「これからの世界」で働く君たちへ　伝説の元アップル・ジャパン社長の40講義＠山元賢治

世界標準の武器を教えよう

伝説の元アップル・ジャパン社長の40講義「これからの世界」で働く君たちへ/ダイヤモンド社: ￥1,575; Amazon.co.jp

『ハイタッチ』など著書も多数、現在は会社経営の他に私塾「山元塾」を
主宰され、まさにグローバルな人材育成にも注力されている
今からの働き方、気になりますねぇ～山元賢治さんの新刊です

この本を読んで、日本企業どっぷりな感じのところに勤めている
私にとって、新鮮であり、そんなスピード感なんだーって体感できたのが
そう、メールのやりとりの素早さ
あの展開、グローバルで活躍されるCEOのスゴさ、経営者の判断力
ひえぇぇぇ～って、私だったらどんな風になっちゃったんだろう

メールを受信するとき、送るときに文章をいろいろ考えますが
そう、前説があって本題に入って結論で「よろしくお願いします」みたいな
そんな流れでビジネスでもメールをしている方が多い気がします
が、グローバルで活躍される人、社長は違う
「これ、何」とか、写真だけが転送されてくるだけ
だから、一瞬は何のことを言っているのだか、重要性も分からない

アップルは、ご存じの通り世界中でビジネスをしているわけで
ひとつひとつの案件に対して時間をかけているほどヒマではなく
とにかく忙しい
で、決断をするときに時間をかければ良い決断ができるとも限らず
事を進めることのほうがよっぽど大事
だから、変な文章とか考えないで、用件だけを送ってくる
だから、受ける側もそこから何を言わんとしているのか考える
そのスピード感、圧倒的な展開の早さ

これぞグローバル

日本では、周りの評価なんぞを気にすることが多いようで
課長が部長に、部長が次長になどなど、社内での人間関係を
重要視するケースが、まだまだ見られるのではないかと感じます
昨今の日本企業の敗退ぶり、物の見事にサラリーマン社長だったり
しますからねぇ～
経営者は職種だって、とある外資系企業の社長を経験された方が
おっしゃっていましたが、いつまでも自分の会社のことばかり考えている
それじゃぁ、世界に勝てるわけがないんですよね

ビジネスに、国境は、関係ない

その最たる元凶が「日本語」ではないでしょうか
簡単に言うと、「日本語」は難しいんですよね
日本に来る外国人は、日本語くらい話せっていう人がいますが
そのうちに、日本とかどこの国とか関係がなくなる気もします
言い換えると、国境がなくなるというイメージ
世界は刻一刻と変化をしていますから、それに合わせるように
時代に自分をピッタリとつけていくように

そのためには世界標準の武器を自分のものに

することは必須ではないかと

あぁ、英語ねぇ～私も、ニガテ

まずは、この本を読んで日本と世界の違いを体感することを
心からオススメしたいですね
日本という殻に閉じこもっているだけでは、何も始まらない
鎖国政策で外国の情報をシャットダウンしてしまった江戸幕府は
黒船が来航して、その後不平等条約を結ばされたように
知らなければ、学ばなければ、相手のいいように使われるだけ
いわば「コモディティ化」の元凶となってしまう