露版スウィーニー・トッドAct1.01「善人たち(乞食のコーラス)」 | Эта музыка будет вечной - この歌は永遠に続く

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大好きなロシアのロックを毎日せっせと訳しています。リクエストも受け付けますので歌詞を知りたいロシア語曲がありましたらお気軽に!

サンクトバンドКороль и Шут(カロ―リ・イ・シュート)のプロジェクト、
露版スウィーニー・トッドのロックオペラ「TODD」は
ボーカルのガルショーク主演で舞台化も予定されておりまして、
「舞台版ラベットのキャスティング誰だと思う?」
「Слотのnookieよくね?」という会話をロシア人がネットで交わしているのを見かけましたが、
プロのミュージシャン起用かと思いきや公募でオーディションやってました。

photo:01

態度悪いぞガルショーク!(テーブル右端)

ここからロシアの音楽界に颯爽と出現する新たなる才能もあるのでしょう。期待大。
個人的にはnookie嬢のラベットたまんねーなぁぜひお願いしますよはあはあって感じでしたが。
(露版トッドのラベットの年齢設定はバートン映画よりも若くて20代半ば。)

みんな大好きСлот。(当ブログの検索ワードの上位。)


誰かКиШでも検索してよ。おっと本音が。


既に二曲歌詞対訳付きで紹介済みの「TODD」ですが、
やっぱり一曲目から順番に紹介していったほうがより楽しめるかと思いますので、
「Акт 1. «Праздник Крови»(Act 1. 血の祝日)」のオープニングナンバー行っときましょう。


Добрые Люди (Хор нищих)/善人たち(乞食のコーラス)

語り手:
霧に包まれたその街は、あたかも死装束をまとうかのようだった。
狂気と悪徳、欺瞞が蔓延り、悪意に蝕まれた陰気な貧民窟である。
夜ともなれば闇が翼を広げて街を覆い尽くすのだ。
眼窩にも似た窓から鴉のような夜が家々を覗き込む。
どこもかしこも真っ黒で、影の群れと鉛色のテムズ川ばかり。
甦った死人よりもこの街は恐怖を掻き立てる。
豪奢な館にすら永遠の冷気と腐敗が宿り、ビック・ベンが死者のために弔いの鐘を鳴らす。
ロンドンを訪れたことはありますか、サー?
至るところが灰色のこの街を……。


乞食のコーラス:
我らのこのはかない世界は想像の産物
光と安らぎの王国となるべく作られた
そのようになるべきではあるけれども
そんな世界が一体どこに存在するのか

誰もが魂に唾を吐きかけられて
功績も運命も逃れるすべはない
強奪され 殺害され
中傷され 非難される

(繰り返し)
 善良なる人々よ
 善意でもって我らの世界を受け入れたまえ

与えられない 容赦もない
棺の上に土を撒かれもしない
お互いにお互いを貪り合うのだ
歯形だらけの骨を噛み砕きながら

父親は実の息子を喰らい
創造主は自らを食い尽くす
死者たちは善意のまなざしで
この世界を見守っている


語り手:
この魂をも凍りつかせる事件は、ちょうど150年前に起こった。
あるいはそれよりも前の出来事か、あとだったのか。
いずれにせよ今日まで人々の想像力を掻き乱し、
その血は時として灰色のロンドンの舗石に浸み出してくるのである。

Этот город завернут, как в саванн, в туман
И царит в нём безумие, порок и обман.
Город мрачных трущоб, весь изглоданный злом,
По ночам его мгла накрывает крылом.
И в глазницы домов смотрит ночь, словно ворон,
Этот город безукоризнено черен.
Только толпы теней, только Темзы свинец,
Этот город страшней, чем оживший мертвец.
И в роскошных дворцах вечный холод и тлен,
И часы мертвецам отбивает Биг Бен.
Вы не бывали в Лондоне, сэр?
Этот город безукоризнено сер.

ХОР НИЩИХ:
Наш бренный мир задуман Им
Как царство света и покоя.
Наш мир и должен быть таким,
Но где вы видели такое?

Любому в душу наплюют,
Не пощадив заслуг и судеб,
Тут и ограбят, и убьют,
И оболгут, и обессудят.

Люди, добрые люди,
Пусть наш мир добром,
Добром прибудет!

Не подадут, не пощадят,
На гроб земли не бросят горсти,
Друг друга поедом едят,
Хрустя, обгладывают кости,

Своих детей едят отцы,
Творцы себя съедают сами.
По свету бродят мертвецы
С такими добрыми глазами.

Люди, добрые люди,
Пусть наш мир добром,
Добром прибудет!


Эта леденящая душу история произошла ровно 150 лет назад, или раньше, или позже, но до сих пор она будоражит воображение и кровь её нет-нет да и проступит на серых лондонских мостовых.


いくらなんぼでも舞台に行けない腹いせに、
歌詞全訳してTODD特設サイトを作ってやりたいくらいなんだが
そこまでしてもこの日本じゃ需要はほぼないんでしょうね……めげるな私。


仕組みよくわかんないけど参加してみる。
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