～ヌブールの村～
今年もやって来た
金魚婚活委員会会長オルモー
自家製花火をエサにして
暇人達をこき使う クサレモニ汚
ひなり
「噂で聞いたんだけど、今年の花火は一味違うんだって？」
オルモー
「そうなんですよー
今年の花火はとても美しく綺麗な仕上がりです
汚れたあんたの心も綺麗に浄化してくれますよ～」
ひなり
「あたしゃいつもの打ち上げ花火が良いんだけどなー
まぁ暇だし、今年も何匹か釣ってきてあげるよ」
オルモー
「グッと来るやつ、お願いね！」
ひなり
「さて・・・ 緑色が大好きな酒場のおねーちゃん から聞いた穴場にとーちゃくっ
早速釣りますかぁ」
ひなり
「むきっ！
釣りの 腕前ゼロ じゃ、やっぱり大変だなぁ・・・」
ひなり
「また逃げられた・・・」
イカサマ
「がんばってください！ご主人様！」
ひなり
「むきーっ！
連続でエサがどっか飛んでくとかどんだけっ！？
金魚にエサ撒いてるだけじゃないっ！」
イカサマ
「そういう事もありますよー
何事も、何度もチャレンジして上達するじゃないですか」
ひなり
「・・・」
イカサマ
「さっ！頑張りましょう！」
ひなり
「イカサマ・・・あんた、行け」
イカサマ
「・・・はい？」
ひなり
「この池の金魚を全部取って来るんだ！
逝って来い大霊界！」
イカサマ
「うわっ！この人また無茶ぶりしてきたよ！」
ひなり
「大丈夫！イケル！
魚だよ？活魚だよ？新鮮だよ？ 」
イカサマ
「わかりましたよ～いきますよ～
行かなきゃ、どうせ蹴飛ばすんでしょ～」
ひなり
「わかってんじゃない
さすが私の手足」
イカサマ
「あははははははははははははは
ほら～逃げないと捕まえちゃうよ～？
食ーべちゃーうぞ～？
あはははははははは」
イカサマ
「ひゃっほー！
金魚っ！んまっ！
この金魚、ちょーんまっ！」
ひなり
「あははー、良かったねー
あんた、そんなキャラだったっけー
金魚を食べろなんて言ってないと思うんだけどなー
後で溶鉱炉の上で乾かしてあげるねー」
ダロン
（なんでここに来るヤツラは、ああいう変なやつばかりなんだろう・・・）
という事があったとか、なかったとか
１００用意したエサで、３５匹の金魚を釣り上げる事ができました ｽｸﾅｯ
オルモーの言うイケテル金魚は、残念ながらその中にはなく
線香花火を３５個貰いました
ひなり
「綺麗だねー、線香花火
たまにはこういうのも良いねー」
イカサマ
「ほんとー、いいですねー
イキタサカナモイケマスネー」
ベンフレッド
「とても綺麗で大変よろしいのですが
お店のカウンターの上は止めてもらえますか？
仕事の邪魔です」
>゜))彡～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～