皆様こんにちわ。

 

 

中野です。

 

 

 

 

 

昨日、

 

 

知人より、

 

 

『靴は流○センターとかで売ってる1500円の靴で十分でしょ!』

 

 

 

という言葉を頂戴しました。

 

 

 

 

 

 

正直、靴に拘らなかったから生きていけないって訳ではないので言っている事は間違いではないです。

 

 

 

 

そういう人に、どうやって分かってもらおうかと考えていたのですが、

 

 

 

 

 

 

その知人の、普段の服装のスタイルが完全に⇓⇓⇓

 

 

 

たぶんどう言っても理解はしてもらえないだろうという結論に達したのでやめておきました。

 

 

 

 

 

 

 

でもですよ?

 

 

よく見て下さい。

 

 

 

 

 

そう!

 

 

彼、実は完全に今若者を中心に巷で人気の

 

 

『ハイウエスト&タックイン』

 

 

のスタイルを取り入れていたんです!!!

 

 

 

 

見ようによっては、

 

 

 

 

こんな女の子にも人気のカジュアルチックにも、

 

 

 

 

 

こんなに爽やかスタイルにもなるんです!!!!!

 

 

 

 

 

どうです???

 

 

違和感ないでしょ???

 

 

 

 

 

 

 

実は、

 

 

彼は僕に今どきのスタイルに敏感である事を隠す為に、

 

 

あえて靴についてそのような事を言ったのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

気付くのが遅かった・・・・・・・・

 

 

 

次回会った際は、

 

 

ハイウエストのコツなんかも絞り出してみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、僕の性格の悪さが垣間見えたところで。

 

 

 

本日のご紹介は

 

 

 

ズバリ 

 

 

『スエード』

 

 

素材についてです。

 

 

 

 

 

先日晴れて再入荷を果たした、

 

 

 

SWL OB8593H ホーウィン社”カリコスエード”プレーンMIDブーツ。

 

 

 

そもそも、

 

 

この『スエード』っていったい何者???

 

 

 

という声が意外と多かったのですが答えは簡単。

 

 

 

『革の表裏がある内の”裏面”』です。

 

 

もう少し掘り下げると

 

 

スエードとは、牛や山羊、羊などの皮革の裏側(肉面)をやすりやサンドペーパーでバフがけして細かく起毛加工したものをいいます。
英語では “suede” と書き、

 

スウェーデン発祥の加工技術であることが由来です。

 

「ガーント・ドゥ・スウェード(スウェード製の手袋)」と呼ばれるスウェーデンで考案された加工、技法を使った手袋がフランスで流行し、そこからスウェーデンに関連付けて「スウェード」と呼ばれるようになったそうです。

なので、「スウェード」という言葉自体はフランス語です。

 

 

 

スウェーデン・・・

 

スウェーデ・・・

 

スエード。

 

 

みたいな。

 

 

由来って意外と単純だったりもします。

 

 

 

 

このスエードの持つメリットは、

 

”起毛がかっている事で、キズが目立ちづらい”という点が一番有力です。

 

 

 

あとは僕の憶測からすると、

 

表面に、鞣す時点で傷がついていた皮革(目立っちゃいますからね・・・)を、

 

裏面を使用する事でロスを減らしていた、というのもあるのではないかと。

 

 

発祥の起源はさまざまなので、

 

 

本当の意味での正解はなかなかたどり着けません・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。

 

 

この手の素材に割と詳しい方なら一度は疑問に思う事。

 

 

それは

 

 

『スエード』

 

 

『ラフアウト』

 

 

の呼び方の違い。。。

 

 

呼び方の違いと思いや実はちゃんとおのおのに意味があるのです!

 

 

 

まずはスエード。

 

 

スウェードはまず革の裏側を起毛させた後に、

 

””短く毛足を均一に整えた””

 

もので、毛足が短く柔らかいものほど上質と言われています。

 

主に、繊細な造りが必要とされるドレスシューズなどの”紳士靴”に用いられる事が多いです。

 

 

 

こちらはBROTHER BRIDGE さまの”ADISON”です。

 

ね。

 

 

ドレスシューズに合う”毛足の短さ”。

 

 

紳士靴の醍醐味は何と言っても”綺麗かどうか”ですからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一方のラフアウトは真逆。

 

ラフアウトは革の裏を起毛させただけで、毛足は均一には整えていません。

よって、その上での線引きが

 

””毛足の長さ・バラつき””

 

になります。

 

 

 

僕がよくこのラフアウトを目にするのは

 

pt83やpt91時代のRED WING、

 

そしてWESCOやVIBERG、WHITE'Sなどのワークブーツによく用いられてます。

 

 

 

 

 

 

この毛羽立ち、分かりますかね???

 

ワークブーツにおいては、

 

このラフアウトの中でも毛足が長くゴワゴワしている個体が、確かに”良い”と言われてますし、

 

何よりも無骨さを更に足してくれる大きな要素なので、

 

僕も毛足の長い個体ばかり目がいってしまします。

 

 

ただし、

 

毛足が長い=頑丈

 

という訳ではないのでご注意を。

 

皮革は何よりも『厚さ』が頑丈さの要ですので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、

 

先日入荷したホーウィン社のカリコスエードは一体どちらの部類に入るのか???

 

 

 

答えは後者の”ラフアウト”です。

 

 

 

 

 

 

分かりますか?この毛羽立ち!!!

 

 

先程のADISONと並べると更に差がはっきりと。

 

 

 

 

 

なので、

 

実はSWLで謳っている『カリコスエード』は

 

『カリコラフアウト』

 

でもあるのです。

 

細かく見ると面倒くさいですよね。(笑)

 

ただなぜSWLがスエードと言っているのかというと、

 

理由は単純。

 

 

『名前の知名度』

 

です。

 

 

毛足が長くてもスエードである事に変わりはないので、

 

より広い範囲の方に浸透するように、

 

知名度のある”スエード”と称してます。

 

 

 

 

 

 

 

 同じような素材でも、

 

ちょっとした1工程をするかしないかでここまで表情が変わるのが面白い。

 

 

 

 

 

こういったプチ知識を頭の隅に置いておくだけで、

 

 

ブーツライフが2倍も3倍も楽しめるのも事実。

 

 

特に、

 

他のブランドさんのブーツを見に行った時なんかに

 

『おっ!ここはドレスシューズなのに毛足が長い・・・と言う事は、デザイナーの人、ワークブーツも好きだな・・・』

 

とか。

 

 

ただの見た目だけではなく”背景”も感じるながら見る事が出来るので、

 

 

良かったら今日の記事を頭の隅にでも入れておいてあげて下さい。

 

 

 

 

 

 

何か、今日の記事は書いている僕が一番楽しんじゃってたかもしれません(笑)

 

 

また、RED WINGのpt91の8268のべらぼうに毛足が長くてベルトの位置がめちゃめちゃ低い個体さがしてみようかな・・・・・・

 

 

なーんて。

 

 

 

ブーツはやっぱり楽しいです!

 

 

皆さんも、このブーツライフをより良いモノにする為に、

 

色々調べたりして色々な角度からブーツを見てあげて下さい!!!

 

 

 

 

”ラフアウト”も”スエード”も今でしたらTOOLS店頭に御座いますので、

 

 

是非とも凝視しにいらして下さい!

 

 

 

 

 

それでは、今宵もお待ちしております!!!!!

 

 

 

 

B級グルメ中野。