北海道省エネルギー・新エネルギー促進行動計画改定有識者検討会議」を開催。再生可能エネルギーの導入の現状、可能性の分析を続けています。直近では、平成26年2月6日に第3回専門部会が開催され、導入の数値目標の設定に向けての検討などが行われています。


参考
北海道
 - 北海道省エネルギー・新エネルギー促進行動計画の改定について(検討経過)
"平成24年3月30日 北海道省エネルギー・新エネルギー行動促進計画【第II期】を策定しました。"


 - 新エネルギーのポテンシャル情報 - 新エネルギー賦存量等推計支援ツールについて
"道では、新エネルギーの導入をこれから検討する市町村・団体の方々の参考となるよう、新エネルギー賦存量の推計ソフトや新エネルギー賦存量のマップを作成"


 - 北海道エネルギー問題懇談会
"北海道エネルギー問題懇談会(戦略メッセージ・資料編)(PDF形式)
- 第2章第2節 (P38~P41)本道エネルギー資源のポテンシャル
(2)再生可能エネルギー資源ア 本年度調査(委託調査)による賦存量の推計
..........
北海道内の再生可能エネルギーについて、現時点で利用可能なエネルギー賦存量の合計は176PJと推計している。2005年度の北海道全体のエネルギー消費量が694PJであることから、再生可能エネルギーを最大限活用した場合、道内のエネルギー消費量の約25%に相当する。 "


 - 北海道 経済部 環境・エネルギー室 応援ライブラリー:新エネルギーとは

 - 再生可能エネルギーなどを活用した「低炭素型地域づくり ハンドブック」について


・北海道農政事務所 : 平成23年度北海道食料・農業情勢報告
"第2部 トピックス編
北海道の再生可能エネルギーの導入・活用に向けた取組(PDF:376KB)"



エネルギー列島2014年版(1)北海道:太陽光発電で全国1位に躍進、日射量が豊富な地域に日本最大のメガソーラー-----スマートジャパン、2014年04月15日


再生可能エネルギーに立ちはだかる壁-----総合研究開発機構、2013/7発行


「北海道の再生可能エネルギーの現状」について-----経済産業省北海道経済産業局、平成23年9月13日


-----ブックマーク-----
北海道再生可能エネルギー振興機構


北海道電力 : 再生可能エネルギーの固定価格買取制度について


「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」設立のお知らせ-----北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク、2014年6月10日


-----参考エントリー-----
経産省、風力発電のための送電網整備実証事業の補助事業者、北海道で2特別目的会社を採択-----ソフトエネルギー、2013/10/22


2016年完成予定の北海道電力新岩松発電所、水力-出力16,000kW。重要電源開発地点に指定-----ソフトエネルギー、2013/09/19


NEDOとエネコープ、北海道七飯町に最新型高効率のバイオガス試験プラントを完成-----ソフトエネルギー、2012/12/06


-----関連エントリー-----
都道府県別再生可能エネルギーの関連情報-----しなやかな技術研究会、2014/06/29
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NEDOと電源開発、北九州市沖 2MW着床式洋上風力発電機の実証運転を開始-----ソフトエネルギー、2013/06/28

 NEDOと電源開発が共同で進める、福岡県北九州市沖約1.4kmの海域に設置された、着床式の2MW洋上風力発電機が、6月27日付けで実証運転を開始しました。これにて、わが国も洋上風力発電に本格的に取り組むという話になるといいですね。狭く急峻な地形、そして人が住む場所や、自然環境的な問題を抱えることが多い陸上の風力発電にはない、可能性、そして問題が明らかになり、そして産業としても広がることに期待しています。

 日経にこんな記事が上がりました。

風力発電、周辺産業に追い風…部品から金融まで -----日本経済新聞、2013/7/2
"欧米や中国に比べ出遅れていた日本の風力発電産業がようやく成長軌道に近づいている。
.......... "


 日本の洋上は、欧州の北海ほど強い風が吹かず、台風には備えなければならないという指摘は昔からあります。着床式では、欧州勢は一回り半は先をいっています。コスト的な問題、技術的な問題、日本の技術や産業が直面する問題の解決は、一筋縄ではいかないと思います。

 しかし、原子力発電には地殻変動リスクが常につきまとうわが国の特殊な事情を考えると、洋上風力発電所の建設は必要だと思います。とはいえ、先行する欧州から学ぶこともできるのですから、適切に手当てできれば、可能性は大だと考えています。
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Googleが、自律凧型空中風力発電システムのMakani Wind Power社を買収-----ソフトエネルギー、2013/06/27

 Googleは、データーセンターの省エネ化や再生可能エネルギーの採用に積極的に取り組もうとしていることで、昔から有名でした。そして今回、Googleが、凧発電システムのマカニ・ パワー Makani Power社を買収しました。同社は、実証飛行・発電を成功させています。本当に役立つのか? という話も大切ですが、この姿に惚れました。まずは、ビデオクリップをご覧ください。

Airborne Wind Turbine Flight Demonstrations

(makaniarchives,2012/05/04)

Googleは今後、先進のテクノロジーを開発し発表してきたGoogle Xプログラムにおいて、この自律凧型空中風力発電システムに取り組むようです。どんな形で、どんな点に着目して取り組みが行われるのか楽しみです。
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福島県沖2MW浮体式洋上風力発電機、10月稼動に向けて準備が進んでいます-----ソフトエネルギー、2013/06/26

 海の上にプカプカ浮かぶ浮体式洋上風力発電。福島沖での本格実証実験がスタートしています。着床式の洋上風力発電の開発、技術では欧州勢に一回り以上の経験と技術の差を空けられた感じがあります。たとえば、世界最大規模のイギリスのロンドンアレイ洋上風力発電所の規模は、第一段階の工事が終わった時点で、シーメンスの3.6MW風力発電機が175基という構成で、合計の設備容量は630MWに達します。

世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイ洋上風力発電所、本格稼動開始!-----ソフトエネルギー、2013/04/16

 そして、こうした大型の洋上風力発電所は、世界中で作られています。(*1) こうした巨大な風力発電所を建設し、商用電線網に収容していく技術は、日本にはまだありません。
 日本でも着床式の風力発電施設が建設されていくようになります。欧州を中心とした技術を学んでいく行程がようやくはじまろうとしています。

 一方、浮体式の場合は、世界的にも歴史が浅く、大型のものも作られているものの、本格的な普及と開発はこれからです。実際の海で最初に浮体式の風力発電システムがテストされたのは、2007年。南イタリアの海岸から21.3km沖合いの水深113mの場所ところで、オランダのBlue H Group Technologies社が実施(*2)したものです。その後各国で研究開発が続けられています。(*3)

 国内では、2012年6月、五島沖の浮体式風力発電実証試験の第一段階100kW基によるテストが開始されました。(*4)
 福島沖でこれから始まる浮体式洋上風力発電は、今回の2MWに続き、7MW機も建設されることが決まっています。この段階で、日本は浮体式のプロジェクトとしては世界をリードできる体制が整ったことになります。
 強力なライバルは、まずは着床式で多大な経験を積んできた欧州勢。そして、ほぼ同時期に開発を進める、アメリカかです。アメリカでは、2017年に6MW機2機の浮体式風力発電機の稼動を目指しているニューイングランドのAqua Ventus I 計画の前段階のテストとして八分の一スケールの実験機のテストが開始されました。(*5)

 経験とコスト的な問題を考えると洋上風車の量産技術をもつ欧州の力を借りて、海洋国日本の技術の水を集めて、この新しい事業に取り組むことを、世界の開発のスピード感をもって進めることができれば、日本が生きる道がありそうです。


関連情報
*1 Wikipedia : List of offshore wind farms

*2 オランダのBlue H Group Technologies 、2008年に世界初のフローティング(浮体式)風力発電機を洋上実験-----ソフトエネルギー、2011/08/30

*3 浮体式洋上風力発電 Floating Wind Turbine 再生可能エネルギーまめ知識(Naverまとめ利用)

*4 京大、戸田建設ら、環境省の五島沖の浮体式風力発電実証試験の第一段階100kW基によるテストを開始-----ソフトエネルギー、2012/06/14

*5 メイン大学 University of Maine、アメリカ初の1/8スケールの浮体式洋上風力発電機 VolturnUS 1:8 を実証稼動-----ソフトエネルギー、2013/06/14
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IBMラボ、アースデイにCPV+太陽熱利用で80%効率の太陽エネルギー利用装置を発表-----ソフトエネルギー、2013/06/25

 むかしから、太陽電池で電気を発電し、同じパネルで熱利用ができるソーラーシステムは、合理的なのではないかという議論があります。しかし、光のエネルギーを電気に直接変換するデバイスである太陽電池は、実は熱い環境だと発電効率が落ちてしまいます。しかももし熱をうまく利用できたとしても、太陽熱温水器程度の低品位のお湯を得ることがせいぜいなので、意外と使えないということがありました。

 今回IBMのラボとスイスの大学の研究グループが開発したシステムは、集光型の太陽光発電システムとその冷却システムを積極的に利用しようという代物です。太陽電池は、高効率の三接合型の太陽電池で素子の大きさは、たった1平方センチです。発電効率が十数パーセントの通常の太陽電池ならば、1平方センチのサイズでは、0.0125Wp程度の発電しかできないサイズです。しかしこのIBMのラボらが開発したシステムでは、皿型の集光器を使って光を集めることで、50Wpもの発電が可能だということです。実に4000倍のシステムなのです。
 しかし、問題は熱の処理です。いくら熱に強い太陽電池を利用しているとはいえ、一定の温度に冷却装置を使って下げる必要があるのです。そして、今回使われたのはIBMのスーパーコンピューターに使われている冷却装置です。その特殊な冷却装置を利用することで、熱の利用へ道が拓かれることになることが期待されています。太陽電池だけなら、30%の変換効率。それに熱利用の50%を加えることで、なんと太陽のエネルギーを80%有効利用できるという夢のシステムがお披露目されたということです。

 一つの夢の技術の種蒔きがまたひとつ!


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日立アドバンストデジタル、産総研の電力線通信技術を利用した個別太陽電池監視システムを開発-----ソフトエネルギー、2013/06/24

 日立アドバンスデジタルの最新型の太陽電池監視システムは、これまでの複数のグループ毎に発電状況をモニターする方式から、一枚一枚の太陽電池の状態を知ることができるシステムに進化したということです。しかも、配線たる直流電力線を利用することで、モニターに必要な別に必要だった通信用ケーブルを不要にできる技術が使われています。

 これからの太陽光発電では、発電状態と万が一の故障などの不具合への対応力も大事ですから、期待の技術ですね。

 ここのところ、太陽光発電の話題が多いです。
 導入量では、圧倒的な太陽光発電、計画から発電までの時間が短く、日射量さえ確保できれば、未利用な土地を活用できる太陽光発電のスタートアップ対応力が、今のところ効いています。