絶対的な法則が世の中にはある。

地球上に生きている生き物にとっての「絶対」

それは、

「重力」にさらされること。


これから逃れて

「地球上」に生きることはできない。

・・・うーん、そうでもない

深海の魚やなんかもいるけど、

普通に、生きている人間にとって

「重力」は避けて通れない。


赤ちゃんは

羊水という水の中から、

重力にさらされている地上へと

出てくる。


水の中にいるときからの

体の重さの感覚の違いは

6倍になる。


体重50キロの人だったら、

300キロにいきなり

なってしまうようなもの。


動けるわけがない。

「重力」にやられて

地面に這いつくばって、身動きが取れない。

そういう生き物として

私たちは生まれてくる。



そして、だんだんと「重力」という偉大な力の元で

どう動き回れば

楽に動けるか

そして、獲物をとって

移動するためには

どうするのが最も

楽で効率的かを

体は学習してきて

ようやく

立って歩くことになる。


肩が痛いのも

首が前に出るのも

お腹がたるむのも

膝が痛くなるのも


ほぼ、

重力に「負けた」からだの使い方に

なっているから。


「重力」に負けるということは

最後には

地面に押し付けられるということ。


自分で自分の体を支えられなくなること。

立っていられなくて、その場に座り込んでしまうこと。

自分で動き回れなくなること。



便利な生活をしていると

「重力」ですら、

大きな力とは感じなくなる。



・・・・が、その大きな力は必ずかかっている。

自分の体に。


「重力」から逃げられないなら

動きたいなら

自分の足で立ちたいなら

「重力」とうまく付き合える

体を維持する必要がある。

地球に生きるなら

例外なしに。