相棒16元日SP『サクラ』&超幅広の…! | 脚本家/小説家・太田愛のブログ

予告編が流れましたので、そろそろお知らせしてもよい頃かと。

来年の相棒16 元日スペシャル『サクラ』の脚本を担当しました。

 

今回のお話は、第3話『銀婚式』のオーソドックスなミステリーとはガラリと趣を変え、クリスマスで賑わうイベント会場での発砲事件を発端としたサスペンスです。銃撃犯は逃走、だが現場に残された銃弾から、警視庁を震撼させる事実が発覚し……と、こんな感じで始まります。

 

撮影が先日、終わったばかりで、書いた本人もさきほどの予告編で初めて映像を見たところ。本編が観られるのを心待ちにしています。

 

ゲストには、ベテランの鶴見辰吾さんや梶原善さん、若々しさのはじける健太郎さんや小原唯和さんらに加えて、篠井英介さん、林泰文さんなど劇場版Ⅳから続けて参加して下さった方々もいらっしゃいます。もちろん、右京さん、亘さんをはじめとするレギュラー陣、甲斐さん、衣笠副総監、美しい社課長らのセミレギュラー陣も勢ぞろい。2018年元日夜9時から、怒涛のノンストップサスペンスをお楽しみください。

 

一方、小説の方ですが、おかげさまで今年、文庫になった『犯罪者』『幻夏』は、それぞれ8刷、5刷が決まりました。それを機にカドカワのスタッフのみなさんが驚愕の「帯」を作ってくださいました。

これ、なんと『犯罪者』の新しい帯を上下巻並べたものです。型破りのサイズで、文庫本をまるごとグルッと覆う超幅広。そして、全面に書店員の方々が寄せて下さった手書きのコメントが掲載されています。

さらに、『幻夏』の新帯がこれ↓

 

熱いメッセージを下さったみなさま、ありがとうございました。

 

年末の書籍ランキング発表も始まり、今年2月に出版した『天上の葦』が宝島社「このミス」で18位、週刊文春「ミステリーベスト10」で19位、ダヴィンチ「BOOK OF THE YEAR」でオールジャンルの小説ランキング50で33位に選ばれました。作品に心を動かして下さった方々の確かな存在を実感し、書き上げてよかったとあらためて思っています。

 

さらに、本日発表の「さわベス2018」では『天上の葦』を書籍部門8位に選んでいただきました。「さわベス」とは、あの「文庫X」を生んだ盛岡の老舗書店チェーンさわや書店のみなさんが、来年1年間推したい書籍を選ぶ、本への愛にあふれるベストテン。来年1年間!嬉しいです。

そして、元日SPの予告編が流れた今日、『犯罪者』上巻がAmazonの角川文庫ほしい物ランキング1位となり、縁起がいいと喜んでいます。→こちら