中小企業診断士2次試験まで残り実質3日になりました。ここまで来ると、新しい事項よりも今まで積み重ねてきた知識・ノウハウをどれだけ確固たるものにできるかが最後のテーマになるんだと思います。
今日は、テクニカルな話ではなく、私が合格できた最大要因『絶対諦めない』ということについて記述したいと思います
私は3年前に幸い合格できたのですが、その過程はまさに反面教師そのものでした。2次試験の学習を開始したのは1次試験合格発表後。自己採点ではぎりぎり1次試験合格という結果でしたが、ある科目が足切りのボーダーライン上にあったことから意識過剰となり、合格発表があるまで落ち着いて対応ができず、学習に取り組めませんでした
合格発表後には心機一転して本気で取り組むつもりでしたが、『2次試験の高い壁』にどうしていいか分からず、その年度の受験を断念⇒翌年きちんと受験しようと考えたりもしました。しかし、難関な試験である2次試験の受験機会をなくなく喪失⇒不戦敗して良いのかという疑問にある意味屈する格好で、何とか受験にこぎつけました。その後、改心して学習に取り組みましたが、業務が多忙なことに加え、本試験まで1週間を切ったところで胆嚢炎を発症。本試験2日前には風邪を拗らし高熱を発症。これらの要因も相まって大幅に予定の変更を余儀なくされ、2次試験の実質学習時間92時間、取組事例数わずか14。さらに、本試験当日も熟が下がらず体調不良そのもので2次試験を迎えました。正直、これだけ悪い条件が揃った受験生はあまり居ないと思いますですから、厳しい状況にいらっしゃる受験生の方は私の様を見て、プラス思考で挑戦して下さい
本試験でも事例Ⅰでは意識が朦朧としていました(でも、周囲を気にする余裕すらなく、解答をまとめるには体力的に相当辛かったのですが、それをやるのが精一杯という意味では集中できました)。ところが事例Ⅱで少し体調回復の兆しが見え、昼食後の事例Ⅲでは本調子に近かったと思います。今でも、あの時の急激な回復は不思議なくらいです。そして、何とかかんとかバトンをつないで迎えた事例Ⅳ。合格の色気が垣間見えていましたが、確信的に解答できる箇所があまりにも僅少なことによる焦りから、一時期は頭が真っ白になったりしました。最終的には気持ちを切り替えて対応できましたが、不合格を確信していました(まあ、そんなに甘いもんじゃね~よなと帰途で何度も口走っている自分がいました)。
でも、その思いとは裏腹に合格することができました申し上げたいことは、直前期であろうと本試験当日または最中であろうと『絶対諦めてはいけない』ということです。どなたも頭では分かってらっしやることです。しかし、窮地に陥ったり、厳しい状況に追い込まれた時にこそ、同じことができるかを自問自答していただきたいと思います。少なくともその質問に対しては『確信』をもって本試験にのぞんでいただきたいと思います。
『絶対諦めない』という意志を強固とするために次のことを意識しましょう
◆自分自身以外のこと
・ご自身を応援してくれた家族や友人、会社の上司・同僚などの思い
・お世話になった講師や先輩、受験生仲間に対する報い
◆自分自身のこと
・学習を開始した経緯と初志
・当初~現在にかけて描いている合格後のビジョン
もはや自分1人の話ではありません。様々かつ多くの方々の応援・支援を経て試験会場に向かい、そして受験できることに対する感謝の念を具備し、そしてその念があるが故に諦められないという強い意志でのぞんでいただきたいと思います。本試験では、事例Ⅳ終了の合図が鳴るまで初志を忘却したり希薄にしないで下さい。お願いします。
改めて、これまでの学習期間お疲れ様でしたゴールはもう目の前です。でも、油断せずに最後まで気を引き締めて、頑張って下さい。合格後には素晴らしい中小企業診断士の世界が待っています
最後に、あまり好ましくない現実を述べておきたいと思います。ご存知のとおり、2次試験は1次試験と違ってある一定ラインを超えれば合格という類の試験ではなく、上位概ね15~20%までを合格者とする競争試験です。受験生の能力は、一部の方を除いて大差はないと思います。合格を手にできるか否かは紙一重だと思います。ですから、諦めずにどれだけ「合格」への執念を燃やせるか、また、ピンチを迎えても冷静に判断して、自身が持っている最大限の力をどう発揮するか、これらが合格の分かれ目になると確信します。後悔しないように精一杯頑張って来てください。健闘を祈っています吉報を待っています
今まで私のつたない文章にお付き合いいただき有難うございました最近はそもそも全く更新できていなかったことを考えると引退していたも同然ですが、本記事を最終回にしたいと思います。本当に今まで有難うございました
最後までご覧いただき有難うございました
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