11月定例会を振り返る(その2) | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 11月定例会では32人の市議のうち26名が「一般質問」に登壇した。正副議長を除けば、9割近い議員が一般質問の権限を行使したわけで、これも議会基本条例が制定され5年が経過し、富士市議会が活性化していることを示している証左だと思う。


 (実は9月議会の後、富士市議会の一般質問に対する批判の声が新聞紙上に掲載された。「時間を使いすぎる」「数字の確認に終始」「同じ答弁を繰り返し要求」といったもの)

 今回は、富士市の国民保険料が他の自治体よりも安いこと、それも毎年一般会計から10億円近く繰り出していることにも起因することを上げ、こうした施策は続けてほしいと主張をさせていただいた。(もっとも国保の運営主体は平成30年度から県へと移管される医療保険改革法案が可決されている。それ以降はこうした自治体間格差は無くなることが予想される)
  
 そして来年4月施行の障害者差別解消法の準備状況について聞いた。
 これは「いま就学児検診が行われているんだけれども、どうもうちの子は差別されているんじゃないだろうか」という親御さんからの通報をうけてのもので、そうした扱いは来年4月以降は禁止されますよね・・・と婉曲に伺ってみた。(なかなか個別の事例については踏み込みづらい)

 障害者権利条約を批准した日本には「医学モデル」から「社会モデル」への転換が求められている。

 障害を個人の問題と捉え、障害者をかわいそうな人たちと考え、せめて「障がい者」「障碍者」と呼んであげましょう…というのが従来の「医学モデル」で、 一方、障害があるのは自分たちの社会のほうだと捉え、インクルーシブな社会を目指すのが「社会モデル」だというような違いがある。
 
 富士市の教育制度改革によって新たに選ばれた山田教育長にも所信を問うことが出来た。今後もこうした意見交換は続けていきたい。

 市内の中学校におけるイジメの情報なども寄せられている。個別の案件に議会が踏み込むことは今後も憚られるだろうが、相談者には親身になって対応したい。2年前には痛ましい事件もあった。忘れてはならないと肝に銘じたい。

富士市議会議員 鈴木こうじ