NYレコーディング滞在記 ディレクション | My Ordinary Days -Jazzsinger Chinami Kaminishi

My Ordinary Days -Jazzsinger Chinami Kaminishi

ジャズシンガー 上西千波の毎日♪

口ずさむように歌うように、毎日楽しく暮らしています。皆さん、どうぞごゆっくり♪

公式Web Site  http://www.chinamikaminishi.com/
上記からもお入り頂けます♪

サウンドプロデューサーであるロニーさんは、とても厳しい。

レコーディング3日目は、私に対するロニーさんからのディレクションが入ります。

 

ジャズは深い・・。何度同じ曲を歌っても、完成するということはない。

ベーシックな所で躓くと、すぐに出来るようにはなかなかならない。

 

でも、ダメ出しは一切無い。あくまでも、より良くするための作業で常に前を向いている。

 

 

チャンスは、1回、2回。

とても辛かった。

 

というのが本音で、1回でどうして出来ない。。と頭を悩ませ、自分に足りない事が沢山ある事が恥ずかしく、段々追い込まれて行きました。

冷静に後で考えると、要求されているのはグラミー獲得のアーティストにアドバイスをしている人なので、それなりの出来を求められるのは当たり前。後から本当に勉強になった事がよく分かりました。

 

ロニーさんは言いました。

「10年前よりも、もっと厳しい事を言っている。」

 

私も最後までがんばった。

 

 

予定の時間をオーバーして、やっと終わる時間になった時には、私はエネルギーを使い切ってフラフラでした。(人には気が付かれないように。顔で笑って心で泣いて、という状況です。)

 

でも、みんなが分かってくれていて、トニーさんは終始明るく、小田桐くんはそばで励ましてくれ、ロニーさんはよく頑張った、という感じでハグしてくれました。

 

で、そこまではいいのですが

いきなり何をされるのかと思いきや、”高い高ーい”までされて、みんなに爆笑された私でした。あんぐりうさぎ

 

・・・・・・。

 

ロニーさんは、とても優しい人です。笑

 

 

そしてこの作業は、アルバムのクオリティを格段に上げてくれていました。

 

世界のトップ。

揺るぎがない。だからこそ、研ぎ澄まされている。

 

ずーーっと上だけど、そこを見つめて頑張りたいと心から思いました。