変わった構造で困りました・・・ | 茨城県の中古車販売店ヴィークルストーリー

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マニュアルミッションのシフトノブ
なんかガタがあるなって感じて交換しようと思ったら、壊れちゃいました。

スズキ・スイフトスポーツの初期型
変わった構造をしているんです。

マニュアルのシフトノブって、一般的には単純な構造。
ミッションから出てきたシャフトにねじが切ってあって、シフトノブを固定しているだけ。



一部のスズキ車は違うんですね。
シャフトに回り防止の加工がしてあって、装着時にはまっすぐ差し込むらしい。

外すことは無いという前提なのか?
外からでは構造が分からないので、余計な力をかけると中のプラスチックが割れちゃいます。





さらに厄介なのが割れる部品は単体で売ってない!
シフトノブを買っても付いてこないんです!

どうやら、ミッション側から出てくるシャフトとセットになっているみたい。


ただのプラスチック製の筒、どーして出ないんだーー!

ディーラー、スズキのモータースポーツ部門(?)のモンスターなどへ聞きまくっても結局分からず。

お客さんはせっかくなら違うシフトノブをと、モンスター製を買いました。

もちろん、ここにも付いて来ません。
スカスカ・・・


仕方がないので、間に入る部品を作っちゃうことにしました。
私、過去に10年近く機械関係の仕事に就いていたので、こういう事も知っています。

地元の機械加工屋さんへ依頼、材質などをいっしょに検討して、寸法を決めていきます。
0.1mm単位まで詰めて何個か試作。



キレイにハマりました。

ひと月近く悩んだけど、上手くまとまってよかった。

生きてきた中でのいろんな経験、こういう時に役立ちます。
お客さま、喜んでもらえました。

よかったよかったー!


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