演奏会を終えて@sachiko | 蒲郡フィルハーモニー ヴァイオリンのページ(別館)

演奏会を終えて@sachiko

演奏会お疲れ様でした!!
ココに書きたいことはいっぱいあるのですが、3月までとっておきたいコトもあるので演奏会のことだけ書かせてただきます。

2回目の2ndトップを任せていただいてありがとうございました。
カルミナのヴァイオリン会議のとき、『1stのトップサイドか2ndのトップかやりたい方を選んでいい』という贅沢な選択肢をいただきました。
そのときから、このカルミナ・ブラーナの演奏会が私にとって蒲フィルで最後の演奏会になるかもしれないことは考えていたので、最後に蒲フィルでの5年間のしめくくりにどうしたいか、どちらも魅力的でたくさん悩みました。
ブラームスの定期演奏会が終わったとき、たくさんの課題をみつけ、見えたものがたくさんあって、オケで弾く事が少しわかって、その喜びに感動して、もっと踏み込んでみたいという気持ちになりました。

ブラームスのときと違って2回目は、何をしなければいけないか、何ができなければいけないか、自分がどうしたいか、自分がどう弾きたいか、気持ちとしてはあってもそれが追いついていかないことばかりでした。それは何もわからないよりも辛かったように思います。
そんな状態だったからブラームスのときよりもっと上手くやりたいと思っていたのに、自分のことで精一杯で、トップなのに助けてもらうばかりで何もできなかった。
そのとき、そのときの練習で精一杯で、後ろのプルトに全然意識を向けられていなかった。
コンマスが変わることで、隣がかわることで影響をうけて、今どうするのがベストかという判断をすることができなかった。
練習のたびに何か消化不良の不安が残ってました。

気持ちがかわったのは、トラ日の練習のとき。
バラバラだなぁ・・・って思っていたら、エキストラさんに、
『ここはもうちょっとザッツだしてほしい』って言われたこと。
『さっちゃんに合わせるよ』って言ってもらったことでした。
ヴァイオリンを弾く技術以上に自分に足りていなかったものを自覚しました。

この演奏会を終えて得たものは『感謝の気持ち』でした。
頼りない未熟なトップでも一緒に楽しんでくれたパートの仲間への感謝の気持ち。
影でいつも私のことを心配してくれて、いつでも手をさしのべる準備をしてくれていた先生への感謝の気持ち。
トップ奏者の先輩としてアドバイスをくれて、がっかりさせてばかりでもちゃんと一緒にアンサンブルをしてくれてた弦トップの方への感謝の気持ち。
こんな私のために一緒に涙をながしてくれた方への感謝の気持ち。
オケで弾くのに必要なことをたくさん教えてくれて、練習のたびにモチベーションをあげてくれて、最後まで2ndのトップをやり遂げさせてくれてた先生への感謝の気持ち。
演奏面だけでなく、『合わせるから大丈夫』と気持ちの面でも支えてくれたエキストラさんへの感謝の気持ち。
たくさん練習に参加してくれて、熱心に弾き方を質問してくれてエキストラさんへの感謝の気持ち。
最後に思い出に残るものを作ってあげたいと言ってくれた方への感謝の気持ち。
最後にほめてくれて、トラで来てよと言ってくれた先生への感謝の気持ち。
sachikoのことが大好きだといつも言ってくれる方への感謝の気持ち。
さっちゃんばかりに弾かせてちゃ可愛そうとかばってくれた方への感謝の気持ち。
さっちゃん今までお疲れ様と手をだしてくれた方への感謝の気持ち。

書ききれないほどの思い出ができた演奏会でした。
オケのこととか、音楽のこととか、ヴァイオリンのこととかではないところが突っ込みどころだけれど。(笑)
人生に永遠の幸せなんてなくて、自分の力で乗り越えていくしかないと思っていたのに、ますます蒲フィルのことが大好きになりました(*゜▽゜ノノ゛☆